藁の山から針を探すには、針を探すよりも藁を取り除く方が確実かも。時間が無限にあれば
こんにちは。imoimoです。
1、2年前に作った曲を作り直しております。
トラックを重ねて行くに連れて、(いつもの様に)かき消される音が出始めました。
消えてしまった音はチャリチャリシンセ。今回はREAKTORの上でMIKRO PRISMを動かしてちょちょいと作ったものです。
Native Instrumentsのシンセ開発環境REAKTOR。無料版はPlayer(→ダウンロード)。
KONTAKT6 Playerで動く無料版モーフィングシンセMIKRO PRISM(→ダウンロード)。
こんな時、ついついチャリチャリシンセを引っ張り上げようとあれこれやってしまうのですが…
…この途はいつか来た途。殆ど効果が上がりません。ここでカッカしてはいけないと知りつつもアタマに血が上ってしまうのでした。
まず落ち着こう。
マスキングとか呼ばれている気もしますが、何かがこっそりレンジを喰っていて音が浮いて来ないわけでして。要は電車の長椅子に全員座っていて立つしかない状態。ハッと見るとひとり寝そべってるヤツがいる、てぇ話。
今回の場合、疑いがかかったのは後ろで鳴ってるハモンドのロングトーン。
ハモンドのエミュレータ―VL-122(→ダウンロード)。32bit版なので、TRACKTIONで挿すにはブリッジソフト(→例えばコレ。jBridge)が必要です。
EQを挿しました
ハモンドのトラックにはEQを挿しておりましたが、これは音色を調整したかったから。
同じEQで調整しても良いのでしょうが、ちょっと自信無かったのでもうひとつEQを挿しました。
ReaEQ
ポイントを追加できるEQ。それぞれのポイントでフィルターのタイプも設定できます(→ダウンロード)。
一番左(低域)のフィルターをHPFにして、低域を全カットしました。大体50Hz辺りからカットする感じ。
ただそれだけで
あら不思議。チャリチャリシンセが前に浮いて来ましたとさ。めでたしめでたし。
ここきっかけで微調整して行き、トラック単体で鳴らしてみたり、全体でならしてみたり。何しろ耳のよろしくないimoimoなのであちらこちら聴いてみて確認致しました。
2kHz手前辺りにもごちゃっとした所があるようで、ここも整理して行きました。
チャリチャリシンセも同様に対応したところ、ようやく各トラックがクリアに鳴る様になって参りました。
遠い昔
リハーサルとかで小さいスタジオだと、とにかくドラムがデカいわけでして。
ベースの方は結構バランスを気にする方が多くて、良い感じでドラムとバランスを取ってくれます。
ギターはギターでこれまたある程度音出さないと色々問題があるので爆音。
そんな中キーボードとしてはツマミ一つで幾らでも音がデカくなるのを良い事にどんどんボリュームアップ。
結局何やってるかわかんなくなってリハーサルにならないどころか喧嘩になると言う事がままありました。耳がずーっとキーン状態。
割を喰うのがヴォーカルの方でして、自分の声は聞こえないわ、PA通しても聞こえないわ、ご苦労様でした。フロントマン役なのにお可哀そうに。
でもそれは、imoimoがヘタクソだったから。きちんと上手なバンドの方は小さなリハスタでも絶妙な演奏をしてくるのでした。自制心て大切。
そんなこんなでお粗末様でした。
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