ちょっと違うだけで、お手上げになるのは老化かなとか思ったりして。
こんにちは。imoimoです。
cakewalkが折角タダになったんで、使おうと思っているわけで。どうせなら、完全0円の環境作りの最適解も考える取り組みです。
お急ぎの方へ
2019.4.16
Cakewalk by BandLabがアップデートしたせいか、内容が古くなっております。
とにかく早くパラアウトしなくちゃ、と言う方はこちらへご移動願います。
さて、ドラム、て言うのは他のパートと違って複数の種類の楽器をひとまとめにして「ドラム(ス)」と言うわけで。クラシックだと、多少掛け持ちはあったにせよ基本バスドラとシンバルとスネアは別の奏者。3人がかりなわけです。
だからそれぞれ本来は別のトラック。でもMIDI的には一つのパートでして、普通にやるとミックス済みで音が出るわけです。これがイヤ。
そこで、種類別に出力する機能がパラアウトなわけです。
遠い昔、実機でやっていた頃に、リズムにはYAMAHAのRX11を使っていたのだけれども、使っていた理由の一つが「パラアウト」。パートごとに出力できたので、最初にここをミックスしてドラムのトラックを作れたのでした。どうしてもクラッシュシンバルにコーラスをかけたかっただけなんだけどね。
MT POWER DrumKit2では、8系統に振り分けて出力できます。ミキサーが内蔵されていて、各パートにコンプもついてる。
と言うわけで、[Empty Project]で開始したcakewalkに、まずドラムを設定しよう
と。
[挿入]→[プラグインシンセ]→[Uncategorized]で[MT-Power DrumKit]を選ぶと、ドラムがセットされます。その時の設定は、何やら色々出るけれど取り敢えずコレ。
「ソース用MIDIトラック」と「マスターアウト用オーディオト(ラック)」、それから「シンセのプロパ(ティ)」にチェックを入れます。
↑2018.8.27 ここでimoimoは間違いを犯しております!!お急ぎの方は今すぐ最後の方の「追記」に飛んでください!!
…まぁ、他人の失敗はタメになるかも、て事でそのまま記事を残します…
その次に、[挿入]→[オーディオトラック]を繰り返して、オーディオトラックを8個作ります。
…このあたりからちょっと手こずったわけです。と言うのも、REAPERだと、インスツルメントトラックを入れた段階で「パラアウトする?」的に訊いてきてくれるので、半自動でMIDIと各パートのトラックが作られるのですが、その機能がないのか複雑なのか…きっとあるのだとは思います。
オーディオトラックまで作れると、MIDIトラックのMIDIアイコン でMT-POWER DrumKit2が呼び出せるので、こちらを設定。
下の方にある[MIXER]□[GROOVES]の、[MIXER]を押すと、ミキサーが呼び出せます。
このミキサーは、MT-POWER DrumKit2の、各パートの出力を決める言わばプリミキサーで、ここで出力を8系統に分けられます。例えば「クローズとオープンのハイハットは一緒で良いや。」的なくくり方で分ける感じ。各系統はステレオだから、定位も調節できます。また、後でcakewalk側で設定する時に各系統の右だけ、左だけ、みたいな設定もできるから、一つにくくったパートも、左右に分けておけば実質的には全パートパラアウトにする事も一応可能、て事で。
ここまで準備出来たら、cakewalkに戻って、さっき挿入したオーディオトラックを調整します。
[表示]→[コンソールビュー]にすると、ミキサーが出て来ます。フェーダーの下に、INPUTとOUTPUT、それからトラック名の設定できるところがあるので、この[INPUT]をクリックすると、そのトラックにどの音を引いてくるかを設定できます。
[MT-POWER DrumKit]を選ぶと、ズラーッと選択肢が出ます。これが、さっき設定したプレミキサーの出力一覧で、各系統のそれぞれ stereo/右だけ/左だけ を選んで設定できるわけ。
これで、作ったオーディオトラックそれぞれに、MT-POWER DrumKit2の出力の1~8系統を割り振って行けば、パラアウト設定完了。分からなくならないように”KICK”、”SNARE”…みたいに、トラック名も変えておくのがボケそうなimoimoには重要。
…と、ここまででよく見ると、cakewalkのオーディオトラック、て、標準で各トラックにコンプとパラEQ、サチュレータとかが挿入されているのですね。REAPERにはあんまりない仕様。こう言う至れり尽くせりが良いかどうかは人それぞれ。まぁ今の所は面白がって使ってみようと思います。そして、続きはまた明日と言う事で。
感想とまとめ
あまり意識した事がなかったけれど、cakewalkの基本的な発想は「MIDIはシーケンス、MTRはオーディオが基本」と言う切り分けを厳密にやろうと言うものなのかなと思いました。
あくまでもMIDIトラックはコントロールを設計するところで、つまりシーケンサ。オーディオがMTRの各トラックの実体だから、シーケンサとMTRを別個と考え、シーケンサにしてもひとまずオーディオに落として、MTRで扱いましょう。この二つが合体してDAW。と言う原則を貫いている感じ。REAPERはこの辺そんなに堅苦しく考えていなくてMIDIもwavもごちゃ混ぜなイメージ。動画と合わせる事まで視野に入れると、そう言う所きちんと整理整頓しておくべきなのかな、などと思うのです。
また、問題点として。予想通り「画面が細かい!!」老眼には辛いです。コンソールとかも画面に入り切っていない部分がたくさんあって、スクロールするとあんなのやこんなのもある、てどんどん出て来る感じ。imoimoの非力なノートの小さい画面ではREAPER以上に厳しいです。やっぱり大きなモニターで、できれば2,3枚並べてやりたいところ。
そんなこんなでお粗末様でした。
2018.8.27 追記と言うかこっちが正解!!
行き当たりばったりでいじくってみているので、我ながら随分と悪態気味な記事ですね。
実際には、パラアウトは簡単に設定できるのでした。
[挿入]→[プラグインシンセ]→[Uncategorized]→[MT-PowerDrumKit]でプラグインを呼ぶと、挿入オプションを訊いて来ます。
ここで「マルチアウト用ステレオオーディオトラック」にチェックして「OK」すると、一気にMIDIトラック一つとパラアウト用のオーディオトラックを作ってくれます。
後はMT-POWER DrumKit2のミキサーで、出力先を変えればパラアウト完成。
なんだ、カンタンぢゃん。
後になってはそう思うのですが、当時はイラついておりました。
同様に、マルチ音源を設定するのもイラついたわけです。そんなわけでこちらも併せてご参照ください。→([CakewalkにSampleTankをパラアウトする話])
コメント
dawを自力で勉強している63歳の初心者です。「cakewalkでパラアウトを設定する話」で救われました。imoimoさんの投稿、いいですね。
ひとつ解けないことがあります。cakewalkでMT-POWER DrumKit2のグルーブからフレーズをひとつのトラックに入力します。そのキック、スネア,シンバル等のmidiデ-タが入ったトラックをキック、スネア,シンバル等、各個別のmidiデ-タに分けてトラックを作成したいと思います。
netで探ると、Cubaseのドラム音源のmidiデ-タを音程で分離して各トラックを作る方法は出ています。
cakewalkでは見つかりません。(midiデ-タを時間軸で分割する方法はわかりました。)
できないとなると個別の音源分だけコピ-したトラックを作り、個別のmidiデ-タを残して他の音源のmidiデ-タを削除する方法しかないですかね?
お分かりでしたらご伝授お願いいたします。
kowbow様
コメントありがとうございます。
すんごい凝った事をなさるのですね。脱帽です。キック・スネア・シンバルそれぞれに独立した音を鳴らそうと言う作戦かしら。
生憎やった事が無いので、調べてみましたがMIDIをノート別にフィルタリングする方法はなかなか見つかりませんでした。
クリップ内で特定のノートだけを一括指定して編集する機能はCakewalkにある様ですが、そう言う事でも無い様で。
例えばキックだけ別の音を重ねて鳴らすとか、スネアの音はサンプラーの音で鳴らすとかと言う事が目的だと思うので、自分ならどうやるだろうと考えると、やはりMIDIトラックのコピペをして編集と言うのが手っ取り早いかなぁと思います。
あるいはキックの音だけを引っ張って来てトリガーにするとか?とか思うけれど、かえって面倒くさいですね。
ちょいちょい通りすがりに詳しい方が色々教えて下さるので、もしかしたらどなたか解決策を教えてくれるかもしれません。と言う非常に頼りないお返事となってしまいました。
今後解決方法なりMIDIフィルターのプラグインなりが見つかりましたらまたご連絡致します。
お役に立てずに済みませんが、一緒に頑張りましょう!!
imoimoさん 早々のご返信ありがとうございます。お時間使って頂き恐縮です。
目的としてはキックだけSSDsamplerのキックに変えるという事です。ドラムパートを楽して作りたいので、MIDIパターンはMT-POWER DrumKit、キックはSSDsampler等と編集しないで楽しようと目論んでいます。
メロディ、フレーズ先行で曲が浮かぶとリズム隊は早々にスタンバイしてほしいです。bass、ギターは弾いた方のが打ち込むより楽なので。ただ、リズム隊の音色はこだわっていますので楽して、いいとこ取り希望なのです。
imoimoさんのおっしゃるようにMIDIトラックのコピペをして編集と言うのが手っ取り早いかなぁと思います。
REAFERもほんの少しさわった程度なので使ってみます。
若い時はオ-プンリ-ル、カセット、デジタルMTRで遊んでいましたがwindowsの無料DAWに気づき1,2年の初心者です。ロックから入っってJAZZ、ボサ、ラテン、クラシック、現代音楽、等々聴く経験は長いのですがDAWはこれからです。10年ほど前に機材に付属していたCUBASEを友人にあげてしまった以来、有償のDAWを買う勇気はないので無料のDAWとプラグインでボケ防止して行く次第です。
これからもブログ拝見させてもらいます。
そういえばCakewalkの環境設定の保存OKボタン、うちのディスプレイの解像度と画面サイズが足らないのかタブを引っ張っても見えません。ネットで探って仮想画面マネージャーというソフトを使って面倒ですが表示してます。
kowbow様
お役に立てず申し訳ありません。
私もアナログの頃にオープンリールやらラックやら「キカイ」感満々の部屋で育ちました。
記事でも繰り返し書いているのですが兎に角ものぐさでして、ついにギターは弾けぬまま墓に入る事になりそうです。「弾いた方が早いよね」が実際にやれるなんて素晴らしい!敬服です。
アナログの昔は機材の一つ一つがべら棒に高価で、買ったは良いけどローンの支払いに追われてバイトばっかり。一体いつ使うのよ?と言う経験もしました。
現代では無料のもので結構な事がやれてしまうので、ホント世の中豊かになったのねと思います。
お暇があったらまた遊びに来てくださいね。