段取り八分。旅行も出発までの方が楽しいタイプでして。でもその割に行き当たりばったり。段取りに妄想が山盛り混じるからかな
こんにちは。imoimoです。
ピアノだけのトラックをアンサンブルに直しております。
ストリングスを5声でつけている所です。
オケ音源と言うものは、無料版から何万もするものまでたくさんあって。
EastWest Virtual InstrumentsのHollywood Orchestrta。
10万円ぐらいします。シリーズ全部揃えると車が買えます。
本気の方々は多分必ず持っているであろうオケ音源。
弦にせよ管にせよ、奏法は何種類もあるので、実際に弾くときは何の気なしに切り替えられてもサンプリングで作るとなると、そうは行きません。
ボカロなんかでもこの辺は随分な苦労があるのだろうなぁ、と思いますが、この齡になると今更頑張る根気もなくて。手を出さずにおります。
オケ音源は、マルチ対応が基本だから、編成を決めて複数トラックで作って行くのでしょうが、タダを前提にやっているとそんなに親切な音源はそうそうないのです。
結構音が良いな、と感じているVersillian StudiosのVSCO-2(ここにあります)も、無料版はシングル音源です。ただし楽器によってはキーアサインで奏法を切り替えられます。
今回、そのVersillian Studios製プラグインの複数挿しがどうもトラブるので、元のsfzをSforzandoに読ませてストリングスを組んでおります(他の音源ファイルも混ぜております)。
はじめに、よくあるStrings Ensemble的な音で5声のトラックを作って、それを音源の異なる5トラックにばらかしました。
コントラバスのピチカートが見つからなかったのですが、VSCO-2にはちゃんとあります。元の音源データも公開されています(ここにあります)。
これと、ボウイングとを使い分けたいので、コントラバスで2トラック。
こうしてトラックはどんどん増えて行くのですね。
最近の若い方々だと、普通に100トラックとか使うそうです
クラシックのスコア譜だって16段もあれば結構なものです。20段以上の譜面、てあんまり見た事ないし。
GM音源をMIDIシーケンサで鳴らしていたときは16トラックが上限。その後拡張されたりしたけれど、それでもなかなか全部は使いませんでした。
むしろその前に音源の同時発音数を超えて音が抜けたりし始める、なんて事も日常的。
それが現代では…
- ピアノ
- ハープ
- フルート
- ストリングス
- ベル
まだたったこれだけのパート数なんてすが、
- 仮トラック用のSampletankに8本
- ハープで1本
- ピアノで1本
- ベルに1本
- フルートはレイヤーしてるので3本
- ストリングスで現在6本
- 何だか知らない間にもう1本。なぜか削除できない。
で既に21トラックです。
普段、ロンプラーとシンセで作っている時は
- ドラムのパラ出しで9本
- ベースに1本
- ギターがツインで2本
- シンセが4つぐらいで4本
- 他リードやらSEやらで2、3本
とせいぜい20トラックぐらいで出来上がってしまうのに。サンプリング主体で作るの、て大変。
wavの切り貼りで作ることを考えると、そりゃぁ100トラックぐらいすぐ行くわな、と納得。
それでも画面に収まりきらないので、あっち行ったりこっち行ったりスクロール。挙句にトラックを間違えて指定したり。プロジェクトを一望できない、て年寄りには不便極まりないわけです。
そのためにトラックの色を決められるのね
Excelの表とか、色基地外に作る人を今でも見かけますが、個人的にはかえって見づらいわけで。
そうは言っても名前も連番のまま単色でスクロールするトラックは結構辛いです。無限おそ松さん状態。
そろそろトラックを色で区別しておこうと思いました。
そう言えば
Dragon Rock ProductionsのUsing Reaper in Pro Tools to Host VST Plug-ins and instrumentsと言う技術解説ビデオがyoutubeにあるのですが。
取りあえず楽曲がかっこいいです。
そして、トラックの色分けが整然となされております。
そして。
聞こえてくる音の割にトラックがめっちゃ多く見受けられます。
やっぱりトラック、てそう言うものになったのね。
昔、HDDが高価だった頃は、HDDに保存したデータを更にフロッピーだのCDだのにコピーしてはHDD内のデータを消して容量を空けておりましたが、今時そんな必要もなく。HDD満杯になる前にPCが寿命になる方が多く、クラウドですら湯水のごとく消費できる世の中になりました。ファイルを消すのはスペースを空けたいからではなく純粋に「消し去りたいから」になりましたとさ。
リソースの豊かさは方法論を変えるのだな、とあらためて実感しました。
結局問われるのは自分自身の技量と管理能力。はぁ、豊か、て恐ろしい…
そんなこんなでお粗末様でした。
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