82,000円したシンセが今やタダ

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庶民にも手の届くシンセ、YAMAHA CS-10が発売されてから40年あまり。世の中便利にお得になりました。

記念すべき手に入れた初号機CS-10

こんにちは。imoimoです。

遠い昔。最初に手に入れたシンセはヤマハのCS-10。

お小遣い(まだ働けなかった)が月1,000円だった時に82,000円しました。ヤマハに行っても試奏なんてできるわけもなく。最近のシンセは軽いし、ソフトケースが基本ですが、がっちりハードケースに入っていました。和音はもちろん(と言うか現代では”何と!”と言うべきか)出ません。モノシンセ、て言うヤツですね。

 そうそう、こんな感じでした。ちょっと酸っぱい様な不思議な匂いがして、してやったり感に浸りました。

どうやって手に入れたかは、また今度と言うことにして。

このCS-10.miniMoogと同じような系統のモノシンセですが、例えばmoogの鍵盤が低音優先の発音なのに対して、YAMAHAは高音優先。VCFの特性も柔らかめで、意外と品の良い音が出る様に作られていたのですね。外部入力もあったので、ラジオの音を加工したりして悦に入っていたっけね。まぁモノラルだけど。当時はラジオも基本モノラルだったから気にならなかったかな。

そう言えば、この頃まだシンセは珍しくて、8kgぐらいあったCS-10をショルダーにして「最先端!どや!」とTVに出てたタレントさんもいたっけ。深町純先生だとばかり思っていましたが、どうやら違う方の様です。重かっただろうなぁ。雑誌に特集で改造方法が載ったくらい話題でした。ストラップのピンを付けるだけですが…数年後自分でもやるとは当時思いもしなかったけどね。

このCS-10の底板、初期のロットは木製でした。販売予測が全く立たなかったのだろうなぁ。手に入れたのは木製バージョン。出てすぐ買ったからね。その後他にも持っている人を見つけていじったら、底板はプラになっていました。少しは軽くなったのかな…売れてよかったね。

それが、今ではタダですよ!タダ。

CS-10の廉価版CS-5のエミュレータVST「Samsara-5-SC」ですね。ADSRの数とかがちょいと少ないけれど、まあ大差ないです。しかも当時は相当頑張らないと買えなかったディレイと、当時存在すらなかったデジリバ(死語)付きですねぇ。プリセットまであるし。セッティングを一生懸命ノートに書き溜めたのがアホらしくなりますね。本機には確か、マニュアルにセッティング記録用のノートの原紙がついていたと思います。パネルの絵が描いてある紙。これをガッコでコピーして使ってた。コンビニなかったし。

これをPCに入れて、vst-hostに読ませればすぐ音が出ちゃう。全部タダ!鍵盤も要らないなんて、練習嫌いの人に何と優しい世の中になったのでしょうか。

もっとも、こう言う「タダ」シリーズすんごい多いのです。技術の進歩てのは恐ろしい限りです。だから今こうしてボケ防止に曲作りなんてゆるい覚悟でやれているのだけれどもね。

いやー世の中進みましたな。

そんなこんなでお粗末様でした。

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