旧作を手直しする話 Part14

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普通が一番。でも普通が一番難しかったりもして。何しろ普通と言うのは創り出されるものだから

こんにちは。imoimoです。

1、2年前に作った曲を手直ししております。延々とやっております。

後半部分に転調・変拍子・15小節と言うほぼ意味不明の部分がありまして、バッサリとカットしました。

本線から逸れない様に手直しをしておりますが、やはり15小節と言うのがネック。ここはやっぱり普通に16小節に直そうと決意いたしました。

面倒なのは、ここで1小節足すと、他のトラックを全部ずらさなくてはならないことでして。

例えばREAPERとか、Cubase、むかーし昔のシーケンサソフト等ではどれでも、1小節足すのは楽勝な気もするのですが、現在使用中のTRACKTION T7に限っては所謂「ここに小節を挿入」機能が見あたりませぬ。本当はあるのかな…

無いとすると、考えられる手順はふたつ。

  1. 全トラックのMIDIクリップをコピペしてふたつ繋ぎ、前半と後半に縮めて並べる。前半に空白の1小節を追加する。
  2. 各トラックの後半部全体を1小節動かす作業を全トラックに繰り返す。

どちらもかなり面倒くさい作業です。

そう考えると、TRACKTION T7で曲を作る時には、クリップを細かく区切って作った方が後々便利だ、と言う結論と相成りました。今回は後の祭りと言う事で。

そう言えば

TRACKTION T7では、フレーズをコピペする時、トラック内ではノートのコピペが簡単に行えますが、トラックを跨ぐとどうにもこうにもできません。

ところが、クリップ単位ではコピーも移動も思いのまま。しかもマウスだけでやれるので超高速。

この落差は大きいわけでして。理に適っているのでぐぅの音も出ませんが、TRACKTION T7ではクリップを基本に曲を作って行くのがセオリーであると考えます。

例えばアイデアやメモをクリップを区切って保存しておけば、トラック間はおろかプロジェクト間でもひょひょいっと再利用可能。

一方、プラグインのセッティングや組み合わせもラックを使えばやはり手軽に再利用可能。

この恩恵になかなか与れない自分のアタマの固さに参ってしまいます。

今さら、1曲分丸ごとのMIDIクリップを、ふたつに複製して並べる、と言うのも難ですが。クリップ自体はいちいち余分な所を削除したりしなくてもクリップの長さや演奏位置を変更できるので(ミスらなければ)楽勝。必要な部分だけを再生できるわけです。

単純作業の繰り返しが辛そうですがやる事にします。

何が良い、て

使わない部分もデータが残るので、「やっぱりこうしよう」と思った時にクリップの上の方にある△アイコンをニョインとやればすぐ呼び戻せるのが最大の特長かと思います。

つくずくTRACKTIONを考えた人天才!!(ほぼ100%ジュリアン・ストーラー氏)と感慨深い思いなのでした。

ジュリアン・ストーラー(Julian Storer)氏

ジュリアンと言えばレノンさん(→Wikipedia)かアサンジさん(→Wikipedia)か、て程世間に昏いimoimoにとっては、第三のジュリアン。

こんな方の様です。見た目も間違いなし。天才の名を欲しいままにしている伝説のプログラマー。TRACKTIONを一人で開発した事や、JUCEと言うC++用GUIライブラリで有名です。ビジネス的にはそれほど恵まれているわけでもなさそうな辺りも天才っぽさが満開です。(当然)会った事はありません。ロンドン在住で、今はTRACKTION専属の人じゃないみたい。この辺も天才っぽいです。(→GitHub)

脱線ばかりしていないでとっとと作業を進めましょう。

そんなこんなでお粗末様でした。

 

DAW/VST
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