フレーズに抑揚を付けて行く話

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「ワレワレハウチウジンデアル」我々、て言っている割には独りだった事も多くて

こんにちは。imoimoです。

8小節のちいさな曲をてきとーに作ってはみた(→[8小節の曲を弾かずに作ろう1~5])ものの。まぁぶっちゃけしょうもないデキだったわけです。

ウケる曲や、名曲なんてものは作れるはずもなく。ボケ防止にアタマの体操がてら作っているわけですから、まあつまらない曲であっても良しとして。もうちょっとカイゼンしようと、手直しを始めました。

縛りとして、出だしはG/C→Caugてところだけは残す事にして、詰め将棋的に続きをやってみていました。

折角無料ピアノ音源も調べてみた(→[無料ピアノ音源はピアノ風シンセと割り切ることにした話])ことだし、ピアノでトラックを作っているわけです。

左手はアルペジオで上がって行く感じでとりあえず置いてみましたが、ただ置くだけでは「ワレワレハウチウジンデアル」状態。

まずはベロシティをいじって

上行形のフレーズに山谷を付けてみました。

出だしの音はベースなので少し強めにして、途中に谷と山を付けました。

あんまり差をつけちゃうと音源のレイヤーが働いて音質変わっちゃうからベロシティの差は2ぐらいまででやっております。

8音の上行形だったので、ベロシティは

85,82,79,80,82,83,84,85ぐらいにしたわけです。

音質の切替ポイントがベロシティ80な物も結構あるのですが、聴いてみた所今回は大丈夫でした。

とは言え、どうも粗くて、宇宙人から地球人にはなりましたが子供の演奏みたいな音。

で、こどもピアノ教室の発表会になっている原因を考えるに、上行形は放っておいても段々音が目立つからベロシティ上げる必要なかったみたい。

で、85,82,79,80,82,82,82,81とかにしてみたところ、4歳の演奏から7歳くらいには巧くなりました。

次に、もうちょっと運指が粘っている感じにしよう、てんで

ゲートを32分音符分ぐらい伸ばして少し重ねたら

それっぽくはなりました。

ところが、8小節通して聴いてみると何だが息苦しいわけです。

…音に隙間が無かったのね。

実際弾くことを想像すると、上行形のアルペジオが2オクターブ分ぐらい動いているから、上がって次に戻る時には物理的に手が鍵盤から離れるわけですな。しかもフレーズとしてもここが切れ目だし。

(余談)遠い昔。imoimoの母はシューマンとかばっかり弾いていて、ショパンやリストは弾かないのでした。

「弾けないのでしょ?」と尋ねると「弾けるけれど弾かない」との回答。彼女は手が小さく親指と小指の間が1オクターブギリギリしか届かないのでした。ショパンは最低でも10度(ド→上のミ)は届かないと弾けないし、リストはもともと手が奇形的に大きい人だったからそりゃ諦めるしかないわな。まぁ10度は届くけれどまったくショパン弾けないimoimoより数倍偉大なわけではあります。負けず嫌いではあるけれど。

指の離れる時間がコンマ何秒だと想像して、アルペジオの8音目のゲートを短くしました。

これで息苦しさは解決。まあ7歳から9歳くらいにはなりました。でも、クオンタイズを便宜上32分音符分にしてあったのでちょっと下手感が残ります。それで仕方なく

クオンタイズを外してゲートを縮める

事にしました。細かいマウス操作の苦手なimoimoにとっては結構辛い作業なのでした。

結論としては…

絶対、弾いちゃった方が早い。

そんなこんなでお粗末様でした。

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