Hybrid3は音を選ぶのも一苦労

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品数は少ないけれど融通の利くラーメン屋と、百科事典みたいなメニューの来る中華料理屋と

こんにちは。imoimoです。

折角タダになったDAW、TRACKTION7を使ってみております。

どうせなら曲作りもいつも通りではないやり方をやってみようとしているわけです。

そんなに斬新な方法ではなくて、今風のシンセを使ってみようと言うわけ。

結構有名なプラグインメーカー、AIR Music TechnologyのシンセHybrid3を引っ張り出しております。

ドイツ製のHybrid3は2万円弱のプラグインですが、ちょい古でもあり、特売商材でもあるのか、しょっちゅう$1で売りに出ております。

こんな感じで年がら年中「今だけ」セールをやっております(Plugin Boutiqueの例)。

AB2系統の3OSCシンセとステップシーケンサで音を作る感じみたい。

みたい、と言うのはなぜならまだいじり始めて数分だから。

まあ世の中で何が嫌い、て練習・勉強・蒟蒻のimoimoとしましては、マニュアルとかそう簡単には読む気にならないわけです。

で、とりあえずデフォルトを鳴らしてみると

プーッ

初めてMS-20やCS-10を鳴らした時のあの音。いやぁ、シンセだねぇ…

次に、プリセットを鳴らしてみると

ズビビビズバンボズビビビズバンボ

こういうの聞いたことある!EDMと言うのでしょうか、最近よく耳にするアレがすぐ鳴る。

プリセットを切り替えると、次々と今風な音が出てきます。

初めてエレクトーンのABC(Auto Bass Chord。昔あった機能なんですが…今もありますか?)を鳴らした時の感じ。

単音押さえっぱなしで色々勝手に鳴ってくれるのがまあ現代のシンセの「普通」ですね…

…で、色々鳴らしてみましたが、

プリセット多過ぎ!

標準で1200以上、拡張まで入れると3000個くらいプリセットがあるみたい。

これじゃぁ、音を作る気も失せますな。

現代では、プロの方々でもシンセの音は作らずに選ぶ、て言う方も多くて。

そりゃそうだ。これだけあるなら選んだ方が早い。なんたってプロだから、効率も大切だし、納期とかあるし。

しかも、「プーッ」から「ズビビビズバンボ」へのエディットの道のりが想像つかない位の変形っぷり。音を作るの大変そう。

遠い昔、松武秀樹さんトニー・バンクスが、ライブの真っ最中にパッチコードを刺し替えて音を作っていた時代は、ある意味牧歌的とも言えたのですね。

DX-7あたりから、音づくりにかかる時間は幾何級数的に増えましたが、事ここに極まれり、と言う感じ。現代は音を作る人と使う人の分業的協業なのですねぇ。

ところが

どのプリセットも魅力的で即戦力っぽい良いエディットです。さすがはドイツ人??的な印象。

遠い昔、シンセでプリセットと言うとピアノやブラスみたいな音から始まって、最後の方は犬の鳴き声とかピストルの音、て相場は決まっておりました(Emulator II限定、てわけでもないと思うけど。GMの規格的にそうだったのだ思います)。そんなオチ的なほぼ使わないプリセット音は無し。きちんとジャンル分けされて、即製作開始できるように配慮されております。

本家の解説にも「Hybrid 3.0 comes with over 1,200 inspirational presets designed to jumpstart the creative process.」とあります。正にその通り。

でもね。思った通りの音を見つけようとすると、プリセットが膨大すぎて見つからんのです。たくさんあるだけに、きっとあると思っていつまでも捜してしまうし。

今の所、思った音が見つからないので、作戦は3つ

  • プリセットから選んだ音で作るべく曲自体を変える(世間に合わせて自分を変える)
  • 楽をするのはあきらめて音を作る(他人を頼らず我が道を行く)
  • いっそ、別のシンセを使う(全て世の中のせいにする)

今回はプリセットをエディットして作る、と言うノーマルな作戦で行くことにします。

かくして

進捗は、

キックの4ツ打ちがドンドンドンドン

ズビビビズバンボがE2(低いミの音)でずっと鳴っている

まだこれだけ。あぁ、きっとこりゃあ頑張っても16小節止まりの予感。でも何となく今風な音。

なんならもう、これで完成、てことにしちゃおうかな、と言う気にもなるくらいのHybrid3の活躍っぷりなのでした(かなりホメているつもりです)。

そんなこんなでお粗末様でした。

DAW/VST
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