傘を持つと雨は降らず。持っていないとにわか雨
こんにちは。imoimoです。
行き当たりばったりの製作をやっております。今回のお題はツインドラム(→この辺りのお話し)。
ドラムはさておき。大体骨組みができたので現在ハモンドを入れております。
今回使っているのはAIR Music Technologyの音源、DB-33。
セールもしょっちゅうやっているので、比較的安い方のハモンドプラグインです(→製品ページ)。
タダじゃないじゃないっ!
と言うご指摘を頂きそうです。日頃ケチケチしていますからね。
タダのハモンドプラグインで、64bit版のものが見つからなくて半ば渋々買いました。
32bitの
ハモンドプラグインでは、やっぱりVL-122がお気に入り。
小型のトーンホイール式オルガン、ハモンドL-122の無料エミュレータです(→ダウンロード)。
DB-33には
レスリーのエミュレータも入っていて、そのままハモンド+レスリーの音が出せます。
弾いている最中に、レスリーの回転を早くしたり遅くしたり止めたりするのも奏法のひとつ。特にロックオルガンでは必修科目みたいなもの。
鍵盤の左手前にあるスイッチで制御します。
ちなみに、VL-122の場合はアンプコントロールの部分で切り替えます。
普通にMIDIトラックに音符を置くだけではこの効果は出せません。まさか再生中にスイッチをポチポチクリックするのも前近代的だし。
仕方がないので(と言うか当然のように)、コントロールチェンジを付加する事にします。
Control Change コントロールチェンジ
MIDIの信号の種類のひとつで、鍵盤以外の様々な制御情報を伝えるために使用される。
(以下略。→【偏ったDTM用語辞典】g200kg様)
遠い昔。DAWと言う呼び名は超高級の実機にしかなくて、曲作りと言えばMIDIシーケンサだった頃は音符(ノート情報)に混じってコントロールチェンジを入れて行くのでワケ分からなくなったりしましたが。
世の中何て便利になったのでしょう、コントロールチェンジ専用のトラックを作れちゃう。
REAPERでは
トラックの中に[^]みたいなアイコンがあって。トリムと言います。
トリム、て言うのは切り揃えるとか刈り揃えるみたいなニュアンスが主な言葉の様ですが、馴染みが一番あるのは「つまみ」的なニュアンス。
とにかく。これでコントロール用のトラックを呼び出します。ツマミの制御を呼び出す意味です。
使うコントロールは「Spead」。これにチェックを入れると、コントロールチェンジ用のトラックが表示されます。
赤い線がコントロールの値。
オートメーションと言って、コントロールの操作をモジュールにして使い回せる機能もありますが、今回は入れたり切ったりだけなのでベタのまま作りました。
弾きながら、レスリーの回転を切り替えたいなぁ、と言うあたりで赤線を右クリック。
「Create new point」を選ぶと赤線の中に摘まめるポイントができます。
直前のポイントからのつなぎ方も設定できますが、今回は「早い」「遅い」「とまれ」の3つなので、ポイントを二つ作ってグイっと動かしました。
再生してみると、ギョワンと回っていたレスリーが段々シュワシュワと早くなってシュリリリーになって、また減速、ギョゥワン・に戻る様になりました。
ポイントを動かして、それっぽくなるように調整したらOK。音符用のトラックとは別の第二の譜面みたいなものです。
緻密にやるなら、きちんとコントロールの値と動作の関連性を調べてから設定する必要はあります。今回はてきとー。
この様に
コントロールチェンジを使えば、弾きながらつまみ類を操作する演奏をDAWに任せられるわけでして。
シンセだと一番やりたいのが恐らくビブラートデプスとピッチベンド。もちろんできるし、VCFのFrqを動かすヤツも組み込めます。
DB-33のコントロールを見ると、ドローバー1本1本ずつもあるので、
弾きながらドローバーを弄って表情を変える様なプレイも再現可能なのね。
まあ、そこまで作りこむなら正直弾いた方が早い気もして…
面倒くさがらずにコントロールも設定して参ります。
そんなこんなでお粗末様でした。
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