担々麺、て辛さがウリなんだ、け
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
柄にもなくなんちゃってクラシックみたいな曲を作っておりまして。
現在はそれぞれのパートの音決めをやっております。
一つずつトラックの音を調整しておりますが、10トラックを超える頃から段々全体の音が変になって参ります。
要するに
実力以上にトラックを使っていると言う事の様ですが。
トラック同士が打ち消し合ったり不調和になったりすると、全体の音が濁ったり潰れたりする。アタマでは分かるけれどもどうすりゃ良いのさ、て話。
野球でも、守備の人はうまいこと散らばっていてどこに打たれてもきちんと守れる様にしているのね。
何故かドラゴンズ(【dragons.jp】)。
サッカーでも、強いチームはきれいに一人一人が存在感あるし。
こう言う意味ではありません(→「少林サッカー」/Wikipedia)。
この間俄かファンよろしく眺めていたラグビーもよく分からんけどきれいに横並びで守ったり。へぇ。組んず解れつしてやるスポーツだと思っていました。
これこれ(→【rugbyworldcup.com】)。
きっと現状は、セカンドとサードの間にショートがいるなら、てんでファーストとセカンドの間にも一人居るようなトラック状況なのだろうなと思います。
ゴール前にキーパーが3人立っているとかね。
問題は、何故そうなっているのか。そしてそいつは誰なのか。
よく「隙間を作れ」と世間では言われます。同じ所に二人いるとケンカになりますよ、と言う話。
隙間の一つ目は
きっと時間。
これは分からないでも無いわけで。ヴォーカルの横でギターがのべつまくなしアドリブやっているとケンカになることも多いし。
そもそも譜面を作る時に考える第一が時間的な進行の様な気もします。お芝居の台本もだいたい一時に喋るのは一人。でないと訳分からなくなるし。
その辺はまあ習慣的になんとかなっているとして。ゴチャッとしていれば気付くわけです。
そう言えば、最近よく聞くシンセベースがキックに合わせてコンプがかかる音も時間的な隙間調整だなぁ、と思います。
サイドチェインコンプレッションとか言う話だった気がするけれどやった事ありません。
隙間の二つ目は
定位かなぁ。
最近気にし始めたのですが。
何でもかんでもセンターだと音がゴチャッとするので右に寄せたり左に振ったり。
そのままだと線が細くなる時もあるから小さくディレイで反対側から返したり、リバーブに回して背景を付けたり。
マイブームなのはMID/SIDEのバランス。
バックのパートで、パッドやストリングスみたいに面的に鳴らしたい時に、中央を抜くと良いみたい。
どうしてもロングトーンで鳴ると網かけした画像みたいに見通しが悪くなるので中央と端とで厚みを変えようと言う作戦です。
手軽なのがBlue Cat’s Triple EQ(Dual)。
MID/SIDE処理でEQがかけられるので、中央は音を抜いてスカスカにするとかその逆もできます(→ダウンロード)。
もっと手っ取り早くゲインで調整するのもアリかも。
Blue Cat Audioの無料FXバンドル、Free Packを入れると一緒に入ってくるBlue Cat’s Gain(Dual)。
アナログの頃は、ミキサーと言えば何と言ってもこの定位決めに結構腕の差が出た気がします。
モノラルの頃はもっと大変だったのだろうな。どうやったのだろう…と言うわけで
隙間の三つ目は
やっぱ、スペクトルだよな…と超苦手種目。
EQで不要な倍音を切って行くと音同士がケンカしなくなると言われております。
でもそれはとても難しいお話。
体験的には500Hz~800Hzあたりにやたらとみんな集まる感じがあります。
だいたい人間の可聴範囲は20Hz~20,000Hzとか言われております。
10オクターブ分ぐらいあるのね。そのなかの4~5オクターブ目あたりだから確かに混雑しそう。
ヴォーカルで言うところの心棒になるあたりらしくて。でも実際に聞かせたいところはその1オクターブ上だったり。
ギターでは胴鳴りの音がこの辺りだそうで。
でも1弦解放のEで300Hzそこそこらしいので、基音と言うか軸の部分の様な気も。
実際に目立つ部分はその上の1kHz~2kHzがメインみたいだけど、土台の取り合いになっている感じなのかも。
脇役のパートにはこの帯域を諦めてもらう、と言うのも手かなと思います。
思い通りになるのならそもそも苦労しませんが。
ホント、ミキサーの方は凄いなとあらためて感心。勉強と努力の賜物ですね。自分はやらんけど。
そんなこんなでお粗末様でした。
ところで
8Kになると、22.2chとか言って定位が前後左右上下と爆発的に増えます。もはや5次元?
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