どうにか冬に間に合いそうです。
日頃てきとーな製作をやっておりまして、色々とやらかす失態やトラブルを反面教師よろしく記録しております。
ネタに事欠くとついつい始めてしまうまとめを今年もやってしまいました。
タダで、練習とか勉強とか無しで。でも手作りで曲を作ろうと言うまとめのつもりでしたが、なかなかにまとまらず結局ただの連作となっております。
ドラム・ベース・ピアノにギターとメロディ用のトランペットをMIDIで用意して、それぞれをオーディオに変換。調節も一応やりました。
お次はいよいよ彼らを混ぜ混ぜにしてひとつのオーディオにしようと思います。
頼りに
なる計器が欲しいので、メーターを追加します。
トラックのチャンネルじゃなくて、マスター出力の所に挿すのはスペクトラムアナライザー。
無料のSPANを挿しました(→ダウンロード)。
色んな数値をモニターしてくれるけれど、手に負えないものもあります。スペアナっていったい何だ??
まずは、周波数帯域別に音量がどのくらいあるかを教えてくれます。
みんなで鳴らした時に、極端に出っ張る所があるのはあんまり良くないみたい。全体のバランスは曲にもよるから、好みの曲をスペアナに掛けると参考になるよ…なんて話を聞いたこともありますが、やったことなどあるはずもなく。
ざっくり言うと。低い方のグラフが大きめならどっしりするかと思いきや、全体に音が小さく聴こえて迫力ダウンするみたい。
一方で高い方が大きめならシャリッキリッとするかと言うと、今度は宇宙人の攻撃みたいな不快感が増します。
なんとなくで言うと、凸凹しないで滑らかな絵面になるのが聴きやすいみたい。
他にはレベルメーターがあって、大体の音量が確認できます。
±0dBを超えると、クリッピングと言って波形が記録できずに潰れます。音割れって言うヤツ。これが無いかどうかをチェックするのがTrue PeakとClippings。最大レベルと音割れの回数ね。
True Peakはマイナスの中にしておかなくちゃいけなくて、Clippingsはゼロにしなくちゃいけないんだってっ。
次あたりからは手に負えない数値になって来て。
RMSっていうのはラウドネスの値のひとつ。
数値が高いほど音がデカい(音圧が高い)と言う事で、音量とは別のものなんだけど。
正直ド素人が狙って数値を稼げるものでは無い感じ。
しかも、デカけりゃ偉いってわけでもなくて。
映画とかTVとかラジオとかそれぞれの業界ごとにガイドラインがあるから、納品前に確認するために必要な様です。
YouTubeとかで配信する時は、自動的にラウドネスを調節してくれるから気にしなくても大丈夫かも。
もっとも。自分の作った音とは違う質で配信されちゃうから、断固芸術性を固持したい時はちゃんと気にしなくちゃいけない様です。
ま、難しいヤツって事。
もっとわからんのがMax Crest Factorで、波高係数とか言うそうです。
数値が高い時はアタックのある音がきつい傾向にあると言う事で、逆に低い時はメリハリが少ないと言う事みたい。
iZotopeの記事に説明がありました。英語の記事だったから翻訳してもらおうっと(→【iZotpe】)。
それでも読んで分かったのはさっきの一行程度。
もう一つメーターがあって、コリレーションって言う数値。
左右の位相差のメーターで、あんまり逆相の音ばっかりだとモノラルにした時に音が変わっちゃうんだってっ。そう言われてもそもそもコントロール不能だし、他にどんな意味があるかを覚える気にもなれないわ。
リバーブとかイメージャーとかステレオエンハンサーとかコーラスを多用していると変な動きをする、って事ぐらいしか実感できていません。
そもそもエンジニアさんは位相を物凄く気にするそうなんだけど、そんな高邁な所へはとてもじゃないけど辿り着けないのよ。
つまるところ、折角高性能なメーターを挿すけれど気にするのはピークとスペクトラム分布ぐらいって事になります。
それでも無いよりずっとマシ。
ドラムから
ひとつずつ音を出してみます。
キックだけなら-10dB以下。キックとスネアは同じくらいの音量にと言うのが基本の様です。
今回はドラム丸ごとで1トラックなので手遅れ。ドラム全体で-10dB目安にボリュームを調節しました。
経験上、もう少し小さめにしておかないと行く行くピークを越えてしまうので-12dBぐらいで動くようにしました。
次はベースだけにして、ドラムと同じくらいのメーターで動くようにしました。
ドラムとベースを鳴らしておいて、次はピアノ。
バッキングにはギターも入るから、気持ち小さめ。
ピアノを止めてギターを鳴らしてみて、同じくらいの感じにしました。
ドラム・ベース・ピアノ・ギターの4人で鳴らして、左右の音量バランスが均等になる様にピアノとギターを調節。気持ちドラムとベースが大きく聴こえるくらいが良いかな。
と言う事でメロディのトラックを鳴らしました。
あんまりデカくなり過ぎない程度にしておいて、センドで回していたリバーブもオン。
ワンワンしない様に気を付けて、リバーブへの音量を調節し直しました。
リバーブが掛かっているぅって言うよりは、メロディが音量を上げなくても前に出る程度の掛かり方。
ピアノやギター、ドラムもリバーブに回していたのでセンドの音量を再調節。
メーターを
確認して、少なくともピークを超えていないようにしました。
リバーブが最後に残るのがちょっと気になって。
本来はセッティングでちゃんと対応しなくちゃいけないんだろうけれど、応急処置で凌ぐことにしました。
センドで回したリバーブの先に挿したのはゲート。
例によってReaPlugsに入ってるReaGateです(→ダウンロード)。
ホント好きね。ReaPlugs。
クセが無くて軽くて便利なのよ。
リバーブはゆらゆらしながら減衰して行くから、Holdを少し伸ばしてからRelease。自然とリバーブのお尻が消えるように調節しました。
ちょっと左が弱いかなぁ、なんて様子を見ながらちょこまかと調節して。
無理に左右をピッタリ揃えなくても、多少は良いのではないかと思っています。
それは、[ファイル]→[エクスポート]で全体を書き出そうと思います。
実は
ここからが本番だったりして。
エクスポートで、みんなを混ぜ混ぜしたオーディオファイルができました。
このままでも良いのだけれど、もう一段調節した方が綺麗に仕上がる様です。
世の中ではマスタリングと呼ぶそうですが、そんな大それたものでは無く。
次はこのオーディオファイル単体を調節して行きます。
今迄のトラックを全部ミュートにして。はたまた新規でプロジェクトを立ち上げるなどして、とにかく書き出したオーディオファイルひとつだけを配置します。
このオーディオファイルをこの頃はツーミックスと呼ぶそうです。ラフみたいな感じ。
次回は小難しそうなプラグインを色々と挿します。
そんなこんなでお粗末様でした。
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