久しぶりに会った灰色猫は激太りしていました

こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回は遠い昔に作った曲のメロディに全く別物のバックを付けようと言う企画。まだ骨組み段階でして、今はドラムのトラックを作っております。
今年無料版が出たので、今回のプロジェクトにはIK MultimediaのMODO DRUMを使っております(→ダウンロード)。
要するに、はじめましてなプラグインなのです。
世の中無料のドラム音源は色々あって。はたまた、打ち込みしなくても済む程にサンプルやループのライブラリもたくさんあります。切って貼って並べればドラムトラック完成!てできるのが今風。
古いヤツだとお笑いでしょうが、ドラムもちまちまと打込む派でして。そうなると音源が必要なのです。
タダのもの前提でやっているから、色々と触ってみたけれど。結局無料のドラム音源は何が良いのかしらと考えてみます。
もっとも、大抵のDAWには無料版でもドラムのプラグイン付いて来るけどね。
こんなの。Cakewalk(→ダウンロード)にオマケで付いてくるSI DrumKitかしら。
使った事無いや。
一番手軽で
使いやすいのはと考えると、MT-POWER DrumKit 2ではないかと思います(→ダウンロード)。
無料音源あるあるで、ライブラリは1種類。
余計な設定も無いから挿してすぐ鳴らす感じ。
ミキサーはパーツごとにパラアウトできるから、リズムマシン的に使えて音も加工しやすいのよ。
ミキサーにはコンプしか付いてなくて、シンプルだけど音は結構パワー系と言う不満の少ない造りです。
個人的には各パーツごとにパラアウトして、特にキックやスネアには自前のコンプやEQを通した方が使いやすいと感じております。
サンプルパターンもたくさん入っていて、そのままMIDIトラックにも落とせるから手軽。個人的には使わないけどね。
と言うわけで★★★かしら。
今回の
MODO DRUMは
フィジカルモデリング音源だそうで。全部じゃないけど物理モデリング部分があるので色々と細かく設定できます。ざっくり言うと上級版MT-POWER DrumKit 2て感じかしら。
いやいや全っ然別モンよ、と言うべきかもしれないけれど。
個人的には一番気になるのはミキサーの所なのです。
ちゃんとミキサー迄付いているんだから、音源でミックスしてそのままトラックにしちゃうべきなのかも知れませんが。やっぱりキックはキック、スネアはスネアでちょこまか手を加えたいのがド素人あるある。
MODO DRUMのミキサーはパーツごとのチャンネル構成。キックはキック、スネアはスネアと出せます。
スタジオもいくつか選べるから、ルームエコーとかも計算されて出て来るみたい。
あぁ。だからMODO DRUMのキックはドゴォーンて重いのかも。MT-POWER DrumKit 2と比べると、スネアとかは割と軽めなのにキックは格段に重く聞こえます。
音源によっては、ミキサーがパーツごとではなくて現実のマイクセッティングに準じているものもあって。
昔もてはやされたDrumMic’a!とかもこのパターンでした。
数少ない無料のKONTAKT Playerでフルに動くドラム音源でしたが、公開終了となってしまいました。
DrumMic’a!のミキサーは、マイクに沿っていました。
マイクメーカーのゼンハイザーがプロモーションを兼ねて公開した音源だから当然と言えば当然ですが。アナログの頃、ドラムはホント録り方で音が変わるものでした。
もともとドラム叩ける人はギター弾ける人の半分も居なかったし、日本の住環境や性質だとなかなかドラマーが沢山育つと言うわけには行かないみたい。
ただでさえ、ドラマーの確保がバンドの鬼門だったのにレコーディングも難しいと言うのがみんなが音楽をやる上での結構なハードルだった気もします。
DAWになって、ドラムは音源でも結構鳴らせるようになったから今日音楽製作をやる人が多くなった要因の大きな一つでは無いかと思います。今ではドラムのいないバンドもわんさか居るしね。
そんな
生録り系
とでも言うべきドラム音源では、Steven Slate Drums Freeがとても良いと思います(→ダウンロード)。
音の感じはどちらかと言うとジャズな人みたいなイメージ。
MT-POWER DrumKit 2は結構きっぱりとロック宣言している音。
MODO DRUM CSに入っているStudioて言うライブラリは中庸な音ですが、ベロシティを110より上げたスネアは結構暴れん坊。そっか。上品に叩けばジャズの人みたいにもなるし、全開パワービースト打ちをさせるとちゃんとロックになるみたい。
ミキサーはマイクに沿ったチャンネル構成でして。
細かい設定もできるのはMODO DRUMと同等。いやそれ以上かも。
全体としては、臨場感が一枚上手に聴こえます。パラアウトとかしないでそのままトラックにすれば良いのではないか、と言う出音です。
でもね。キックは締めたいしスネアはスカポーンとやりたいので、結局ある程度はパラアウトして弄ってしまうのもこれまたド素人あるある。
これはもう、好みだとは思いますが。
トータルとしてはMODO DRUMが★★★★とすると、Steven Slate Drumsは★★★★★。
あくまで個人の感想です。
他にもSean Pandy DrumsとかDrum Kit 1とかタダで有名なのはいくつか試してみたけれど、結局製作に使い続けたのはこの3つでして。
MODO DRUMも個人的な好き嫌いで今回限りなる気もするから、やっぱSteven Slate Drumsがイチオシと言う事にしておきます。
でもね。MODOシリーズでは、MODO BASSはあっという間にお気に入りよ。
オケ的な
リズムトラックが必要になる時もありまして。
ドラムキット+魔人ドラマーではなく、大太鼓さん・小太鼓さん・シンバルさんと並んでもらいたい時です。
そんな時に重宝しているのは無料のオケ音源のVSCO-2 CE(→【Versilian Studios】)。
ほとんどのオケ楽器がライブラリされています。ここにもVSTプラグインで公開されていますが、パーカッションだけのプラグインも製作元のBigCat Instrumentsさんのブログページにあって。
Sketch Percussion(→ダウンロード)。
この音源、何がいいかって言うと…
① シンバルのシュワワワワワが入っています。
そしてもう一つ。
② スネアロールがあるのです。ジャラララララ…
と言うわけで、これも★★★★★。
2024.7.30 追記
Sketchシリーズは本家のページが削除されてしまいました。
Plugins4FreeにVSCO2 Percussionとして同じものが収録されています(→ダウンロード)。
以上、かなり偏見だったかも。
そんなこんなでお粗末様でした。



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