道端に八つ裂きの予想紙と投票券が投げ捨てられていて。お気持ちはわかるけどそりゃ八つ当たりよ
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回は不慣れな12拍子で何か作ろうと言う企画。ひょんな事からオケもの一直線となっております。
なにしろ練習も勉強も大嫌いなまま棺桶間近となりましたので、果たしてオケ譜が書けるのかって言う問題になるわけです。
ところが。流石は時代とともに洗練されてきたオーケストラ。いい加減に弾いてもらってもそれなりに聞こえる所が素晴らしいですねぇ。
今はクラリネットのトラックを作っているところ。
クラリネットは
木管のバイオリン的な立ち位置の楽器でして(たぶん)。
音域も結構広いし、吹き方や音程で表情がかなり変わります。
弱い音で高音を吹くとハヘェーッとかすれた様な音なのに、強く吹くとペーッと草笛みたいに鳴ったり。
低い方でもふくよかなブォーッて言う音だったりどっか具合悪いの?て言うスカスカの音になったりします。
使っている音源ではキースイッチで奏法を切り替えられるのですが、スタカートにするといきなり張り切ります。ベッ!
それでは困るので、スタカートの所だけベロシティを20くらい下げてクリップを作ったり。
最初は90前後のベロシティで作っていたのですが、どうもすっきりしないから結局オール100upで吹いてもらったり。折角の表現力が台無しとなっております。
そればかりか。
クラリネット、て音程でも音色が変わるらしいのよ。
これでいつも苦労するのかも。
譜面を確認すると、1つのフレーズの中で音程の区切りをまたいでいるものがあります。それでなんだかしっくり来ないのかも。厄介ね…
他にも。
弦や金管と合わせた時に、クラリネットってとにかく聞こえなくない??
フルートやオーボエ、果てはファゴットと比べてもかき消され率が高く感じるのです。相当頑張らないと目立てないよ。
ソロで吹いているときは結構太めの音色でしっかりしてるのに、みんなと合わせた途端に後ろの方に引っ込んじゃう。オトナで控えめな性格と言えば聞こえは良いけれど。
恐らくは音域と倍音がみんなと馴染みやすいからだと思うのですが、木管のリーダーとしてそれで良いのかって言うハナシ。
フルートは横笛だからリードは無いけれど。
他の木管はオーボエもファゴットもコールアングレもダブルリード。草笛と同じ仕組みだと思います(たぶん)。
そんな中でクラリネットだけが1枚リード。そこが良い所でもありなんだか物足りなく感じる理由なのかしら。
ゼッタイ違います。
サックスが加われば仲間は増えるけれど、普通オーケストラにサックスは居なくて。後発の楽器だからサックスは不遇をかこっております。
ラヴェルの「ボレロ」にはサクソフォンパートがあるんだってっ(→【edy classic】)。
おぉっ。5分くらいのところでソロがある(NHK交響楽団→YouTube)。
個人的にはこのボレロ、て曲の終わり方はどうも解せませんが大きなお世話。
でも現代では絶対クラリネットやオーボエよりもサックス人口の方が多いと思うから、気にすることないよ。
とにかくクラリネット。そんなわけでどうも苦手意識が抜けません。難しい楽器なのね。
一緒に
吹くと消えちゃう問題につきましては、ド素人的解決方法を編み出しまして。
作戦: 他人と同じことはやらない
ヒョロロロロとか、他のパートの合間を縫ってフィルインみたいに吹いてもらうと結構それっぽくなります。
本番中に自分だけ指慣らししているような感じでもあります。
後は人数が少ない内に加わる作戦。大体2番手が良いみたい。
弦だけの演奏から、段々パートが加わって盛り上がる様な展開の時には木管一番手でクラリネットに加わってもらうようにしています。そうすると、あ。居る。て分かる気がします。その後にフルートかしら。
先にフルートが入っていると結構気付かれなかったり。
そもそも。
なぜクラリネットが苦手なのだろう。小僧の頃に一年がかりで教わってドレミファもできなかったからかしら。
何しろ。吹いても吹いても音は出ず。やがて息が耳からブホッと出る始末でした。一気に嫌いになったのよ。よっぽど間違っていたのね。
やはり音域も広く表情も多彩でふくよかな楽器だからその分出番も多くて。この辺りが難しくさせているのかと思います。
嫌がっていないでクラリネット、とっとと仕上げよう。
そんなこんなでお粗末様でした。
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