そんな急に寒くなられても、着る服そもそも無いし。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
出来上がったからには見せびらかしたくなるのが人情ってものでして。この頃はおカネも掛からず全世界に見せびらかせる様になりました。
問題は、自己管理能力が非常に心許ないことでして。YouTubeに上げたは良いけれどアカウント情報をすっかり忘れたり、果てはファイルのURLさえも分からなくなる有様。
手元のマスターファイルもどこにやったか怪しいくらいで、アナログの頃にはオープンリールごとマスターテープを失くすと言う離れ業もやってのけました。
そんな体たらくなので、全部お任せで管理してくれるサービスを頼っています。
売る気満々な場合はTuneCoreみたいな有料の配信代行が頼もしいみたい(→【TuneCoreJapan】)。
一曲ごとにお金かかるしなぁ。もっと緩くやりたいので、Audiostockのお世話になっています(→【Audiostock】)。
本来は商用BGMのストックサービス。BGMやジングル・SEなんかを定額で商用利用できるものです。単品でも買えるよ。
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作り手側から考えると、なんたって魅力はタダってこと。
登録から販売、著作権管理までぜーんぶタダでやって貰えます。その代わりバック率は低めだけど、自己管理の出来ない身としては至れり尽くせりでタダが一番なのよ。
ひとつ問題があって。
Audiostockには審査があります。
審査。恐ろしい響き。
いっちょやってみるかってんで初めて応募した時は、あっけなく審査落ちしました。
落ちるとなるとムキになるものでして、あの手この手で応募するけれど次々審査落ち。
もうね。Audiostockの審査に通るなんて言うのは都市伝説よ。
…と考え始めた頃に、ひょっこり審査に通りました。
栄えある審査通過第一号はコレ(→【Audiostock】)。
1曲2,420円って大御所かよってぇ話ですが、これは商用利用する人向けの単品金額。
普通にYouTube MusicとかSpotifyなんかで聴けます。
“Gray Earth Dawn”→YouTube Music
どうしてSpotifyとかにもあるかと言うと、最近は商用BGMの外に普通の配信代行もやって貰えちゃうのです。もうね、頭が上がりません。
ひょっこり
審査に通った後は応募する曲応募する曲どんどん審査通過。
こりゃぁもしかして、Audiostockさんの審査って言うのは根気を試していたんじゃないかしら?
なんでも通る気になって来ると、今度はやはり審査基準が気になります。
勿論商用なんで
- ノイズはダメ
- パクリもダメ
他には
- 曲のアタマの無音は短めに。
- 音ワレやクリップにも気を付けて。
- 最初と最後はきちんと0dBに処理をして。
あっ、そうそう。
- ボカロもダメ。
なんて言うルールもありますが、審査に落ちる理由はだいたい「品質が基準を満たしていないため」って言うヤツです。基準ってなによっ!?を探るべく、色々と審査に通らない方法を模索し始めました。
・・・いったん通ったとなると、結構落ちないのです。
そんな中、ようやく落ちたのがこの曲。
“Twin Drums”→SoundCloud
通った曲と何が違うのやら。
思い当たるフシは
- 打ち込みなのにドラムが二人いる事。
そして
- 曲の入りがフェードインっぽい事。
あっ、そう言えば。ベースが右に居るとか、そう言う普通じゃないのはダメって誰かが言ってたっけ。コントラバスは右に居るのにねぇ。
とは言え、その後もまぁまぁ審査通過しまして。
完全に油断していた時にひょっこりまた審査落ちしました。
“Polaris”→YouTube Music
これまた何がお気に召さなかったのか。曲がつまらんッというのであれば全部だし。
思い当たるフシは
- メロディのシンセリードがあまりにもダサすぎる。
いやぁ、シンセリードダメって言われた事無いと思うのです。ダメなのかしら。
もう一つは。この曲、40年ぐらい前に作った曲のリメイクと言うか作り直しだったのです。
これがパクリ疑惑を持たれたのかも。完全に自分の曲ですが。
BGM用音源として考えると、ブレイクがあったのはまずかったかなぁ。とか。
ま、油断もあったのでビビりつつ。その後は曲を作る事自体を放棄して、モールス信号を下敷きにして曲を作ってみたりしました。審査落ちれるかな…
あなた動機が不純なんだわぁ(→”Rock’n Roll Widow”/宇崎竜童→YouTube)。
すみません。百恵さんバージョンよりこっちが好き。
通ってしまったのよ。
“Mr. Morse II”→Audiostock
また2,420円っ。
いやいや。YouTube Musicでも聴けますって。
どうもうまい事落ちないなぁ、とやっておりまして。その後も数曲審査通過。
そして今回のお題は「パッチワークだったもの」。細切れのバラバラなクリップをあれこれ繋ぎ合わせてひとつにしたものでした。
その割には出来上がってみるとそんなに奇妙でもなかったのよ。
いつも通りに出来上がったら失くしちゃわない内にAudiostockさんに登録、と。
数日して審査結果が届きました。
あ。落ちた。
どうもね。狙うと落ちず油断すると落ちるみたい。理由は何だろう。
いったい品質基準はどこかしら…
世の中喰い下がる逆ギレクレーマーみたいな人が居るようでして、今回のメールはなにやら丁寧に言い訳されておりました。以前はもう少し木で鼻をくくった様な文面だったと思うけどなぁ。
機材の品質と言われると「やっぱりタダのものじゃダメなのか」なんて思うかも知れませんが。これまでもタダのものでジャンジャン通っていますので、慌てて高っかい機材やプラグインを揃える必要は無いのよ(たぶん)。
ウデの問題と言われてしまえば何も言えませんが、これまでも通っていたからそんなにアウトじゃないみたい。それじゃぁ基準って何よ??の堂々巡り。
少しは落選データも揃ったし、もう少し推理してみようと思います。
まず、
- 曲の良し悪しは審査には殆ど関係無い
と思われます。駄作がダメならそもそも通る気しないしね。
もう一つは、この頃新規登録が少なめ。応募が減ったのか、
- 基準が厳しくなったのか。
登録数10万曲から50万曲くらい迄の頃は結構なペースで増えていたと思います。あっと言う間に80万曲突破。
この頃は設備投資して売上拡大時期だったのかもね。
今では大手になった分競合も増えたみたいで、サービスの幅を拡げたりサブスク販売を中心にしたりとどっしりとしたイメージになりました。
展示会とかでも出展されているのを見かける様になったしね。
その代わり、90万曲を越えた辺りから新規登録はペースが鈍った気もします。なかなか100万曲を超えません。
これは普通に考えると基準が厳しくなったと考えるべきかもね。キャラ被りの音源は通さないとか。
でもさ、そんな時期でもこれは通ったのよ。
“Wanna be Normal”→Audiostock
あ、聴くだけなら→Spotify
普通の4コードの曲を作ろうとして作れなかった曲。
他にも
“Tell Me Long Long Tale”→Audiostock
聴くだけなら→YouTube Music
リフレインが長すぎて収拾つかなくなった曲。
どうして今回はダメなのかしら。
そう言えば
初めましての人には根気を試すって言うのは確かにある気がします。
その後の落選を考えると、曲の説明に
「ツインドラムを試したかった」だの
「昔の曲をいじり倒してみました」だの
今回も「実験的にやってみた」みたいな説明を付けていました。
いずれも思い通りに行かなかったので「うまく行かなった」みたいな説明をしておりました。
もしかしたら…
- やる気のない曲はダメ
とか
- 失敗作を応募すんなっ
とか不真面目なのはダメって事なのではないかしら。
あぁ。それでこの一言が付いたのかも。
なんかね。色々来るお願いメールを読んでいると、同じ曲の音色だけ違いとかが凄く来るらしいのよ。
他にも30秒くらいの曲のアレンジ違いを幾つも送ってくる人とか居るんだってっ。それに困っているのかも知れません。
審査する方も大変だろうし、恐らくは今の所AIさんじゃなく人手でやっているみたいだから相手の気持ちも考えろって事なのかも。
次の曲は謙虚に応募してみよう。通るかな…
かくして、今回のお題の「パッチワークだったもの」は審査落ちとなって商用販売はできなくなりました。
でもね。またメールが来たのです。
商用BGMとして売ってはくれないけれど、配信はきちんとお世話してくださいました。
審査落ちなクセに。社会の害悪かもね。
“Patcher”2024年8月3日世界配信開始ですぅ。
いい加減にしろっ
嘘は吐いていませんみたいな誓約書を色々書かされるけど、要するに自己責任って事。
販売はできなくても配信はやれるのよ。
そんなこんなでお粗末様でした。
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