明け方の空がシルクみたいな薄紫色で。花粉の予感しかしないのよ。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回のお題はロングテール。やたらと長い後奏をどうしようかと言うものです。今作っているのはシンセのパート。
最近マイブームなバンドとオケの合体ものと言う編成で今回も考えております。バンドにはキーボードさんもいる設定にしよう、と言う事でシンセなわけです。このキーボードさん、割と機材を積みたがるタイプみたい。
既に、へやぁーーってカーテンみたいに降りてくる音とイントロ用のシンセが入っております。作業はパートごとに作らず空耳が聞こえた所から音を入れておりまして、一部に一発だけのティンパニとか銅鑼とかも貼り付けてあります。
そんな空耳で昔ながらのストリングスシンセも聞こえたので、これまた4小節だけ鳴らしてありました。
オケが入るのだから、ストリングスは普通にオケの弦パートが弾けば良い気もします。でも空耳はシンセだったのよ。更に言うとシンセのストリングスと弦パートが一緒に弾いている妄想。空耳を手繰り寄せては譜面に落として行こうと言う作業です。
初めはソリーナかな?と思って
元祖ストリングスなArp Solina String Ensenble。流行ったのは70年代かしら
ソリーナ風のプラグインを挿したのです。
無料のSolina2k(→ダウンロード)。
…うーん違ったみたい。
同じジャンルだとKORGのPE-2000の
ソリーナより少し後発のポリフォニックアンサンブル。当時各社からこう言うの出ていたっけ
無料エミュレータのPECSや(→ダウンロード)
同じKORGのΔの
ストリングスとモノシンセの合体ものだったΔが出たのは更に5年くらい後(→【Vintage Synth Explorer】)。この後名機MS-20が出るんだよねぇ。
エミュレータのNabla(→ダウンロード)とかも手元にあったけど、
どうやら空耳はオールドポリシンセで鳴らしたストリングスの音の様です。
JUNOとかJupiter-8とかかなぁと思ったけれど、ついついSuperSawに引っ張られてしまいました。
で現在鳴っているのは更に10年以上現代に近付いたJP-8000風味の
小室さんが愛用して超有名。Jupiter-8の進化版的なヤツかしら。
デジタル+アナログのいわゆるVAシンセじゃないの。出たのは90年代後半ね
SuperWave P8(→ダウンロード)。
お手軽に派手なストリングスが鳴るのよ。
JUNO系はコーラスユニットで派手にするけど
有名な白・黄色・オレンジボタンコーラス。
P8はディレイと重なり合うデチューンとで派手にする感じ。
他のトラックで使ったEssence Plus(→ダウンロード)も
SuperSawみたいな音が出るOSCを積んでるし、
なんでもSuperSawサウンドにしちゃうピッチシフターのSuperSpread(→ダウンロード)とかもあるけれど。
シンセのストリングスを鳴らすのにはP8が手っ取り早くてついつい挿してしまいます。正直この手の音はどれでも出る気はしますがねぇ。
プリセットでストリングスを呼んでみると、いかにもな音が出ます。
SuperSawで滲ませまくったノコギリ波をLPFに入れて。ADSRだけでカットオフをコントロールする様な設定のプリセットになっています。
P8は完全2系統のパッチで、最後にそれぞれディレイをかけて拡げている感じ。
綺麗な音なんですが、アタックが少し遅いかなぁとかケチを付けたくなりましてちょびちょびツマミを変え始めました。
P8の難点はツマミの反応がイマイチ鈍くさい所かしら。
こんなもんかなと思ってみんなと一緒に鳴らしてみると、少しくぐもった感じになっちゃう。
中域あんまりいらないかもな。
昔ながらのVCFの造りのフィルター部分なので、LPF/BPF/HPFの3つのモードに切り替えられます。
でもほとんど使うのってLPFじゃないかしら。HPFもたまに使うけれど、イロモノな音の時ぐらいな気もして。
ミキサーとかだと圧倒的にBPFを使う気もしますが、シンセのBPFはあんまり使って来ませんでした。今回はBPFにしちゃおう。
レゾナンスは殆どかけないようにして、SuperSawのオシレータの音がBPFを通ってこもり気味からあっけらかんになる感じにしました。
2系統あるそれぞれのカットオフを少しずらして、ADSRは同じセッティング。
なんだかいい感じ。
BPFを使っていい感じになったのってもしかしたら初めてかも。
ド素人のベテランだね。
そんなこんなでお粗末様でした。
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