大ネタ・デカ盛り。ブームは去ったものの根強い人気。本当に有り難いのかなと言う疑問はずっと晴れないまま
こんにちは。imoimoです。
趣味程度の曲作りの最短コースパックツアーを企画しております。
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これまでの途で
- Windows PCにASIO4ALLと日本語のTRACKTION T7-DAWが入り
- 64bitでドラム・ベース・ギター・シンセ・サンプラーが入り
- やはり64bitで一揃いFXが入り
- TRACKTION T7-DAWが使える状態になり
- お手軽な無料プラグインの入手ルートをキープし
- パラアウトでドラムプラグインが入り
と言う所までやってまいりました。
今日のプラグインには、大抵リバーブとかディレイが搭載されております。
パックツアー的近道としては、この内蔵リバーブに浮かれていると後々厄介になるとの結論を得ております。
ここはグッと我慢して、リバーブはひとまとめでかける事をオススメします。
センドリバーブなどと言いますが
各トラックから、脇道に逸れて。これをひとまとめにしてリバーブをかける方式です。
遠い昔のミキサーやエフェクターだと、ジャックの穴があって[send]と[return]がありました。
エフェクターだと、[send]にチューナーを繋いで、マスターをミュートしてチューニングを直したりするのに使っておりましたとさ。
ミキサーとかで、[send]から別の処理をしてまた戻って来るのが[return]。
何故そんな面倒な事をするかと言うと、本線の音とは違うバランスで処理をしたいからですね。
どちらかと言うとsendの方が大活躍で。
本線とは別のバランスでミックスをする事で、例えばステージのモニターに音を出したりするわけでした。ミキサーが2台あるようなもんです。
そんなsend/returnを使ってリバーブをひとまとめにかけようと言うわけです。
要するに、「急がば回れ」ですね。
sendを挿す
男前ですねぇ。センド違った仙道君(ご存知でしょうがSLAM DUNK/井上雄彦/集英社)。
TRACKTIONのミキサーブロックには、デフォだとボリュームしかコントロールがありません。最初ミキサー無いのかと思ったくらい。
ここに、プラグインのアイコンをドラッグドロップすると、[Tracktionのプラグイン]の中に[Aux Send]と[Aux Return]のモジュールがありますので、[Aux Send]を挿します。
この、センドの所から音が分岐するのでシンセやFXをかけている場合、分岐したい所にセンドを挿します。一般的にはボリューム用のフェーダーの手前です。
必ずボリュームの手前、と言うものでもなくて。
imoimoの場合、例えばエンハンサーやコーラスの様な空間系のFXがある場合はその手前で分岐させたりする事もままあります。
帰ってこーい!!
センドリバーブなので、行ったきりでは困ります。
そこで、画面左下の[トラック]から[新規トラックを作成]してトラックを増やします。
増やしたトラックの、今度は一番左に[Aux Return]を挿します。
いったん分岐した音が、このリターンのトラックに帰って来るわけです。
ここにリバーブを挿します。リバーブの音量はこのトラックで決められます。
それぞれのリバーブのかかり具合は、それぞれのセンドのところで調節できます。
もちろん、リターンに挿すFXはリバーブでなくても良いわけです。
便利なのは
センドを使うと、不特定多数の信号がリターンに流れ込むわけですが、それなりにレベル越えしないように仕掛けがされている様で、音割れを気にする必要がないのが便利。
なぜ当パックツアーではセンドリバーブをお薦めするかと言うと、個別のリバーブの方が実は難しいからです。
リバーブの仕組みは、プラグインそれぞれで結構異なるわけで、各々のリバーブが単独では良くてもごちゃ混ぜになると打ち消しあったりカバーしあったりしてしまいます。
カラオケボックスでエコーレベルを上げると音がもわんもわんしたり、歌が聴こえなくなったりしますよね。アレのもっと酷い版になるわけです。「音が回ってる」とか遠い昔は呼んでいました。
折角気持ち良い音にしようとしてかけたリバーブが混ざりこくって泥水みたいに下に沈むのでした。料理でもこのパターンよくあるよね、などと一人合点したりして。
ゆるーい感じで曲作りをするためのパックツアーなので、失敗の少ないセンドリバーブをお薦めします。
それにしても
いつまでたっても音出しにならないこのパックツアー。これでは企画としてどうよ!?と言われてしまいますので、そろそろ音を鳴らしてみたいと思います。
そんなこんなでお粗末様でした。
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