専門用語だの理論だのってのは一切無しでなんとか曲が作れないかと言う話。かなり難航しております。
ここまでで、ピアノとギターの伴奏にベースとドラムのリズム隊が入って。一応メロディも作ってみました。
実際にはもっと色々な楽器を入れたくなるし、曲も8小節だけじゃちと寂しいよね。作りかけ感が丸出しのままだし。
そろそろ、やり始めの頃によくハマった
落とし穴
の事を書いておかなくちゃ。
iPadのガレージバンドとかのアプリではあまりぶち当たらないのですが、DAWを使って打ち込みで曲を作ろうとするとかなり早めに壁がやって来ます。
リソース不足。
自分で弾いたり歌ったりしたものを録音しながら作業をする時はそうでも無いけれど、プラグインの音源を使ってトラックを増やして行くとかなり早めにぶち当たります。
全てCPUが計算して動かさなくちゃならないから、プラグインが増えると手が回らなくなるみたい。
はたまた、サンプラー系の生音音源を沢山使うとメモリのアクセスが立て込んで追いつかなくなったりもする様です。
DAWには大抵リソースメーターみたいなのが付いていて、今どのくらい大変かを確認できる様になっています。
あんまり無理させると、音が抜けたり止まったり。変な音が出たり、最悪は作業中のプロジェクトがぶっ壊れたりします。
そうなったらイチからやり直し。やる気も失せるってもんよ。
何度か痛い目を見て、結局PCの性能を上げたりしたけれど根本的な解決にはなりません。
結局のところ、お薦めは整理整頓。
MIDIで鳴らしていたプラグインを、小まめにオーディオに変換してしまうのが良い様です。
MIDIを
オーディオに変換するって言うのは、要するに楽譜で作っていたデータをプラグインに演奏してもらって録音する作業。
幾つかあって、
- フリーズ
- バウンス
- レンダリング
- エクスポート
なんて言われています。
フリーズって言うのは、MIDIのトラックをとりあえず聞こえるオーディオに変換する作業。世間ではこれをお薦めされていると思います。
でもね。フリーズしたトラックはオーディオとしては音質が間引かれている圧縮ファイルだから、あくまでも仮なのよ。どうせ最終的にはもう一度変換し直さなくちゃなりません。
そんな最終段階でみんな一斉にMIDIを再生したら止まるかも知れないじゃない?結局一つずつオーディオに変換しなくちゃならないなら最初からやっちゃおうと言うのがものぐさ心理です。
バウンスとレンダリングは同じような意味で使われていて、DAWによって言葉が違う程度の差かしら。
どちらもオーディオに変換する作業の事ですが、変換する元のものがMIDIだけとは限らないから少しだけ認識に差があるみたい。
どっちにしても、MIDIのトラックをオーディオに変換するのはこの作業。
エクスポートって言うのは、結果的には同じ様なものだけどちょっと意味合いが違って。
トラックごとと言うよりは全体をオーディオに書き出す作業を指すのが普通です。設定とかがレンダリングよりも細かかったり、マスター出力のブロックを通すか通さないかみたいな差があるみたい。
とにかく
作ったMIDIトラックをオーディオに変換して行こう。
Waveform Freeの場合
トラックを一つポチッとしてアクティブにしたら[レンダリング]。
MIDIのトラックを削除してオーディオトラックだけにするか、別の新しいトラックにオーディオを配置するか選べます。
まだMIDIを修正して変換し直すかもしれないから、新規トラックにレンダリングにしておこう。
書き出すオーディオファイルの保存場所や名前、ファイルの仕様なんかを設定できます。
たまにどこに保存したかわからなくなっちゃうから要注意。で[レンダー]で書き出し開始。
すんなり完成。
サンプラー系の
プラグイン音源だと、このレンダリングだとうまく書き出せない事がたまにあります。
音の長さが変わっちゃったり、音符自体が抜けたりと結構悲惨になる時があるので確認はした方が良いと思います。
MIDIのトラックと、書き出したオーディオトラックを交互にソロにして聴き比べるとか。うまくできた時は違いが分からないくらいにきちんと書き出されます。まるっきり同じなのが正常と考えるべききね。
レンダリングがうまく行かない時には、エクスポートを使って作業します。
レンダリングとはちょっと手順が変わって。
まずは書き出すトラックをソロにして。マスターの所には余分なものは挿さずにボリュームも±0dBにして。
それからエクスポートを行います。
設定項目も少し細かくなります。ビット深度もレンダリングでは24bitだったけど、32bitになっていたりね。ま、大勢に影響ないからこのままでいいや。
レンダリングが上手く行かずにエクスポートするのは、PC側の処理スピードとプラグインのスピードがちぐはぐになっている為だと思うので、高速書き出しはやらずに1Xスピードでエクスポートします。
エクスポートされたオーディオファイルを新しいトラックにドラッグして配置します。
スタート位置を合わせて。
たまにオーディオファイルのスピードとか音程が変になる時があるので、プロパティで[自動ピッチ][自動テンポ]の設定は外しました。
オーディオクリップが縮んじゃう時もあるので、きちんと本来の長さにして。
全部オーディオに変換し終えたので、元々のMIDIトラックはミュートにしました。
次はミックスをやって行こうと思います。
そんなこんなでお粗末様でした。
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