一番上の老婆猫仔は寝ているか飯の催促かの日々
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回はできるだけシンプルにササッと仕上げようと言う企画でしたが、結局いつも通りの大難航となっております。
ギターのリフを軸に作っておりますが、どこからともなくシンセが聞こえて来るのよ。
そんな空耳をシンセのトラックに落とし込もうとやっております。
トラックを新しく作って、挿したのはSuperWave P8(→ダウンロード)。
結構前から無料で公開されているVAシンセ。Roland JP-8000をお手本にしている感じで、2OSC-2VCFの独立2系統のアナログシンセみたいな造りです。
90年代の人気機種JP-8000(→【Roland.com】)
OSCはSuperSawが出るのがキモでして。他の使い方も勿論できるけれど、P8挿すならSuperSawて感じになっております。
VCFもVCOもアタックは遅めにして。フィルターも閉じ気味でレゾナンスを少しかけて、ヒャァーて言う音にしました。
2系統それぞれにディレイをかけてパンも振れるので、左右に分けるとステレオコーラスみたいな感じになります。
あんまりポンポンポンて言って欲しくないので、ディレイは短めにして。別途リバーブを繋ぎました。
この間ダウンロードしたRO-GOLDにしよう(→ダウンロード)。
巨大で薄い金属板を電極とピックアップで挟んで残響音を生み出すプレートリバーブの、金属板を純金にしました。て言うモデリングのリバーブだそうです。
純金なら滑らかだし伝導性も良いから綺麗なリバーブになりそう。実機で純金を使っていたものがあったのかどうかは調べが付きませんでした。いくら薄いて言ったって、仮にプレートが1.9m×0.9m・厚み0.5mmだったとしても15kg以上あるから1億円近くするよ。0.1mmでも数千万さ。
そんな贅沢なプレートリバーブがタダ!!て思う事にして。
挿してみたら、レトロで温かいリバーブでした。結構良いじゃないの。
他にも試してみたいものがあったから折角なんで繋いでみよう。
SuperSawて言うのは、ちょっとだけ周波数のずれた7つのOSCをユニゾンで鳴らす音でして。
ずれが小さいとぶっとい音になって、ずれを大きくすると壮大な音になる感じの音。
そのSuperSawサウンドをなんにでもやっちゃうよぉ、て言うのがlkjbのSuperSpread(→ダウンロード)。
複数のピッチシフターをかけて再統合する仕掛けのFXだから、要するにコーラスの仲間みたいなもんです。
lkjbさんはEQとかでよく名前が出るデベロッパーだけど、個人的にはPitched Delayでお世話になる事が一番多いです。
どれも丁寧な造りと言うか、信頼性高いです。
果たしてSuperSawにSuperSawFXをかける事に意味があるのかどうか。でも多層感はアップしました。
調子に乗ってJUNO的コーラスもかけちゃおう。
Tal-Chorus-LX(→ダウンロード)。
みんな大好きJUNO-60のコーラス部分の無料エミュレータです。
模範的なショワショワ言っちゃうコーラス。
折角SuperSpreadでショワショワ言わずに多層感を出したのに、結局ショワーンと言う結末。
似たようなもんをいくつも繋いでどうするのさ。
いわゆるひとつの「あんたバカァ?」(→【Evangelion】)。
ここまで来ると、はたして純金プレートリバーブの価値があるのかどうかも最早や不明。
ま。気にせず次の空耳ポイントのオケヒットみたいな音が聞こえている所に行こう。
何を挿そうかなぁ…
そんなこんなでお粗末様でした。
コメント
ブログいつも楽しく拝見させて頂いております。
私も時間あったら無料DTMの可能性を模索しているMIDI聡明期を生きたものですが、お勧めの「lkjb SuperSpread」早速試させて頂きました。
比較検証として「SuperWave P8」の「SuperSaw」と単体SAWに「lkjb SuperSpread」をかけたものを聴き比べたら似た音色になり驚きました。
あと「Tal-Chorus-LX」は昭和シンセポップサウンドを追求している私には必須アイテムです!
今後の投稿も楽しみにしております。^^
iM様
コメントありがとうごさいます。
lkjbさんのプラグインは派手さは無いけれど困った時に「あ、あった!」みたいなものが多くて楽しいですね。
技術的にも予算的にも高度な記事が多いDTM界隈ですが、「こいつアホだなぁ」と思って頂けるような失敗例やあかん例を今後も実践して行こうと思います。
いつでもまた遊びに来てくださいね。