どうもこのごろバタバタしていて、下書きだけが溜まって行きます。この歳になって色々立て込んでくるとはねぇ。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回のお題はパッチワークだったもの。細切れのクリップをあれこれ組み合わせてひとつにしようと言う企画です。
まだまだパートを追加したい気にもなるのですが、一通りは出揃ったんだから一旦ミックスをしようと考えます。あわよくばこのまま完成まで持ち込んじまおうと言うわけ。
既に無駄っぽいものは沢山あって。ドラムもキックとスネアが重ねて追加されています。どうしてそうなったかは前記事でも参照して下さい。大した理由じゃないし。
追加したスネアは効果音みたいなものだから、コンプ・EQ・ディストーションで結構加工してから
プレートリバーブをかけて。
使ったのはいつものメンバー。
- コンプ:ReaComp→ダウンロード
- EQ:ReaEQ→ダウンロード
- ディストーション:HOFA SYSTEMのDistortion→ダウンロード
- リバーブ:無料のIRリバーブ、MConvolutionEZ→ダウンロード
バラバラのドラム・キック・スネアをバスでひとまとめにしてから気休めにコンプを挿しました。
いつの間に入れていたんだろうと言う謎のコンプ
Bedroom Compressor。今開発元のViatorDSPさんのページに行ったら早速MkIIになっていました(→ダウンロード)。
こっちの方がカッコいいじゃないの。
なになに?「VCA and Opto Compression」と書いてある。アナログっぽい感じで温かみがあるよって言う事みたい。
ベースは
張り切り過ぎて変な音になっちゃった。
いつものReaCompとReaEQに混ざって
真ん中にドシッといて欲しかったんだけど、エキサイターにしてもフランジャーにしてもどうも並び順がおかしいよね。
1kHzから2kHz辺りはゴチャッとするみたいなので、ベースやドラムは抑える様にしています。でもどうもやり過ぎみたい。
弦パートは
- バイオリン
- ビオラ
- セロ
- コントラバス
- シンセストリングス
と言う、変則の5トラック。他にソロのバイオリンも居るけれど、この人はエレクトリックバイオリンと言う妄想設定にしているので別枠です。
それぞれコンプをかけて。ギュンギュンって言う感じの弦パートにしました。
あ。他に少しEQとかディレイも使っています。
コントラバスにはコンプとトランジェントシェイパーのPuncher 2 Lite(→ダウンロード)、シンセストリングスには色々繋いでコーラスも追加しました。
JUNO-60のコーラスのエミュレータのTAL-CHORUS-LX(→ダウンロード)。
皆をバスにまとめた先にまたコンプ。
SmackLabsのチャンネルストリップLogic Channel(→ダウンロード)。
SSL9000だっけ。有名なミキサーのチャンネルストリップの無料エミュレータ。似てるかどうかは実機を使った事がないからわからないや。
そのまた先に3バンドコンプのOTT(→ダウンロード)。
あ。その先のディメンションDのエミュレータのGEM MODは以前キャンペーンでOVERLOUDさんから貰ったヤツで、タダじゃないのよ(→【Gem Modula】)。
元になっている実機はRolandの旧機SDD-320。
ディメンションDみたいな効果のあるタダのものだと、Xfer RecordsのDimension Expander(→ダウンロード)が結構良いと思いますが、
この間入れてみたTribe InstrumentsのDimension(→ダウンロード)も気持ち良いです。
…と。
世の中やたらとコンプを使うのよ。
滅茶苦茶苦手種目なのに、そうも言って居られません。
そもそも、コンプって何のためにあるんだろう。
えぇっ?ここからが本題なの??
何日も下書きのままで書いていたから主題がずれっずれになっております。
曲と同じ行き当たりばったり状態なのね。
コンプって。
よくある解説で「ほうら、音が前に出たり引っ込んだりするでしょう?」て言うのがあるけれど。
納得行くものもあればそうでもないものもあって。音が前に出るのが目的ならマキシマイザーの方が分かりやすいわ。
マキシマイザーもコンプの仲間みたいなものでしょ。エクスパンダ―との合体技。
効いてるんだかいないんだか分からないコンプもよくあって、そう言うヤツの方が高級だったりするから益々分からないのよ。
音に温もりが出るとか言われても、それはサチュレーターの得意科目なんじゃないかしら。
どうやら耳の出来が悪過ぎる様ね。
もっと基本を考えてみます。
コンプレッサーって言うのは圧縮機。
一定のレベルを超えた音はぎゅうっと抑えつけてくれるのが基本機能。その力加減を調節できるのがミソなのよねぇ。たぶん。
リミッターと似ている気もするけれど、リミッターはスパッと切っちゃう感じ。それと比べると波形の変化は滑らかかも。
実機のミキサーに付いているコンプのツマミはこの抑え込み用のツマミなんじゃないかしら。
特に人間の声とかヴォーカルだと、確かに音量の増減がデカくて。ベタに録音すると聞こえづらかったりするのは分かります。そこで出番なのかもねぇ。
もっとも、いい加減にマイク録りする程度の場合はミキサーのツマミくらいじゃどうにもならなかった気もします。ちゃんとマイクとの距離を意識しながら唄えって話。今となっては歌わない、て決めてるから検証できませんけどね。
一方で。ギターの小箱のコンプレッサーは、
なんとなくピック入れた時の硬さが変わったりサスティンが粘り強くなったりした気もします。
うーん。コンプって地味。
普段使っているReaComp(→ダウンロード)はかなり分かりやすく掛かってくれると思います。
その分、巷で言われる温もりだの味だのは無いとは思うのよ。でもね。ReaCompを使って初めて少し用途が分かった気がします。
要するに粒を揃えて滑らかにする感じなのではないかしら。音が前に出るかどうかはその次のお話みたい。サスティン部分を伸ばしたりキレを良くしたりって言うのもそのまた次じゃないかしら。
「弾かない」「歌わない」でやっているので、大抵の音源特にサンプラー系は最初から滑らかな音になっています。コンプ済みって事よね。
それでも、実際にクリップを並べるとやっぱりガタつく所も出て来ます。そのためのコンプみたい。
そんなわけで、単品のトラックにはReaCompを使う事が大半です。ガシッと効くから場合によってはかなり控えめにRatioを設定したり。Thresholdの位置って凄く大切なのかぁ、なんて感じたりしております。
やっとそこなのね。
そんなわけで、コンプ全っ然分からんって言う方がもしいたらReaCompはオススメです。
ところが。
仲間どうしのトラックを束ねてバスにまとめると、その先にReaCompではなんだかおかしくなる事が多いみたい。
そこで色々アナログ系のコンプを試してみるのですが、掛かりはマイルドなものが多くて。最早や別物のエフェクターじゃないのかと思うくらいに違うのよ。
ストリングスのバスに挿したLogic Channelなんて、何が変わってるんだかさっぱり。気分じゃないの?
それが大切なんじゃないのかしら。
ドラムのバスのBedRoomCompも同じくらいにマイルドです。
でもよくよく聞いてみると、どことなく音がまとまって滑らかになっている気がするのよ。
なにしろ、きちんと設計されているBFD Player(→ダウンロード)のドラムキットにMODO DRUM CS(→ダウンロード)のキックとMT-POWER DrumKit 2(→ダウンロード)のスネアを上乗せしてるんだからねぇ。普通に聞けばバラバラなはず。不思議なもんです。
コンプを使うとそれぞれの音がなんとなくお行儀が良くなって聴きやすくなります。
床屋さんで、一通り切り終わってから細っそいハサミで所々パチパチ切るのと同じ事なのかも。
あっ。でもさ。この頃のコンプのウリ文句には「激しく掛けてダッキング」なんてのもよく書かれてるよね。むしろわざわざンゴンゴ言わせるってことみたい。
サイドチェーンを使って、別のトラックの音で圧縮を制御するとかもあるし。ややこしいわ。
いずれにしても。ウデが悪かろうが耳が悪かろうが、コンプは使う内にそれなりになって来る様です。習うより慣れろなのかも。
この調子で分からんけどコンプを挿し続けよう。気が付けばひとつの原音にふたつも3つもコンプが掛かっている様な状態だしね。
ダメな時もあるけるど、その内うまいこと行くようになるかも知れないからね。
ダメな時の方が多いのでは?
あ。
ストリングスのバスにOTTじゃなくて、ドラムにOTTじゃないの?と言う意見がありそう。
ドラムにはバスの手前で先にOTT使ってるのよ。アナログ系のコンプはなにしろ効いてるんだかいないんだかよく分からないからどこでも安心。
…なんてやっている内は正しくコンプを使える様にはならなそう。
そんなこんなでお粗末様でした。
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