ゆる~く続ける音楽制作のあれこれや昔ばなし

ボケないためのDTM

曲作り

本当にそのフレーズ要るかしら

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大きいお皿に小さく盛るか。どんぶり満々にてんこ盛りするか。どちらもアリと言えばアリ。ナシと言えばナシ

こんにちは。imoimoです。

1、2年前に作った曲を手直ししております。延々とやっております。

現在、後半の間奏を丸ごと差し替えております。

手直しでは、かつて一度は「完成!」と相成ったものを改めて見直しするわけですが、実態としては無駄を削ぎ落とす作業が殆どでして。

トラックの丸ごと削除から始まり、ドラムの手数を減らしたり、ゲートを短くしたり。

エンハンサーを切ったり、リバーブを切ったり。

低域を切ったり、倍音を切ったり。

曲と言うものは意外とスカスカになってしまわないもので、むしろ輪郭のくっきりした音になって参りました。

間奏部分はイチから作り直しなわけですが。

全く経験が活きないと言うか、何というか。今まで色々無駄を見つけては削ってを繰り返して来たにもかかわらず、新しく作り直した部分はパートを重ねて行くに連れて早くもゴテゴテして参りました。最初から無駄のないトラックにして行けばよいのに、そうは問屋が卸さないわけです。挙句の果てにはフレーズ同士がケンカして不協和音が多発中。

世の中「ピーエル」対策とか言って、無駄な出費を削って数字を良くしようとする人はよく居るもので。

ピーエル(PL)

イギリス人によると、Profit & Loss Statementだそうです。「そんえき」じゃダメなのかな。

はたまた試しに家計簿とか点けてみると、次の月はビールを少な目に買ってみたりして。

でもね

ピーエルも、本来はカットしたコストを、新たな収入源開拓に振り向けるのが基本じゃなければ商売を畳むのがベスト(縮小均衡とか言うやつですかね)、て話になっちゃう。家計簿もまぁ同じ話ではないかと。節約するよりは収入増やすことを考えようと。

曲にしても、無駄を削るだけだったら、ベストは「無音」。「お前の曲自体が無駄」て話になりかねません。まぁそうおっしゃらず。

意外とフレーズと言うものにも本質みたいなものがあって、例えば16音あったとしても、ほんとうは7音ぐらいで同じ表現ができてしまったりすることもある様です。

現在問題視している箇所は、ギターリフがピロロロとペンタトニックでフィルイン入れている部分に、一足お先に鳴り始めたシンセがアルペジオで重なっていて。ギターは2本でハモっているものだからぶつかるぶつかる。じゃあそのシンセ、本当にアルペジオでそこまで要るの?と思ってギターが始まる手前までで切ってみたところ…

問題ないぢゃん。

そもそも、シンセのアルペジオ自体が要らないのではないか?と疑惑を持ちましたが、ミュートしてみるとやはり全く要らないわけでもない様でして。それならばギターリフがそんな遊び入れなくても良いのでは?とやってみた所それはそれで緊張感がなくなってしまうのでした。曲そのものを変えてしまう手もあるけれど、(面倒だから)今回はやらない事にしました。

凄まじくテクニシャンのドラマー、アントニオ・サンチェスさん(Antonio Sanchez→現代ジャズ辞典)は

ちょっと何やってるか分かりません、てくらいのビートをぶっこんで来ますが、ご本人によると必要十分だけを叩いているとの事です。省エネ主義との事。だからこそ単なる「激ウマドラマー」ではなく「現代最高峰ドラマー」と呼ばれるのでしょうね。

遠い昔

まだ桜木町(横浜みなとみらいのある所です)が再開発途中でして。駅前は広大な空き地だった頃。

とあるバンドがストリートライブをやっておりました。元気系の4人組ロックバンド。

そこのドラムの彼が(と言うか少年が)、クラッシュシンバルをチョイ高めにセッティングしておりまして。

クラッシュシンバルを叩く時は必ずジャンプ気味に立ち上がってパシャーンッとやるわけです。

で、すぐ座ってドラミング。とにかくやたらとピチピチ動くドラマーでした。しかも立ったり座ったりしながらリズムは乱れないと言う屈強ぶり。

ジャンプしてパシャーンッなんで、クラッシュシンバルの時にキックを踏むのは物理的に無理なわけです。普通踏むよね。

本来的には、シンバル位置下げて座って叩いた方が無駄なく合理的だし、キックも入れられるとは思うのですが、ライブ的にはだんぜん「ジャンプしてパシャーンッ」の勝ち。

何十年も経った今も、彼らの名前を知りたいと思い続けるくらいの心打たれるライブだったのでした。曲はすっかり忘れたけれど、あのドラミングだけは忘れられない。

この様な、大切なものを犠牲にしてまでも必要な「価値ある無駄」もあるわけでして。

なんの話だっけ

そうそう。「無駄な無駄」は、とことん削いだ方が「価値ある無駄」を入れやすくなると信じて削りに削ろう、と思うのでした。ぴーえるだって、削るばっかりじゃぁお先真っ暗。我慢した麦酒代でアレを買おう~みたいなお話し。

そんなこんなでお粗末様でした。

 

 

 

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