バタフライ効果ではないけれど。一つのズレが後々面倒な事になるわけで
こんにちは。imoimoです。
1、2年前に作った曲を手直ししております。
キーボードのパートが結構入っていて、いったい何人編成なのさっ!?と言うトラック構成である事が判明しました。すっかり忘れておりました。
最近はそう言うのあまり気にしなくて良いのだと思いますが、何分古い体質なもので、何人で演っているのかとか手や指の本数を気にしているつもりであります。
と言うのも、PCで曲を作る場合、そう言う制約が無いが故に逆にゴミ溜めの様なものになりやすいからなのです。
才能や技量の無い場合、無制限て果てしなく危険。
遠い昔、自分は歌わないから、て4オクターブ使う歌作った時も、思い切りむせ返ったボーカル様に「歌ってみろ!」てキレられたわけでして。他人に厳しく自分に甘いのは生まれつきかも。
そうこうする中、ハモンドがチャリチャリシンセをマスクして音が消えると言う事態になりまして(→この話)、ようやくEQで解消したのも束の間。
次のシンセを重ねようとすると、又してもチャリチャリシンセが消える事が判明。もうチャリチャリシンセやめようかな…
前回は中域の奪り合いで負けておりましたが、今度は高域が出張りすぎ。
だいたい5kHz辺りが出張って来て「チャリチャリ」が「ピキピキ」に聞こえる状態。メロディもへちまもありゃしませぬ。
人間に聞こえる上限が20kHzとか言って、実際には20kHzの音、て最早「ピー」ですらなく「シー」としか聞こえないと思うのですが。
5kHzと言えばその2オクターブ下。まだまだ「シー」レベルです。そこばっかり聞こえてもなかなかメロディーとしては絡みません。何たって、ピアノの一番上のドだって4kHzそこそこですから。
結局中域の処理がまずくて、根音がかき消されて広域だけがブルーオーシャン化して轟いているのだと思います。
遠い昔
フルートやバイオリンとピアノとか、バンド形式でもキーボードが生楽器だった頃にはあんまりこういう問題は起こらなかった気がします。
普通に演奏してラジカセで録ってもそこそこのバランスで録れた気がするわけです。
シンセが出て来た辺りからどうも話はややこしくなって、レコーディングしてミックスするとシンセだけ浮いたり、何だか聞こえない、と言う状態が出る様になった気がします。そう考えるとシンセは楽器としてまだまだ未完成なのだな、と思います。
兎にも角にも
チャリチャリシンセがやたらとピキーと鳴り続けるのは避けたいので
- EQをやり直し。高域を抑え、低域のカットオフ周波数を下げました
- 帯域の取り合いを避けるためにリリースタイムを短くしました
- ディレイを思い切ってゼロにしました
ここら辺りでピキーンの出張りがだいぶ解消されて、根音も聞こえ始めました。
単体で聴くと結構きつめな音ですがそのくらいでないとダメみたい。その分リリースを短くしてパッと出てスッと消えるみたいな鳴り方にしました。
リバーブが帯域を喰う曲者だ、てのは分かっちゃいましたが今回はリリース(シンセで言う所のゲートオフ後の減衰時間。一般的に言うサスティンですね)もいかんと言う結末になりそうです。子供の頃サスティンペダルを踏みっぱなしにしてピアノ弾くと何だか上手くなった気がしたのと同じかも。実際は音が濁って最悪ですが。
そろそろ次のシンセパートを手直ししても良いかなと思います。また行ったり来たりする羽目になりそうですが。
そんなこんなでお粗末様でした。
コメント