家でトイレに入ったら紙が無くて。予備も無くて仕方なくそのままシャワー。
とにかく練習も勉強もせずおカネもかけずに曲を作ろうと言う話です。
とにかく安上がりで
一通り曲を作ろうと言う時に、ある程度の長い目で考えるとやはりPCを使うのが有利だと思います。
機材ばっかりは、その辺の裏山で掘ってくると言うわけにも行かないので何とかゲットしましょう。
と言うのが前回までのお話。多少は機材も必要よ。
ではケチりにケチる場合、何が必要かをまとめておきます。
一般に「パソコンで曲作りたいっ」と言うお題で検索すると出て来る標準機材は
× MIDIキーボード・シンセ
× オーディオインターフェース
× ミキサー
× モニタースピーカー・ヘッドホン
× マイク
どれもやめとけって話です。そりゃ買ったらテンション上がるけど、すぐ飽きるかも知れないじゃないの。
ましてや練習しないのが前提なのにキーボードなんてあったら弾かなくちゃならないじゃないの。
音楽をやる人の発言とは思えません。
ただひとつ。
◯ Windows PC
だけは是非ゲットしてもらいたいです。
スマホやiPadだといずれおカネがかかります。そりゃカフェでマックとiポッズでなんかやってるとそれっぽく見えるけれど、今どきそれだけじゃあモテません。
そもそも、カフェでマック使って曲作りしている様な人は殆ど自宅にちゃんと機材持ってるからね。
と言うわけで、林檎は大人になってから。
PCのスペックは
実はそんなに要らないのです。
スペックはあった方が良いけれど、例えばゲーマーになるとか動画を編集するとか3Dグラフィックを作るとかなんて言うのに比べればマシンパワーが無くても結構なんとかなります。イメージとしては3世代くらい前までは結構ストレスなくオッケーと言う感じではないかしら。
ただ。
Windows10のサポート切れが近づいている現時点では、来年あたりにちょっと変化があるかも知れません。AIチップが普通になったら曲作りも色々と新しいものになるかも知れませんし。だから尚のこと、今始めるならPCは買うよりどこかから貰って来ようと言う作戦になります。
先進的なものは使わずに、まずは気楽にやろうと言う線で今後の紹介を進めて参ります。
構成としてどこに気を遣うのが良いかなと考えると。
① 何と言ってもメモリ
と思います。こればっかりは積めるだけ積んだ方が得。ちょっと遅いけどメモリ32GBと速いけど16GBので迷っていたら、32GB優先ッて感じかしら。
16GBの方に増設しろよ。
だからケチケチ作戦なんだってっ。
因みに。最近よくある型落ちや中古は8GBのものが多いと思いますが現状では8GBだとちょっと手狭です。CPUやバスが遅くても良いから16GB以上メモリを積んだ方が良いと思います。
お次は何だろう。
② ストレージ
かな。
曲って、例えば4、5分の曲を普通に作ると30MBとか50MBだと思うのよ。ところが作業中には似たようなサイズのファイルを幾つも作る事になるものなのです。場合によると1曲作る間に1GBとかすぐ使っちゃうのです。
他にも。これから色々とソフトウエアの道具を揃えて行くけれど、これがまたファイルサイズが大きいものが結構あるのです。
そんなわけで、256GBのSSDと1TBのHDDだったらHDDでも良いから大きい方がいいと思います。
もっとも、今どきメインのストレージがHDDのものもなかなか無いかもしれません。
目安としてはやっぱり1TBは欲しいかなぁと思います。256GBだとかなり手狭。
その次くらいがCPUではないかと思います。この頃のCPUは速いからね。あ。MPUて言うのかな。
もう一つはノートかデスクトップかって言う話。
拾ったり貰ったりするなら選択の余地は無いけれど、もしも買っちゃおうって言う話ならゼッタイデスクトップがお薦めです。
なぜならば。
- 同じスペックならゼッタイ安い
- 増設や換装が楽
- 壊れにくい
- パーツの流用がしやすい
・・・もうね。いいことずくめ。場所が許すなら無駄にデカい中がスッカスカのケースの方がいいです。
そう言う自分はノートじゃないの。
これにはワケがありまして。
日頃、作業するのが屋外なのです。自宅や事務所では曲作りはしないのよ。だから泣く泣くノートなのです。
グラボとか
その他の機能はあればそれなりに有利ですが、実際問題は殆ど影響ありません。
「無線LANは作業中切りましょう」なんて言う記事もよくあるけれど、気楽にやるならそこまで神経使わなくても良いと思っています。デスクトップPCなら大抵有線LANあるし。
キーボードやマウスも有線の方が確かに安心なのですが、無線でもダメって事は無いと思います。
有線の方が安いから、無理して無線にする必要は無いよって話かしら。むしろ逆効果。
それよりも、できる事なら
モニターはデカければデカいほど良い。できれば二枚。
こっちの方が重要です。
ゲーマー向けみたいな速くてきれいなモニターじゃなくても良いのです。解像度も23インチぐらいのもの以上ならそんなに低いのはむしろレアだし。普通の24インチとかのモニターが2枚あればかなり快適だと思います。
モニターを2枚挿せる仕様かどうかはPCをよく見てね。追い銭が必要になっちゃうから。
自分は15インチのノートのクセに。
実際めっちゃ不便よ。その前なんて13インチだったから発狂寸前。
不思議なもので。モニターって一度二枚や三枚にするともう、一枚には戻れなくなるものの様です。
そんなPCをゲットしたとして。勿論貰いものに多少買い足して増設するのもアリ。
ノートPCの部品の換装や増設はデスクトップと比べるとネジが多かったり道具が必要だったり器用さが求められたりとちょっと厄介です。その点からもデスクトップはホント楽。この頃はだいたいネジ1~3本で蓋開くし、パーツもねじ留めじゃないものも結構あるからね。
機材としてこれだけは必須と言うものの最後は
イヤホン
勿論ヘッドホンでも良いです。イヤホンの方が安いからってだけ。
よく言われるモニタースピーカーは
- セッティングによって性能が発揮できない
- そもそもうるさいから苦情を招く
- 気楽にやる人向けではない
からあんまりお勧めしません。同じ値段ならモニタースピーカーが一番性能悪いはずだし。
イヤホンやヘッドホンにはいろんな種類があって。
× ワイヤレス
これにはワケがあるのです。
ワイヤレスのイヤホンやヘッドホン(スピーカーも)は、音の出口から鳴らすまでの間に音の信号を加工(圧縮/伸張処理)する手順が必ず挟まります。
その為、
- 出音にタイムラグが出る
- 音質が変わる
と言う問題が必ずあります。曲を作る時はこれ最悪。わざわざ高いワイヤレス買って性能落としていると言うワケ。
だから〇 有線。
もう一つは、良い音に聴こえる種類のものもあんまり。
例えば○○BASSとか××用みたいな表記のものは、音の再生時に調節されているのです。他のモニターで聴いたら別の音質になっちゃう。
この様なわけで、ヘッドホンなら
× リスニングヘッドホン
〇 モニターヘッドホン
イヤホンなら
× カッコいいヤツ
〇 ごくフツーのヤツ
と言う事になります。
因みに、モニターヘッドホンはちゃんと箱に「モニターヘッドホン」と書いてあります。安いものでも1万円弱。だいたい2万円以上するからちょっと勿体ないよね。
イヤホンなら「ナチュラルななんちゃら」とか「フラットなどうとか」と書いてあります。
100均のとかはちょっと厳しくて。理由は低音など聴こえない音がある時があるから。
家電量販店で売っている、下から二番目か三番目くらいので良いのではないかと思います。この頃だと4、5千円かしら。
そうそう。DJ用のヘッドホンはダメよ。見た目は良いけどDJしやすいように音質が変わるから。高いし。
かくして。機材としては
- まあそれなりのPCでメモリは多め。
- モニターはるべくデカく多く。
- そこそこの有線イヤホンで良し。
と言う事で、ここから先はおカネをかけずにやって行こうと思います。
と言うわけでお粗末様でした。
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