牛より豚より鶏派。ムネよりモモよりクビ派
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回はすごく前に作った曲を思い出しながら作り直そうとしております。
以前はバンド形式だったものをオケバージョンに直そうと言う企画です。
なにしろ練習も勉強も大嫌い。そう簡単にオーケストラアレンジはできない様でして。
珍しく慎重になって、まずはピアノのトラックに色んなパートの音をがっさり置いてみております。
途中、半拍余ってしまう小節がありました。ここは無事回避。大昔の少年imoimoは一部だけ7/8拍子にしていたのね。採譜ミスもあってちぐはぐしていましたが、拍子を直したら解決しました。プログレだったの?と言うほどのうろ覚え。
取り敢えず
弦パートを作ってみようと言うわけでトラックを10本追加しました。
- Vn×2
- Va
- Vc
- CB
の5パート。それぞれにキースイッチ用のトラックを作ったので10本です。
挿した音源は有料音源だけどOrchestral Companion(→製品ページ)が5本。
定価は$69.99。買った時はクリスマスセールで500円でした。
結構軽い音源で、たくさん挿しても大丈夫。
有料音源だからか、良くできていて。
バラバラに各パートを鳴らしても、きちんと定位やルームエコーが揃います。逆に、単独で鳴らすと必ずしもセンターでは鳴らないと言う音源です。
いくつか問題が出まして。
オーケストラの弦パートは、たいてい左からバイオリン・ビオラ・セロ・コントラバスで陣取ります。
ポピュラー的にはベースはセンターが落ち着くよね。オーケストラで気にならないのはCBの音は舞台全体で鳴るからなのなかな。ド素人にははかり知れません。
バイオリンも1stの奥隣に2ndが並ぶ事が多い様だけど、これもちょっとイヤ。左右で鳴らしたいのです。
1stVnと2ndVnが左右に向かい合って陣取るヤツもあった気がしたのでこちらを採用しました。
間違えではない様です(→【音楽四方山話,早川元啓さん】)
単純に2ndVnの出力を左右反転させました。
そう言うプラグインもあるけれど、Waveform FreeではRackを使って。
Rackの中にOrchestral Companionを挿して、出力を左右入れ替えました。
鳴らしてみたら
何もしなくてもアンサンブルぅ。いい感じです…が
途中1stと2ndがユニゾンになった途端、左右のバイオリンがセンターに集結してしまいました。定位崩壊現象。
現実社会ではそうはなりませんが、ここはキカイ。同じ音源・同じライブラリで鳴らしたものだから、位相ズレもなくドンピシャで同じ音が出るので、左右全く同じ音が出た結果センターに定位が動いてしまいます。
サンプラー系の音源あるあるだけど、この問題は普通に起こるわけでして。単一のサンプルデータを使うと発生するわけです。
同じように、例えばスネアの連打をした時に全く同じ音が連発すると自然な連打に聞こえずマシンガンみたいになってしまったり。そのまんまマシンガン効果とか呼ばれている様です。
解決策として、最近の音源にはラウンドロビンと言う機能が載っているものも多くて。
同じ音に対して複数のサンプルデータを持っておいて、ランダムや交互に別のデータを鳴らすと言う対策。
今回は、この機能が無いのかうまく動いていないのか。とにかくユニゾンにすると完璧にユニゾンになってしまいます。
遠い昔、まだ実機のマルチ音源だった頃
時給7~800円くらいの頃に7万円もしたのに激売れしたRoland SC-55(→【kblovers.jp】)。
Windowsもスマホもネットもまだまだな頃。
同じような問題がよくあって。当然ラウンドロビンなんて機能は無いから解決策はざっくり二つ。
- 2パートでチューニングを微妙にずらす
- 片方を微妙に遅らせる
つまり、わざとヘタにする作戦を採っていました。
今回は
オーケストラでチューニングずれたら普通はクビかな。と思うので、微妙に出音をずらす事にしました。これなら「表現です」とか言い訳できそう。
2ndVnがユニゾンになる部分だけ、MIDIのタイミングを64分音符一つ分くらいずらしました。
BPM=180くらいなんでおおよそ20msec(60÷180÷16)。このくらいはずれても怒られないのではないかと言う甘い考え。
こんな事ばっかりやっているので、今回はちーっとも進みません。参ったな。
そんなこんなでお粗末様でした。
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