立派過ぎてもダメかも

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1番下のチビ猫仔が真ん中の巨大児のおしりをクンクンやっている時に突然巨大児がバックオーライ。鼻がアナに刺さってチビ猫仔シャァーッと言う理不尽。

こんにちは。imoimoです。

てきとーな製作をやっております。

今回のお題は普通になりたい。バンドとオケの合体もので作っていて、今入れているのはセロのトラックです。

使っているのはポピュラー向きのシリーズものオケ音源でOrchestral Companion Strings(→製品ページ)。

特売で以前に買ったものです。タダじゃないのよ。

有料音源だけあって、至れり尽くせり。編成はこぢんまりとしている気もするけれど、一番助かるのは音像と定位かも。

各パートをバラバラに作っても、それぞれの定位や音像があらかじめ調節されているから一斉に鳴らせばひとつのオーケストラに戻ります。勿論バラバラに作れるライブラリもあります。

部屋鳴りとかも統一されているから、臨場感も普通に出ます。

…なんだけど。どうも毎回疑問が湧くところがありまして、それがセロ。

名門女子校の弦楽隊に、一人だけゴーシュが居る感じがしてなりません。

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バイオリンやビオラと比べると、セロだけやけに激しいのです。同じコンディションで音符を並べると、ゼロだけが一段強めに鳴ります。

現実ってそんなものだったっけな。

確かにセロは弦パートの中では主役寄り。第一バイオリンと2枚看板のイメージもあるけれど、統一感が少し無い気がするのです。

プロの作った有料音源にイチャモンを付けるなんて百年早いのよっ。

小僧の頃、ギターだけ目茶苦茶巧いバンドはよく目にして。大抵ワンマンバンドなんだけど、時折ベースだけ異常に巧いバンドとかも居ました。ドラムでもギターでもベースでもキーボードでも、巧い人って音がデカく聴こえるよね。

これはこれでやっぱり違和感があって、小僧だから手加減とかしないので目立つ目立つ。バランスって大事なんだなぁと思ったものです。巧いってのも良し悪しだなぁ。

そうやって、自分の下手糞さを正当化していたのね。

さて。一人だけ荒ぶるセロをどうしようかしら。

メロディを弾いてくれる時には心強いけれども、バックの時はかなりセーブしてもらわないと浮いちゃいます。

セロは守備範囲が広いのか、絡む相手もバイオリンやビオラはもとよりファゴット、ホルン、トロンボーンと様々。トロンボーンはまだしもファゴットと合わせる時には気を付けないと相手がパワー負けしそう。

遠い昔、亡くなる前のフルニエが来日をした時に演奏会に行ったけれど。

巨匠ピエール・フルニエ(→【Wikipedia】)。演奏会では弾きながら唸る唄うよだれ垂らすと鬼気迫る本格派だったのを覚えています。円熟と言うか、厳しさを通り越して物凄く楽しそうでした。

セロはもっと優しい音だった気がします。激しい音も出るのはわかるけれど、中央値としてはもっとふくよかで甘い音なんじゃないかしら。いつもいつも2Cellosなわけではないのよ。

旋風だったね、2Cellos(→公式ページ)。

そんなわけで、バイオリンやビオラよりも一段弱めに音符を並べる事と相成りました。

特に気を付けなくちゃとなった所は、ホルンとビオラがメロディを担当している箇所でして。

元々セロもメロディに行くつもりだったのですが、ホルンが消えちゃう。セロはバッキングに回る事にしました。

でもちょっと油断するとビオラを喰っちゃう。音を弱くするだけじゃなくてフレーズも気を配らなくちゃ。

後半に4小節だけメロディが確定していない所があって。ポップス的な構成だから間奏の部分の一部。アドリブで良いみたい。

よぉーし。ここはセロに出張ってもらおう。

これまでずーっとセーブ気味で弾いてもらったから、ここでは思う存分2Cellosしちゃってね…

“Sweet Child O’Mine”(→YouTube

あれ。意外とロングトーン。ゆったり優しく弾くのか。こっちの方が今回は良いみたい。

そんなこんなでお粗末様でした。

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