もう一年くらい道玄坂小路でネズミを見ていません。徹底的に駆除したのなら人間恐るべし。

こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
センター街や中央街には普通に居るから、よっぽど大々的にやったのかもなぁ。大虐殺だねぇなんて思います。カラスは山盛り居るけれど。
作業の方はミックスをやってオーディオ一本にまとめた所。
新しくトラックを追加して、書き出したオーディオを配置しました。
他のトラックはぜーんぶミュートして、プラグインも止めました。マスター出力の手前に挿したスペクトラムアナライザーのSPAN(→ダウンロード)だけを生かしてあります。

ま。スペクトラムを見た所で何ができるってわけでもないのですが、第一はカッコつけ・第二はクリップしていないかの確認程度で使っております。
まずはそのまま聴いてみて。一応出来上がりのつもりで書き出したオーディオなわけだけど、あらためて聴いてみると微妙に音が変わって聞こえます。
ザラついてると言うか、荒削りな感じ。あくまでも気のせい程度なんだけど、もう少しなんとかできそうな気がします。
この段階では難しそうなプラグインを挿すのが気休めに。と言うわけで挿したのはTDRのNOVA(→ダウンロード)。

4バンドのEQ/コンプです。
まずは見た目がドイツっぽくて安心感があるのと、掛かりがスムーズなのが好き。
ベースとキックに掛けたアナログサブベースのLuxSub-Bass(→ダウンロード)が、少し出過ぎな気がして。

やっぱりサブベースは今回も使いこなせていないなぁなんて思いながらコンプを掛けて抑えに回りました。
あとはミックス前でも気になっていた3kHz辺りの膨らみも少し抑え込んで。
再生しながらNOVAを切ったり入れたりしてみますが、変わるような変わらないような。そんな程度の掛け方です。
SPANで見ると結構変わってるんだけどなぁ。耳が悪いからね。
お次はKotelnikov(→ダウンロード)。

コンプなんだけど、これまた安心感のある見た目とマスタリング用っぽい掛かり方に感じるプラグインです。
泥団子を作っていて、白砂をまぶしてコロコロやってる段階みたいな感じ。
猫に小判…
これまたパネルでは動いて見えるしSPANも動きが変わるけれども、何が変わったのかさっぱり。気持ちまとまって聞こえるかなぁ。
思う所あって、その先にゲートを挿しました。
ただのゲートReaGate(→ダウンロード)。

曲中に一箇所、完全にみんなが止まる所があるのです。ほんの一瞬だから、残響は残ります。これを絞った方がスッキリする気がしたのです。
手作業やオートメーションでフェーダーを操作するのは個人的にはかなりリスキー。と言うかできる気がしません。
そこでゲートを噛まそうと思った次第です。
一瞬だけ無音になれば良いかなと掛けてみましたが、完全に無音になるのはやっぱりおかしくて。
おしゃべり小娘がフッと黙るくらいの感じにしました。
運良く曲終わりもそのままの掛かりで大丈夫そうなので、掛けっばなしにしました。
それでは添削してもらおう、と言うわけでその先に挿したのはOZONE(→製品ページ)。

持ってるのは古いヤツでVer.9。今のはこんな感じみたい。
OZONE 12。かっこいい…
マスタリング用の総合FXです。この頃は減ったけれど、以前はやたらとキャンペーンをやっていてタダで貰えました。
貰えるのは一番下のグレードのヤツだから、入っているのはEQ・イメージャー・マキシマイザーの3つ。
イメージャーは単独で無償公開されているし(→ダウンロード)、EQやマキシマイザーは他にもタダのものが沢山あります。
どうしてそんなのが有料しかもマスタリング用なんだろうって言う話ですが。個々は性能が良いとして、なによりもAI分析機能がウリと言うことの様です。
ジャンルを指定したり、参考の音を聞かせたりしてAIに診てもらうと自動調節してくれる仕掛け。ホントにAIなのかどうかは知らんけど。
うまくまとめられている時はあんまり修正されないけれど、ダメな時はかなりガッツリ修正されます。
今回はどうかな…
あぁ。
やっぱり気にしていた所がアカンみたい。50Hz界隈と3kHz界隈にEQで修正が入っています。
その癖もっと上の方はブーストなのかぁ。それは何かの間違いじゃないかしら。
OZONEで修正せずに、NOVAの方で調節。ダメ出しが減るようにやってみます。
OZONEに聞いてもらう箇所もあちらこちらやってみて。で、しっくり来る感じの所でフィックス。
EQにはフィルターを追加できるので、20Hzより下と20kHzよりも上をカットしました。これまた効果があるのかないのかねぇ。ただそうしなさいってどこかで聞きかじったからやってるだけ。
イメージャーはAIでは調整してもらえないので、自分で少しやってみました。
コレ、気持ち良いからってかけ過ぎるとロクなことになりません。むしろ拡げるよりも狭くするくらいの感じが良いかもなぁと最近自戒しております。
掛けなければ良いじゃないの。
だって、そこにあるから…
マキシマイザーもちょっとキツめに掛けられる事が多くて。ソフトになる様に調整しました。
結局あれこれ変えちゃうなら、OZONEでなくても良い気がしますが。
まあなんだかんだで手詰まりになったかなぁ、と言う事で再びオーディオにエクスポートしました。
DAWではASIO4ALL(→ダウンロード)を使って直接オーディオデータをPCのD/Aコンバータに送ってモニターしております。
このD/AコンバータやらPCのアンプやらで音は変わるそうで。
それで世間では「まずオーディオインターフェース買おうね」となっている様だけど。

こちとら「弾かない」「歌わない」ついでにそんなに音楽聴かないと来たもんだから、オーディオインターフェースなんて使わなーいっと抵抗しております。
それでも、環境変わると音は変わるのはわかるから一応確認しておこう。
と言うわけで、書き出したオーディオファイルをメディアプレイヤーで再生してみます。
バスブーストされて迫力アップで鳴ります。ま、いっかって言う感じ。失敗しているとモゴモゴしたりキンキンしたりします。
こんな感じで、機材やスピーカー・ヘッドホンなんかで音の聴こえ方はかなり変わるから、あれこれ試してみております。
そう言えば。遠い昔、初めてBOSEの音を聴いた時は度肝を抜かれたっけ。
こんなの。
なんと言うか、初めて3Dの映画を観た時みたいな感覚でした。
機材や環境はもとより。モノラルで聴いても変にならない様に仕上げなくちゃいけないわけですが、それができたら苦労しないのよ。
ま、努力はしましたって事でチェック終わりにしちゃおう。
一度DAWは終わらせて。立ち上げたのはAudacity(→ダウンロード)。

マルチトラックで作業できる無料のオーディオ編集ソフト。MIDIの無いDAWみたいな感じです。
こっちの方が画面が見やすいから切替えました。オーディオエンジンが変わったせいか、また少し聞こえ方も変わります。
大したことをやるわけでもなく。
曲アタマの無音部分を0.2秒くらいにしてその前をカット。音の出だしの手前にフェードインをかけました。
一応±0からスタートするようにしておくのが作法らしくて、念の為です。
曲終わりも余分な無音部分をカット。こちらは無音の部分にフェードアウトをかけました。
もう一回。最後の残響のお尻部分から一番端までに更にフェードアウトを掛けておきました。念の為みたいなもん。
さてさて。オーディオに書き出して今度こそ出来上がりにしました。
また半年ぐらいかかっちまったよ。我ながら遅すぎ。
それにしても。
この仕上げ手順、最近は毎回コレ。
本当に合っているのかどうか、分からないね。
もっと色々と。やれ位相がどうだのラウドネスがどうだのと巷ではよく書かれているけれど、正直チンプンカンプンよ。
進歩が止まったまま、前進するきっかけも全く無いままに今回のプロジェクトも出来上がりとなりました。
ま、ボケ防止だからいっか。
次は何か綺麗なものを作ろう。オケものかなぁ。
と、気持ちは次のプロジェクトに移っております。
そんなこんなでお粗末様でした。



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