ボケっと路地を曲がったら道に落ちてたホースがいきなり動いて、アオダイショウだったのかぁ。両者大慌てで、危うく踏んじまうところだったよ。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
街にいる爬虫類の中では大物の方だよねぇ、アオダイショウ。
2mくらいはあったと思うのでしっかり大人。
ぜったいビビって大きく見えただけよ。
いや。1.5mはゼッタイありました。よく育ったねぇ。この頃は見かけるのも年に1回あるかないかです。それにしても。毎度毎度、どうして突然道路にデデンとしているんだろ。
日光浴と言う説もあります。
そう言えば、今年は春先にカエル殆ど見かけなかったな。大丈夫かしら。
別に爬虫類マニアなわけではないのでこの辺にして。むしろカエルの解剖の授業の日欠席したクチなのよ。
作業の方はミックスをやっております。バランスを調節していて、一度書き出してみようかなと言う段階。
日頃は安っすいイヤホンで作業しています。それでも5000円くらいはするヤツなのよ。
XXBassみたいな迫力ある音に聴こえるよって言うイヤホンは特性が変わっちゃうから避けています。高域がキレイ!みたいな触れ込みのものも同様に避けていて、フツーに鳴るものを使うようにしています。
とは言え、所詮は安物イヤホン。聴こえない低音があったり、音がぅわーんとしたりします。
せっかく持ってるんだから、こんな時くらいはモニターヘッドホンを使おう。
そうは言っても一番安いのね。
こんなの(→【Audio-Technica】)。
安物イヤホンと大差無い気もするけれど、そこはさすがにモニターを謳っているだけあります。
弱いながらちゃんと極低音も聴きとれるし、分離も数段上です。
あ。モニターヘッドホンって言うのは、普通のヘッドホンとちょっと違うヤツの事でして。
普通のヘッドホンはリスニングヘッドホン。聴き応えのある音で鳴る様に設計されています。
「モニター」ヘッドホンって言うのは、まぁまぁな値段だから「良い」ヘッドホンだと思って買うと物凄く損した気になるヘッドホンです。
音響データのチェックに使うヘッドホンだから脚色ゼロ。帯域や定位ごとの音を聴き分けやすくなっています。要するにわざわざ「いちばんつまらない音」にして聴こえるヘッドホン。
イヤホンからヘッドホンに切り替えると、何となく難しい事やってる気になるからテンションは上がります。
マスターの所にスペクトラムアナライザを挿して。
Voxengoの無料スペアナ、SPAN(→ダウンロード)。
バランスを確認しながら調節して行きます。
フェーダーは基本的に何かを上げるのではなくて、どれかを下げる作業。
リードギター二人の、目立つ方が右側に立っていて。トランペットも右寄りだったので、どうもメロディ担当が右に寄っている感じで進みます。リードギターは二人左右反対にすれば良かったかな。
それでも左右のバランスはほぼ同じだから、メーター上はこれで良いのかも知れません。
大体バランスがとれたかな、と言うわけで一度通して聴き直してみよう。
うーん。バンドとオケの合体ものだけにパートがやたらと多くて騒然としています。
それでも主役が入れ替わりながら曲が比較的スムーズに進むからいいかなぁ…と曲終わり。
不揃いだった残響音は個別に調整済みなので普通にジャンと終わりました。
・・・ケンジいらっしゃい
うん?誰か呼んだ??
ヘッドホンをしているからどこか外の声かしら。
もう一度最後の曲終わりの部分がばらけていないか確認。
ジャン・・・・・ケンジいらっしゃい
うん?オバちゃんがなんか言ってる。
イヤホンで作業していた時はそんなの無かったと思うんだけど。
もう一度。
・・・・・ケンジいらっしゃい
ケンジって誰よ?そしてあなたはどちら様?
これはもうね。心霊現象よ。曲がジャンと終わって数秒後にオバちゃんが呼んでるなんて。
昔よくレコードの怪談であったよね。わたしにも聴かせてって声が入ってるとかさ。
アナログだとオーバーダブのミスとか消去ヘッドが劣化して消しきれないとかで変な音が残る事はちょいちょいありました。
マイク録りの時も想定外の音を拾っていたり。宅録だと、まさに「ごはんだよぉ」とか救急車のサイレンとかアクシデントはしょっちゅうでした。
でもさ、オール打ち込みでプロの人が作った音源ばかりよ。ケンジいらっしゃいは入らないよねぇ。
ここは呪われる恐怖をぐっと堪えてオバちゃんの居所を突き止めよう。
バスを一つずつソロにしながら居場所を探しました。
なんだかよくわからなかったので、逆に一つずつミュートしながらオバちゃんが黙るポイントを探しました。
オバちゃん、木管に居るみたい。
木管のバスだけをソロにして、今度は1パートずつ探して行きました。祟られたらどうしよう。
居たいた。フルートだ。
吹き終わって、残響も切れて。そこからちょっと後に何か入っています。
面倒だからフルートのトラックのケツでフェーダーを絞る事にしました。
これでオバちゃんいなくなったろう。聴き直してみよう。
ジャン・・・・いらっしゃい
まだ誰かいるっ!!
怖いわぁ。
仕方ない。更にオバちゃんを探す事にします。
居たいた。コールアングレ。
同じように吹き終わって、残響も切れて、暫くした所でなんか鳴っています。
結局。
この二つのノイズが組み合わさってオバちゃんになっていた様です。ケンジは無関係だったのね。
それにしても、何の音だろう。
どうやら。
木管の音源に掛けていたディレイにロングディレイがあった様です。
最後の吹き終わりのディレイが残っていて、それがコンプで圧縮したりするうちに大きくなって、オバちゃんになったのではないかと思われます。
モニターヘッドホンしていなかったら恐らく聴こえないままミックスしていたと思います。
でも、曲終わりでフェードアウトで切っちゃうからオバちゃんはどっちにしても消滅していたかも知れないね。
それにしてもケンジって誰?
そんなこんなでお粗末様でした。
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