一番上の老婆猫仔は逝きました
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
が、そんなわけで製作は一時中断しております。
何かの役に立つかなと、一番上の老婆猫仔の悪性リンパ腫の経過を何度か書きました。
一昨日受診した時には貧血が酷く、色々注射してもらいましたがその日の夜に吐血。
翌朝眠るように亡くなりました。
一つの結末と至りましたので、参考になればと経過と反省をまとめます。
一年ほど前
それまで好き嫌いも多く少食な老婆が、やたらと食べる様になりました。
ストリート出身なので正確には分からないけれど、当時17歳より若い事は無いと言う小兵。2.7kgくらいです。
元気なので食べるのは良いことじゃ、とそのまま暮らしておりました。
今考えると、リンパ腫ができ始めていたのかも知れないと思います。異常な細胞分裂だからカロリー使いそうだし。
定期検診は血液検査程度だけやっていたのですが、いつもバイタルはパーフェクト。毎回誰よりも優秀だったので油断もあったかと思います。
参考になるかもな反省点
やはり10歳を過ぎた頃からは、年一でも良いから造影検査を受けるべきだったかも知れません。
レントゲンやエコー検査なわけで、これやると大体半日入院で3万くらいかかるのよ。
ウチは3人姉弟だから、やるとなると10万覚悟。その予算を取っておくべきでした。
リンパ腫の初期は血液や尿にはなかなか影響が出ないそうで、しこりのチェックとか造影検査が早期発見には有効みたい。
とは言え。
何分小兵の老婆。この時点で発見しても、果たして開腹手術は選択肢にあったかどうか。
体力があれば開腹手術アリだと思いますが。悪性リンパ腫の場合、何分原因が免疫細胞の癌化だから転移前提になります。取れば寛解って言うわけじゃ無し、予後が伸びるかもねって話です。
そうそう。予後ってのは要するに余命と同じような意味なのよ。治ってからのQOLかと思っていたのです。間違い。
老婆は胃の出口が病変部位だったけれど、悪性リンパ腫と言うのは免疫系統の癌だから歯茎とかどこにでも出るみたい。
この時点で抗癌剤を使えばもう少し良かったかもねとは思います。
半年ほど前
吐くのが増えました。
元々吐き癖があったので、これまたスルーしてしまいました。
なぜスルーしてしまったかと言うと、やはり健診の結果が毎年優秀だったから。
下の仔達よりも優秀。肥満でもなくシャッキりしていたから、健康と決めてかかっておりました。
気も強く、若い衆を片っ端から猫パンチでぶん殴って歩いていたので余計にノーチェックでした。
今にして思うと、猫パンチが増えたのは調子悪かったのかもね。
いずれにしても、変化があった時には多少大げさに騒いででもドクターに診せるべきでした。
参考になるかもな反省点
猫はよく吐く。これ常識。
喰ったら吐く。毛玉は吐く。何だか知らんけど吐く。お陰でおうちはゲロだらけ。緞通とか敷いていたらショック死するくらい吐くのよね。
とは言え。
薄茶色みたいな胃液とか、黒茶色の泥水みたいなの(これは胃潰瘍とかの出血)吐いたらゼッタイ病院送り。
ケロッとしているから、て結構スルーしてしまいました。
多少言い訳もあって。
眼疾で目が開かなくなったり、歯肉炎とかトラブルはよくあるからその都度連れて行っていたけれど。
そこは野生。割と自然治癒なものが多くて。
一方で、通っている病院は投網はまず大きく打つ主義の診療方針。常に最悪の想定から絞り込む診療だからとにかく脅かされるのよ。
そんな事もあって、ちょっとくらいで連れて行くと大騒ぎされるから申し訳ないと思う様になっていた部分もあります(混んでるし、カネもかかるしね)。
考えてもみたら。
症状を自分で言えない猫だから、まず最悪を想定して検査。少しずつ絞り込んで行って治療すると言う主義は、猫の命を守ると言う点では非常に優れた方針だと思います。
だからちょっとの事でも騒いでほしいと言うのがドクターの希望でもあったよなと思います。
どんな些細な事でも大上段に振りかざした診療方針の病院だから多少おカネはかかるけど。
投網を大きく打って最悪の想定から可能性を排除して行く診療方針の病院を選ぶべきであると言うのは変わりありません。
数年前に院長が亡くなって代替わりしたけれど。微妙にソフトムードになった事もあって少し行くのが申し訳なく思い始めたかもしれません。
でも先代の薫陶を受けたドクターがほとんど残っているから、全体としては方針に変化はありません。開業したお弟子さんの病院も調べてあるから、方針が変わった時はそちらへ転院とかも将来あるかもね。
選ぶなら、多少の金はケチらず大袈裟な事考える病院にするのが良いと思います。
3カ月前くらいから闘病が始まったけれど、とりあえず今日は火葬場に行かないといけないので続きはまた明日。
→【中編】
そんなこんなでお粗末様でした。
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