一番上の老婆猫仔は両目とも涙が止まらなくなって病院送り
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
大きい方のテレビがとある昼下りに完全に沈黙してから早や5年ほど経ちました。
無くても困らないらしいとは思いますが、何度めかのプロジェクター欲しい病が再発しております。
こんな生活したいっ!のイメージ(→【XGIMI.com】)
この頃は価格も数万からある様になったし、以前の水銀ランプ+轟音ファンとは仕組みも違うみたい。
とは言え。
量販店や電気屋に行ってもプロジェクターの扱いは酷いもので。テレビが100台くらい並んでいても、プロジェクターは片隅に2、3台。
ピントも合っていなけりゃ表示も14インチくらいで、酷い時はホコリを被っていたり。売る気ゼロどころかマイナスと言う印象です。
それじゃあショールームとかがあるのかと言うと、なかなか見つかりませんで。それでいてメーカーサイトやアフィリエイトのページを見ると「自宅が映画館になる!」だの「昼間でもクッキリ!」だのと眉唾美辞麗句が山盛り。それが本当なら電気屋のアレはなんなのさっ!?
あぁそれでも欲しいねぇ。安くは無いから試してから買いたいのよ。
…と悶々とした結果、まずはレンタルすることにしました。
カタログスペックで絞り込んだ候補は2台。
EPSONのEF-11と
もうじきモデルチェンジしそうなムード(→製品ページ)。
XGIMIのElfinです。
巷では絶賛だけど、アフィ記事ばかりなのかも(→製品ページ)。
最近プロジェクターが流行っているのはモバイル対応が増えたからみたい。
出不精だから持ち歩きゃしないのよ。と言うわけで据え置きタイプで絞り込んでおります。
EF-11はEPSON本家がお試しレンタルをやっていて(→【epson.jp】)、
3,000円で4、5日借りられました。使ってみて、買うことにしたら3,000円はQUOカードで返してくれるんだってっ!
と言うハードルの低さに誘われて、まず借りたのはEF-11。その記事はこちら→【プロジェクターを借りてみたのです】。
正直、思ったよりハッキリくっきりでして。スクリーンも何も用意しないで普通の6畳間の短い方の端から投写。昼間でも日中の液晶テレビ程度には見えるし、カーテン閉めれば不自由無し。
もうこれにしちゃおうかな?と思ったのですが。3,000円返してくれるって言うし。
EPSONて言えばプロジェクターでは老舗じゃない?その割には世間であんまり話題にならないよね。
チヤホヤされているのはBenQとかAnker、XGIMIと言った新興メーカーばかり。もしかしたら本当に凄いのかも知れないじゃない?と迷うのです。トヨタにするかテスラにするかぐらいの別物感があるのかも知れないと言う疑念に憑りつかれたのです。比べてみたいのよ。
でも狙っているElfinはレンタルでほぼ1万円します。
買っても8万くらいなのに一週間で1万円はちょっとイヤよ。
ま。捨てる気で借りるか、と決意するまでに半月ほどかかりまして。Elfinもレンタルしました(→【rentio】)。
昼間に
二面窓の部屋の一面だけカーテンを閉めて、ジャック・ブラックが出ている方のJUMANJI(”JUMANJI:Welcome to Jungle”→【AllCinema.net】)を映してみました。
夜のジャングルのシーンはちょっと見づらいかな。でも昼間にテレビで観ているのと同じくらい。
夜になったらマトリックスの第一作目(”The Matrix”→【WarnerBros.com】)を映してみました。
バッチリ。だいたいサイズ的には80インチくらいかしら。映画館で真ん中ちょい後ろの席に座って観ている感じです。ベストポジションとでも申しましょうか。
なぜこの二本にしたのか、て言うと、タダだったから。
うーん。甲乙つけがたいのよ。
踏ん切りがつかないので、比較してみます。
メーカーは
EF-11はある意味世界一のセイコーのグループ、EPSONだから老舗ののれんがあります。
Elfinは何たってGoogleOBが立ち上げたと言うアタマいい人の新興メーカーと言う先進性に期待。
これはもう好みでしょうね。
EF-11には音響を強化したりした上位機種のEF-12もあるけれど、あちらこちらの在庫を見るとそろそろ後継機種が出そうです。
サイズ感は
ぶっちゃけ似たようなもの。大き目の弁当箱くらいです。AC周りも似たようなもの。
EF-11が175×175×58(mm)、
Elfinが約192×194×48(mm)となっているけれど、並べてみないと分からない感じ。
明るさは
これまた並べて比べないと分からないかなぁ、と言うくらいの違い。
EF-11が1000lm、ElfinがANSI800lmとなってますが、体感は同じくらい。
今回の比較で分かった事は、ANSI800lmクラスでないと日中の映画鑑賞は無理だろうと言う事です。
モバイルプロジェクターのよくある300lmや400lmタイプは、期待し過ぎるとガッカリしそう。
昔からある4000lmとか言うヤツと比べてそんなに違うと感じないのは光源のせいみたいです。実際に映してみるまでは真っ暗なんじゃないかと思っていたからね。
だから、個人的には安くても300lm的なモバイルプロジェクターは買わないと決意しました。
音質は
断然Elfinの勝ち。
EF-11で同じように(ちゃんと)聞ける音質を求めるならYAMAHAスピーカー搭載の上位機種EF-12を買え、て事の様です。さすがは老舗。お高いのよ。
6畳間で、ボリュームを10段階の1くらいに絞っていて十分に聴こえました。パワーも問題なし。
東京の住宅事情から考えると、ライブ映像とか見るならヘッドホンだろうしね。
最初の設定は
一長一短。
EF-11はスイッチ入れたら後は焦点や歪みの補正だけ。
ElfinはAndroidを搭載しているのでWi-Fiの設定とかアカウントの設定とかが必要でした。
その代り、焦点や歪みは全自動で調節してくれます。
これはかなり便利。
と言うのも、何しろ弁当箱サイズだから何かの拍子に動いちゃうのよ。
猫が乗ったり、自分が触っちゃったり。
その都度補正するのはEF-11ではちと面倒でしたが、Elfinはちょちょいと自動でアジャストしてくれます。
スマホを映すのは
Elfinの勝ちかしら。
そもそもAndroid搭載だから、スマホ使わなくても色々見れるし。
Chrome Castの機能も内蔵されているからキャストすればすぐ映ります。
EF-11はMiracast。スマホでMiracastすると縦長画面がでっかく映るだけでやや不便でした。
HDMIは
似たようなもの。PCからMiracastでEF-11は映せましたが、途中で落ちたりしました。
ElfinはChrome Castあるし。プレゼンとか自分のグラフィックとかを映す時には有線も必要かも。
他にはビデオやカメラをつなぐためのUSBがあるのも双方共通。でもそんなもん持っていないし。
そんなわけで有線接続は殆ど使わないかも。
騒音は
正直どちらも静かです。殆ど、と言うよりも全く気になりません。
昔のプロジェクターのゴホーッて音は何だったのかしら。
本体やACはそれぞれどちらも結構熱くなります。
価格は
EF-11の方が若干高め。Elfinが85,000円前後でEF-11は95,000円前後と言うイメージです。
Elfinのレンタル料の9,600円は補填してもらえそうにも無いので、今回は経費を含めると同じくらいかも。
あ。でもEF-11を買う時は恐らくChrome Castをもう一つ買い足す事になるだろうから、レンタルとかしないでいきなり買うならElfinの方が安上がり。1万円以上安く済むと思います。
機能は
Androidを積んでいるElfinの勝ち。
EF-11は普通にプロジェクター、Elfinはざっくり言うとスマホ付きプロジェクターです。
テレビと
比べてどうなのよ?と言う話が残っております。
10万円使うなら、普通に60インチ程度の結構良いテレビ買えるよね。録画もできるし。
6畳間を横長に使って、短い方の壁から壁までの範囲で映画とかを観るならば。
同じ10万ならゼッタイ液晶テレビの勝ちです。有機ELなら尚の事。
そこで問題は、
- テレビ台を置けるか
或いは
- 壁に穴をあけて壁掛けできるか
と言う事。
今回プロジェクター欲しい病になった最大の原因は、テレビ台を置くスペースがない事です。
壁は空いているけれど床が空いていない。だからプロジェクター、と言うわけ。
そう考えると
結論としてはこうなるかしら。
- 8畳以上の部屋で、映画会とかやりたいならプロジェクター
- 6畳間でも、テレビ台が置けないならプロジェクター
- そうでないなら大画面テレビの勝ち
- 買うなら800lm以上のモデル
- 自動補正機能最高!!
- 陽当たりのいい部屋の時は遮光カーテン必須
- てきとーな壁でも結構ちゃんと観れます。
と言う事で、今回はEPSONさんには申し訳ありませんがElfinを買う事にします。
決め手はキャスト機能と自動補正ね。ホントはこっちの方が安いからだったりして。
よく起こる問題は
- 猫仔の耳の影が映りこむ
- 一番上の老婆猫仔がレーザーを直視しようと覗き込む
- ついつい影絵をやりたくなる
これは双方同じでした。
さてさて、何年もつかな…
そんなこんなでお粗末様でした。
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