今やスマホで全て完結な世の中ですが、all in oneてヤツにはどうも不安を抱く古いタイプなわけで
こんにちは。imoimoです。
初の民生用シンセ(?)CS-10から6、7年。世界初のフルデジタルシンセDX-7が、今日のDTMの土台を作ったと言っても良いんぢゃない?と思うのです。
コンピューティング・MIDI・デジタルシンセシス
この3つに、PCMサンプリングが加わって、今日のDTMに必要な基幹技術が揃うと思うのですが、DX-7発売の頃、まだPCは高額で、救いの神はMSXでした。
こんな感じ。YAMAHA CX-5Mですね。
ファミコンより半歩遅れて誕生したせいか、やがて廃れてしまいましたが、設定をひとつひとつパラメータ切り替えながら作って、RAMカートリッジに保存する方式だったDX-7を、パラメーターを一覧しながらエディットできて、記録も行えるソフト”DX7 VOICING PROGRAM”て言うのがMSXで出たので、買ったわけ。モニターはテレビでOK。この辺も安さの理由ですね。当時はテレビとPCはモニターに互換性なかったから。ソフトはファミコンやDSみたいにROMカセットを差し込む方式だったっけ。
この時がimoimoにとってのシンセとPCの連携の初体験で、CS-10を入手した頃、ナカニシ先生に「君には無理」と言われてから7年が経っていたのでした。
今日、DX-7の互換エミュレータはDEXED
が出ていて、どれもパラメーターを一覧しながらエディットできるし、設定データのsys.exファイルもカートリッジではなくてネットにファイルで上がっています。
本家のカートリッジのデータも勿論上がっているから、実機のDX-7よりも、エミュレータの方が数段使い易いのでした。良い世の中になったものです。
例)DX7 ROMデータ
www.sysexdb.comのこのページの5,6,7,8,9,13,14,15番とか(よく見ると内容書いてあります)、Bobby Bluesさんのページとか(ZIPにまとまっています)が有名です。
初期型のDX-7はパラメーターの表示が液晶1行だけの電卓レベル
これだけでエディットするわけ。
しかも初期型はバックライトもなし。これがめっちゃ不便なわけで、音作りもさることながら特にライブの時、今どの音色になっているかが全然見えないわけ。
そんなとき、VOWWOWの厚見玲衣(確か当時は麗)さんが、液晶の上に小さいランプくっつけているのを見て、imoimoも真似したのでした。そりゃそうだよね。プロとしては死活問題。
カセットテープのケースの内側に銀紙貼って、中に豆電球入れただけのちゃちい造りでしたが、超便利でした、け。ま、その後すぐバックライト液晶になったけど。
そんなこんなでお粗末様でした。
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