弘法は筆を選ばず。庶民は常に宝の持ち腐れ。道具は身の丈に合ったものが良い様で
こんにちは。imoimoです。
無料のピアノ音源をもう少し垢抜けさせられないかとやってみております(→[無料ピアノ音源をそれらしくしてみたい話])。
本体の音は結構存在感出て参りましたが、どうもリバーブがしっくり来ないのでした。「リバーブはカンタン・分かりやすい」て言うのが世の風潮だと言うのに…
そもそもリバーブて言うのは空間の反響の積み重ねだろうから、場所によっても変わるし、心に思い描いた残響がリアルか、と言えばそうでもないわけです。
例えば、パイプオルガン。妄想の中の音に結構近いのはimoimoとしては「パイレーツ オブ カリビアン」でデイヴィ・ジョーンズが弾くオルガンの音なんです。ぅわぁ~~っ的な響き。
この人。でもこのオルガンの音はリアルなものではないわけで(そもそもヒゲで弾いてるし)。生まれて初めて生で聞いたパイプオルガンは、もっと大人しく感じました。
きっとハコがNHKホールで大きかったからかな、とか思うのでした。が、そうなるとサン・サーンスの3番みたいな、オーケストラとオルガンがある曲には広いホールが必要だから、妄想の様には聴き得ないのではないか、などとガックリ来たりして。
一方、遠い昔、チェリストのフルニエが最晩年に来日した時、小さなホールで聴いたのですが、チェロ1本なのに演奏が空間を満たしてリアル感が半端ないのでした。よだれも止まらないお年寄りのあたかも「私はチェロです」みたいに歌う様な独奏に気圧されました。
で現在。穴蔵みたいになるのが嫌で下を切ったリバーブを散らしてみていますが、どうもしっくり来ない。
実際の演奏空間を考えると、グランドピアノはおおよそホールで聴くから、ピアノと自分の位置は結構遠いし、ホールだからそんなに広域寄りの残響であるはずもなく。むしろ中域寄りかも。
一方、アップライトだと、おおよそすぐそばで聴くし、店舗なり家屋なりだから残響時間は大して長くなく。
そして妄想の音はどちらでもなく残響がサラーッと風の様に流れて欲しいわけです。これがなかなか出ない。
で、リバーブを替えてみることにしました。
取り敢えずTAL-SoftwareのリバーブをノーマルなTAL-Reverb-4
からTAL-Reverb-2
に変更。こっちのほうがアンビエント系に強い、て書いてあるけれど、まあ行き当たりばったりてことで。
(ちなみに、ダウンロードはこちら)
…少し妄想に近くなったけれど、まだまだ。やっぱりコンボリューションリバーブでIRデータ探すしかないのかも…
また今度にしよ、と。
ちなみに、無料のIRデータをまとめてくれているページはこちら↓
Propellerhead Blog:Free reverb resources-where to find impulse responses
そんなこんなでお粗末様でした。
コメント