既に立冬も過ぎて冬だけど、今年は寒くないからまだ秋って事であと少し。
ドラムやピアノのトラックの調節が済んで、後はメロディのトラックだけになりました。
コンプとEQは取り敢えず挿して。
今回、やっぱり使い易いとあらためて実感しました。ReaCompとReaEQ(→ダウンロード)。
どちらも簡潔だけどフル機能・フルエディット。初めて使うなら一番わかりやすいと思います。その代わり味みたいなものはないけどね。
今回はパートが少ないから、メロディ単体にエコー掛けちゃおう。と言うわけでお次はReaDelay。
ReaCompの入っている無料FXバンドルのReaPlugsを入れると一緒に入って来ます。
昭和な節回しのものだから、昭和の感じでエコーを掛けてみようかしら。
当時はメロディ例えばヴォーカルを手前に出すために一拍とか半拍ぐらいのエコーを掛けるのが普通でした。当時のアイドルの中では群を抜いて歌上手かったと思う岩崎宏美さん(→公式ページ)でさえエコーかかっていたのよ。
デビュー二曲目”ロマンス”(→YouTube Music)
色々世の中進んで、この頃はこう言うあからさまなエコーは掛けないみたい。
とは言えディレイを使うと音を拡げたり際立たせたりできるから、やっぱり無しではやれないかも知れません。
お次はリバーブを用意しよう。
リバーブはあちらこちらで掛けると残響がグチャッとしてしまいがち。なるべくひとつで済ましたいと日頃考えています。
ピアノやギターからも同じリバーブを使える様にセンドを使おう。
センド
と言うのは、ミキサーのチャンネルから分岐して他の所に信号を送る機能。
実機だと、例えばPAアンプにミキサーが繋がっている時にモニターにも音を回したい事がままあります。PAとモニターはバランスを変えたいね。そんな時にセンド出力って言うのがあってメインとは別に信号を出せる機能があるのだけど、この機能。
センドから出した出力に別途エフェクターとかをかけて別のチャンネルに戻すのがリターン。ミキサ-の外にあるからアウトボードエフェクトとか言われます。
他にも、いくつかのセンドから送った音を別のミキサーでミックスして戻すなんて言うのもやったりするみたいね。
似たような作業で、複数のチャンネルの出力を別のミキサーでまとめて一つのチャンネルにするのがバス。
・・・あぁ小難しいっ。そんなわけでセンドよ。
それは千堂さん(「はじめの一歩」)。
DAWにもよりますが。今回使っているWaveform Freeの場合、センドはミキサーに装備されておらず自分でプラグインを挿します。
標準プラグインのUtilityの中にセンドとリターンがあって、幾つも別個のセンドを組むことができます。
ひとつのトラックから複数のセンドを出す事もできるし、一つのセンドを複数のトラックで受ける事も出来ます。
今回はメロディのトラックからセンドで空のトラックに送って、リバーブを独立してかけようと言う作戦。
ピアノやドラムのトラックからも同じ#1のセンドで回せばリバーブに音が回ります。
普段だと、キックとスネアはリバーブの掛けたい度合いが結構違うからドラムを丸ごとリバーブにセンドする様な事はしないのですが。ま、こんな感じって説明したいのでドラムからも後で回しちゃおう。
センドの送り先がリターン。これもまたプラグインで挿して。
挿した先に一応EQを挟みました。
前回、便利だよと書いたので折角だから使おう。Blue Cat’s Triple EQ(Dual)。
MID/SIDE処理のできるパラメトリックEQです(→ダウンロード)。
リバーブに入る音質を少し調節して。
リバーブは色々あるけれど、とりあえず実際の空間をシミュレートできるコンボリューションリバーブを使う事にしました。
MConvolutionEZ(→ダウンロード)。
Melda Productionの無料FXバンドルに入っています。バンドルを入れると他にアルゴリズミックリバーブの無料版も付いて来ます。
MCharmVerb。
こちらは空間のシミュレートじゃなくて計算によるいわゆるデジタルリバーブ。
ピアノやギターからもセンドでリバーブに回して。
次はバランスを調節して一つのオーディオに書き出そうと思います。
そんなこんなでお粗末様でした。
【本番ミックス編】→
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