Exib 21
2022年9月発表(→紹介ページ)
ビニル版を作ったわけでも無いけれど。A面・B面みたいな感覚でしたので、B面を解説してみます。
アルバム構想があって作ったわけでもなくて。しかもせいぜい年に5、6曲と言う製作ペース。寄せ集めと言うか個展みたいなものよね、との想いでExibとしました。
21は2021年じゃなくて21世紀。前回のリリースが20世紀だったからね。次が23にはならないように頑張ります。
6:Raise Your Face
リハスタに入ったギター小僧が景気づけに弾いてるものみたいに作りたくてやりました。
その場に自分がいたらこんな感じかなぁ、と妄想してハモンドを入れるのは子供がお人形さんごっこをやっている様なもの。
7:Dark Ocean
果たして素養がなくてもオーケストラぽいのは作れるものなのか、と言う実験で作りました。
バンドならカリスマギタリスト。オーケストラだとソリストのバイオリンは舞台で大きく見えるよね。そんな視覚的な妄想優先で作ったのです。
8:Traverse Route
速さよりも力強さを出したいね、と思い始めて作りました。
段々テンポも遅めのものが増えてきた時期のものです。少しは落ち着いて来たのかも。
使う音源を変更するのをメンバーチェンジと呼んでいますが、この曲からベースが交代しました。今回のアルバムの中では一番新しいもの。
9:Spear and Cross
遠い昔には指が消えるギターの人と演っていた時期もあったけれど、ネアカでアメリカンな人でした。メタルっぽい人が良かったのにぃ。
自分もメタルの人じゃないのに無いものねだり。加えて昭和の変身物の主題歌みたいなのがやりたくて作りました。
妄想では色んな人と組めるのが一番の楽しさかも知れません。
10:引き潮
退屈って言えば退屈だけど、やっぱり綺麗めなのもやりたいのよ。
昭和のアルバムにありがちな終わり方をしたかったのでラストに入れました。
性根がねじくれ曲がっているせいか、あんまり綺麗にはならないね。
現代は
配信とサブスクの時代。アルバム構成なんて無意味なのかも知れません。一曲どころかワンフレーズが瞬間的にヘビロテして次々と消費されて行く時代。参戦のハードルも低いから、天才ですら生き残るのは大変な世の中になりました。
これはダメだよぉと言う意見も多いのですが、昔からこういうファストトラックみたいな需要はずーっとあって。それとは別に名曲や名盤が作られていたと思います。
クイーンだって日本に入ってきた時にはキッスとBCRと並べて御三家って言う扱いだったし。どんだけ異種格闘技よ、て話。巨人大鵬玉子焼きと同じだね。
半世紀近く経ってクイーンが一番評価されているムードがあるけれど、キッスだってライブは楽しいしBCRにも名曲はたくさんあるのよ(カバーが多いけど)。
その後TOTOやジャーニー、スティクスが日本でもバカ売れしたけど、その時も評論家の方々は結構渋っツラだった気がします。エイジアに至っては自動販売機とか言われたし。計算づくで名曲を連発するのがそんなに悪い事かしら??と名曲なんぞ作れたためしの無い身としては羨むばかり。
配信とサブスクのお陰で当時よりもはるかに手軽に作品を世に出せるようになったのだから、出せるだけでも幸せと思わなくちゃね。誰にもペコペコしなくて済むし。と言う事で次作も頑張ろう。
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