お料理のさしすせそ。使うのはその内2つ3つだったりもして。せ、て何だったっけ
こんにちは。imoimoです。
ちょいと曲でも作ろうか、みたいな意気込みのDTM最短コースのパックツアーをやってみております。
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前項までで、ようやく音出しにこぎつけました。長過ぎですかな。
PCからドラムの音が出る、て所まで来ました。
折角リバーブをセンドでかけておりますので、もう少しカッコ良い音にしてみようと思います。
キックのFX
どんな手順で音を加工しようかと考えますにパックツアー的には
- ドンと言う音のピークを揃えたい→コンプレッサー
- 立ち上がりをシャープにしたい→トランジェントシェイパー
- 音質をいじりたい→イコライザー
- 残響をかけたい→センドリバーブ
- 音の前後感を調節したい→マキシマイザー
と言う作戦で行ってみようかと。
MT-POWER DrumKit 2のラック(→曲者?TRACKTIONのパラアウト)から、キックの音が来ているトラックに順次FXのプラグインを挿して行きます。
コンプレッサーは、MT-POWER DrumKit 2のミキサーに内臓されているので、割愛(苦手種目でもありますし)。その先は
Traspire(トランジェントシェイパー)
色々細かく作れますが、取りあえず左上のつまみを上げると音の立ち上がりが固くなります(→ダウンロード)。
ReaPlugs VST FX SuiteのReaEQ(イコライザー)
ポイントを自由に増やしたり減らしたりできるイコライザー(→ダウンロード)。
Aux Sendのプラグイン
バスのチャンネルを揃える必要があるので、取りあえずバスは#1、て事で。
空のトラックをもう一つ作って、そこにAux Returnのプラグインをバス#1で挿します。
Returnの先にリバーブを挿します。折角なので
MConvolutionEZ(コンボリューションリバーブ)
空間シミュレーションのIRデータを読み込めるリバーブ。Melda ProductionのFreeFXBundleに入っております(→ダウンロード)。
または、簡単にeasyReverb(低負荷リバーブ)
きれいな響きのリバーブ(→ダウンロード)。
リバーブのトラックは、ひとまず置いておいて。Aux Sendの次にはマキシマイザー。
George Yohng’s W1 Limiter(リミッター/マキシマイザー)
シンプルだけれどもきれいにかかるリミッター/マキシマイザー(→ダウンロード)。
そうでした。本パックツアーでは、マキシマイザーはこっちを入れておりました。
LOUDMAX(マキシマイザー)
オーソドックスなマキシマイザー(→ダウンロード)。
一つずつ設定して行くと、キックの音がドンドンからボスッボスッになったりモンモンになったりパスッパスッになったりすると思います。
トランジェントシェイパーのアタック(Transpireの左上のツマミ)を上げると、ドンドンがドスッドスッぽくなります。
イコライザーでは、取りあえず50Hzあたりから下を、音が変にならない程度にカットして、100~500Hzあたりのところに小山を作るとずっしり感が出て来ます。
2kHzあたりを少し上げるとパシパシ言う音が加わってメタルっぽい音になります。
上げるばっかりでは結局同じ事になってしまうので、真ん中を削って行きます。
好みなんで色々やってみるのが良いのでは(難しい事を言い始めるとキリがないようですし、パックツアー的には好みで良い、という事で)。
マキシマイザーのThresholdを下げて行くと、音が太く前に出て来ます。でもやりすぎ注意。
スネアのFX
キックと同様に
- コンプ
- トランジェントシェイパー
- イコライザー
- センドリバーブ
- マキシマイザー
を挿しました。似たような感じで音をいじって参ります。
何といってもイコライザーが、音がえらい勢いで変わるのでついついやりすぎてしまいますが、基本的にイコライザーは引き算用、と言う事を忘れないようにしておこうと思います。
で、Aux Sendのレベルを上げて行くと、パンッパンッだったスネアがスパコーンスパコーンになって行きます。
センドリバーブ
センドにかけたリバーブは、元音を返す必要がありません。そのためWet/DryのバランスはWet100%にしましょう。いやむしろするべきです。
これで、リバーブを挿したリターントラックは完全にリバーブ音専用とできます。
センド側のレベルでリバーブのかかり具合をそれぞれ調節して、リバーブの総量をリターン側で調整する事になります。
で、そのリバーブ音ですが、大抵の場合、音質的に「大浴場」になりがち。
そこで、リターントラックにもイコライザーとかを挿します。
Blue Cat’s Triple EQ。無料版でもMONOとSTEREO、DUALの3種類があって、DUALを使うと左右やMID/SIDEで別々にイコライジングできるので超便利。リバーブ用にはふつうにSTEREOで良いと思います(→ダウンロード)
不思議なもので、リバーブ音だけで聴くと中域や低域がくぐもって邪魔に聴こえがち。
そうかと言ってリバーブ音を高域だけにしてしまうと、全く空間が感じられない音になります。
ここでもやはりどこかを強調するよりはどこかを削る作業が大切な様です。
ちなみに
クラッシュシンバルを「ショワーン」と鳴らしたい時はどうしたら良いのでしょう…
そんな時に便利なのがGATE。
これはReaGate(→ダウンロード)。音量が一定以上になると機能して音を通したり止めたりする。音を通すときの開き方や閉じ方を調節できます。
Attackをゆっくり目にすると初っ端の打撃音が抑えられてジャーンからショワーンに音が変わります。
Gateは主に、生音の小さなノイズをカットしたり、リバーブの最後の消え際を調整したりするのに出番が多い道具です。
キックやスネアにかけたトランジェントシェイパーとは逆さまの効果を狙っておるわけです。
もう一つがコーラスやフェイザー、フランジャーと言った回転系のエフェクター。
これはBlue Cat’s Flanger。やや効きすぎです(→ダウンロード)。
これらは基本的にステレオのディレイで作られている様なものなので、RATEをゆっくり目に、DEPTHを少な目にかける事でショワーンからシュワ~ンになります。
これらを色々やってみながら、かっちょ良いドラムの音を作って行きましょう。
これらのプラグインは、複数のトラックに同じものを何本も挿しても大抵は大丈夫です。遠い昔、実機のエフェクターは必要な台数分買わなくてはいけなかった頃に比べるとなんと世の中便利に豊かになった事でしょう。しかも本パックツアーでは基本的に今の所コスト¥0!!(たまに、複数起動できないものがあるのでご注意ください)。
そんなこんなでお粗末様でした。
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