【2024 秋】練習とかしないでタダで曲作り 23. ストリップ編

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曲作りでストリップって、なんの話よ。サブタイトルがもう思いつかないくらいに迷走しております。

【INDEX】

【ミックス準備編】

最初ははじめましての方に役立とうと便利まとめを作るつもりでしたが、毎年の様にやっている割には進歩が遅くて。結局ただの連作となっております。

そうこうする内に2024年の秋も終わりそう。急がなくちゃね。

ここまでで、ひとつも練習したり演奏することなく取り敢えず曲らしきものができています。

MIDIで作ったトラックをそれぞれオーディオに変換して、これからミックスを始めようと思います。

そうそう。実際に弾いたり歌ったりする時は、それぞれ録音したものを並べてからがDAWの本番。今回からは弾けちゃう人にも少しは役に立つかも知れません。

どうだか。

昔はミックスダウンと呼んでおりましたが、それぞれのオーディオトラックをうまいこと調節してひとまとめにする作業です。最近は単にミックスって言うみたい。

実機のミキサーにも大抵付いていますが、それぞれのチャンネルには幾つかツマミが必要です。

このチャンネルごとに付いている一連のツマミをチャンネル・ストリップと言うそうです。

機材によって仕様が違うから、〇〇のチャンネル・ストリップって言う呼び方になるのね。

大体

何が付いているかと言うと

  • ゲイナー(ゲイン)
  • ゲート
  • コンプレッサー
  • イコライザー
  • パンポット
  • ボリューム

あたりが付いています。

弾かずに音源の打ち込みで作るときはゲイナーには殆ど出番がありません。小さ過ぎる音や大きすぎる音を調節するツマミだけど、音源の場合既に調節済みだから。

ゲートは付いていないものも多いけれど、設定よりも小さい音量になったら一気に音をゼロにして無音にするツマミ。ノイズが入るのを防ぐのが第一の機能だけど、極端に掛けるとガムをしこたま噛みながらしゃべっている人みたいな音になったりもします。

コンプレッサーは、たぶんメインのツマミ。うるさい人はこの違いでどこそこの何の卓の音だなんて言うみたい。知らんけど。

ま、バカ耳だものね。

設定よりも音量が上がった時にぐいっと抑えつけてくれるツマミ。音の凸凹を均してくれるのが基本的な役割なんだけど、音圧って言って音を前に出したり後ろに引っ込めたりする事も出来ます。もっと激しくかけると、ゴン太君の声みたいな音になったりもします。

【NHK】

ダッキングって言うそうだからドナルドか。

んごんご言う音。

もう一つメインなのがイコライザー。

瞬殺師デンゼル・ワシントンが大暴れ(→【SONY Pictures】

出っ張った周波数の音を削るのが役割。他にも体裁を整えるのに使うそうです。

ま。コンプもEQも苦手種目なんだけど、避けては通れない様です。

後は左右のバランスを調節するパンポットと、レベルを調節するボリュームフェーダーが並んでいるのがよくあるパターン。

大抵のDAWには、あらかじめミキサーにチャンネルストリップが用意されています。

これはCakewalk(→ダウンロード)。

ずーっと告知していたけれど、ようやくリニューアルしたみたい。Cakewalk SONARになっております。

もう一つ開発されていて。Macにも対応して、共同制作用にチューンされたのがCakewalk NEXTみたい。嫌がってばかりいないで今度入れてみようかなぁ。

今回使っているWaveform Free(→ダウンロード)には、そのままだとミキサーにはパンポットとボリュームしか付いていません。

標準のプラグインにEQやコンプはあるけれど、折角だから他のものを使ってみよう。

いかにも

チャンネルストリップぽいのをまずは挿してみよう。

SmackLabsの Logic Channel(→ダウンロード)。

有名なミキサーのSSL9000シリーズのチャンネルストリップの無料エミュレータ―。

触ってみる前に、他にも似たようなものが無いか調べよう。

Dead Duck Softwareさんの無料FXバンドルにも似た様なのが入っています。

DeadDuckChannel2(→ダウンロード

どちらも見た目は似たような感じ。どうなってるんだろう。

複数のFXが繋がっていて、DeadDuckChannelの方は並べ替えもできる様になっています。

有名だしSmackLabsさんの方が優秀なんじゃないかと勝手に決めつけて、こっちを触ってみよう。

ゲインのツマミがあるけど音源から変換したトラックだから特に出番は無いか。

隣はコンプレッサーで水色のツマミ。早速避けては通れない苦手種目です。

コンプにはツマミが一つのものや幾つもあるものと色々あるけれど、Logic Channelは4つ。

  • Ratio
  • Release
  • Threshold
  • dB

その他F ATKのランプはスイッチになっていました。どれもガッコでは習わない英語な気がする。

Ratioって言うのは、指定したレベルよりも大きい音をグイッと抑えつける時の力加減。圧縮率と言うそうです。

だいたい気付かない程度のかけ方が2とか3。これは2:1とか3:1って言う意味で、数字が大きくなる方が力加減が増す感じ。

ガッツリかけたなぁって言うのが8とか10とか辺りで、ぬりかべみたいな消しゴムみたいな音になって来ます。

20とかにする時はもうわざとでしょとしか思えない、頭にグリグリして来る暴力教師のゲンコツみたいな抑えつけになります。

で、どこでゲンコツがグイッと来るかの音量を決めるのがThreshold。スレッショルドと読むんだってっ。面倒くさいから小さいツはいつも省いております。

Releaseって言うのは、分かりました勘弁してくださいって言って音が小さくなった時のゲンコツを離すスピード。

ものによってはゲンコツをグイィッて頭に抑えつけて来るスピードを設定できるツマミもあって、これはAttackと書かれています。F ATKスイッチはファストアタックだから速攻でゲンコツが降って来る様にするって言う事だねぇ。

抑えつけられるとイテテってんでしゃがんで背が低くなるから、音量も小さくなります。

MakeUpって言うそうですが、抑えつけた後で音を元通りに増幅するのがお約束。そのツマミがdBって言う事。

MakeUpと言えば聖闘士星矢(”ペガサス幻想”/MAKE-UP→YouTube )。

その次の緑色ツマミはゲートだね。

閉じるスピードがAttackで再び開くスピードがReleaseだそうで、なんだかさっきのコンプとは話が逆にも聞こえます。シンセ界隈でもAttack/Releaseって言うのはチョイチョイ出て来ます。結局動作する時の出だしがAttackでお尻がReleaseと言うことで。

Logic ChannelにはゲートにもAttack設定はな無いから、デフォルト設定かファストアタックの二択の様です。一方で開放する時のReleaseは設定できるのね。

例によってThresholdが門を開け閉めする音量レベル。

Rangeツマミは、ゲートが働いた時にどのくらい音を絞るかと言う設定。0で完全に絞ってゼロ。

使わないって書いちゃたけれど、興味本位でドラムのトラックに挿してガッツリかけてみました。ゲートを入れるにはGATEランプをクリックするのかぁ。

もうね。最早やシンセよ。ドラムがひゃっくりを起こした様な音になりました。

現実的ではないにせよ、Logic Channelのゲートは掛かり方の範囲がかなり広いみたい。

コンプでも色々やってみましたが、滑らかな掛け方からエグいエフェクトまで色々変化しました。

このくらいはっきり掛かってくれると、苦手なコンプもなんだか分かりやすくなる気がします。

それに比べると、Dead Duck Channelはどれも柔らかい掛かり方。このマイルドさがDead Duck Softwareの特徴な気もするけれど、タダでこんなに色々揃うのにあんまり持て囃されないのはどれも掛かりが柔らかいからなのかも知れません。

要するにショボいって言いたいんでしょっ。

愛用していますから、そんな風には言えません。

何でもいいからちょっと使いたい時に、百均で買った工具を取り出す様な感じかしら。

結局ディスっている気がする。

愛用してるんだってっ。だいたいリングモジュレーターだけど。

バンドルを入れるとこれも付いて来るよ。DeadDuckRingMod。

下段に移って。今度はイコライザーです。

こちらは結構難しそう。

左端は、可聴範囲外の音を処理するフィルター。要らない部分を削るのね。低音と高音それぞれ周波数を指定できます。

その隣はツマミが4色。フィルターが4つ付いているのかぁ。

黒いのと赤いのは低い方と高い方を強調したり抑えたりするフィルター。BELLボタンでフィルターの種類が切り替えられる様になっています。両端な事だし、強調したり抑えたりを上の方や下の方でかけっぱなしになるって事ですねぇ。BELLにすると狙った周波数だけを操作する感じ。

水色と緑がざっくり低域と高域とかで感じを調えるためのフィルター。こうして複数のフィルターで周波数ごとのバランスを調節するのがイコライザーって事なのね。

さっきはコンプやゲートで激しく音を操作して遊んでしまったのですが、コンプにしてもEQにしても基本的にはそうっと静かに書けるのがセオリーの様です。

経験上その場は良くても後でだいたい取り返しのつかない事になるから、ホント控えめにやった方が良いと思います。特にEQ。

コンプもだよ。

この様に

色んなFXが一つのチャンネルにズラッと並ぶチャンネルストリップ。トラックの数だけ挿す必要があります。

実機の頃とは違って、プラグインはひとつあれば幾つにも挿せます。問題はリソース。

複雑で動作の重いプラグインはCPUとかの負荷が大きいから、沢山挿すと行き詰まる事もあります。

Logic ChannelもDead Duck Channelも、重くは無いけれど10個も20個も使うと結構な負荷になります。

個人的にはそんなリソースへの配慮と使いやすさから、普段はこればっかりと言う自家用チャンネルストリップがあります。

見た目全然違うじゃないの。

いやいや。コンプレッサーとEQです。

これは、REAPERって言う軽量DAWの標準プラグインで、無料で公開されているReaPlugs(→ダウンロード)に収録されているものです。REAPER自体は高くは無いけれど有料DAWです。

以前使っていましたが、Waveformに乗り換えちゃってからPCも2回変わって今は入っていません。

このReaCompとReaEQが、個人的にはまずすべてのトラックに挿さって来るプラグインとなっています。

どちらもLogic Channelと比べると設定項目は多め、動作は軽め。

使った感じとしては、Logic Channelはアナログ感があります。一方ReaPlugsはT1000並みの冷やかさ。

「TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY」→【AllCinema】

このアナログ感が難しい様で、チャンネルストリップにしても(特に)コンプにしてもピンキリ状態になっています。

冷たかろうが何だろうが、きちんと動けばいいやってんでこちらを使っています。

耳も肥えてウデも上がって必要になったらその時にアナログ感を出せばいっかと思っております。

たまに見栄を張って使う時もあるけれど。

次はちゃんとドラムの音をいじってみよう。

そんなこんなでお粗末様でした。

【INDEX】

【調節編】

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