パワースイッチの見当たらないないPCに戸惑ったり。場所を知れば何て事はないのですが
こんにちは。imoimoです。
!!このページは、正解にたどり着くまでの回り道の記録です。
とっとと正解にたどり着きたい場合はこちら→TRACKTIONのセンド 正解編
…でも、本文のやり方でもセンドはできます。過程、て大切。
ゆるーくてきとーに曲作りをやっておりますが、REAPERからTRACKTION7にちょいと浮気してみております。
REAPERは世界的には名の知れたDAWで、自由度の高い設計と軽さ、安定性、コスパなどから支持を集めております。
昨今、有名DAWの無料版が実戦的なレベルで出揃いまして(→無料版DAW各種さわってみたまとめ)、REAPERの「安いDAW」と言う意味での立ち位置は大分薄れて参りました。
では、無料DAWではどれが役に立つのだろう、と言う疑問を解消しようと色々いじってみて、現在の結論は「TRACKTION。軽いし機能的にも良いじゃない?」と言う事になっております。
そんなTRACKTION。ちとクセがあるDAWで、一言で言うと「歴史伝統ガン無視」な感じの設計です。
理に適っていると感じる設計が多く、慣れるのは早いのですが。
とは言え、例えば面食らう一例としては、「ミキサー画面がない」事。
有料版のWAVEFORMには、アイコン一つで呼び出せるミキサー画面がありますが、そうなるとTRACKTIONの基本思想の一つ「一画面操作」が崩れます。
そうは言ってもミキサー機能が無いわけではなくて。
各トラックの右側にデフォでは小さなフェーダーとメーターがあります。ここでボリュームとパン(フェーダーのすぐ上のちっちゃいポッチ)が調節できます。
プラグインのインサートは、画面右上の+アイコンのドラッグで出来ます。
RACKと言う機能があって、プラグインと同じ操作で一塊のプラグインのセットを複数トラックやプロジェクト間で共有できます。
普通にMIDIを鳴らしたりFXをかけるのにはプラグインを挿せばOK。
マルチ音源みたいにチャンネルが複数あるプラグインはRACKを使えば1本で鳴らせます。
で、今回リヴァーブをセンドでまとめてかけようと思ったのですが。
ミキサー無いからセンドも無い!
どうやるのだろう…
これは電子ブロックよろしく、「自分で考えな」て事かしら。
きっと正解は「マニュアル読んでね」だとは思います。でもimoimoはとにかく勉強大嫌いなタイプ。
センド機能てのは
そもそもセンド、てのはどういうものかをあらためて考えるに
- 出力先を二つに分岐させる
- 一方はマスターアウトに、もう一方はFXなりモニターアウトなりに送る
- FXに送った場合、リターンとしてマスターアウトやトラックに戻す必要がある
- センドのレベルはフェーダーとは独立して制御する必要がある
て事。
これをプラグインなりRACKなりで作れ、て事かなと解釈しました。
自分で作る、て事は自由度が高い、て事と表裏一体ですね。
- 出力を分岐させるプラグインなり、RACKなりを挿す
- センドの行き先のトラックを作る
- センドにFXをかけるなら、ボリューム的なプラグインを挿す
- リターンするよりも、マスターでミックスしてしまった方が楽
方法はいくつもある様なのですが、取りあえず目についたもので作ってしまえ、と言うわけで
- リバーブを挿したRACKを作成
- 空のRACKを作り、一つのトラックの出力を二つのトラックに分岐出力
- 本線でない方のトラックにゲインを調整するプラグインを挿入
- ゲインの先にリバーブのRACKを挿入
とやってみたところ、うまく機能しました。
リバーブのRACKに何トラック分もセンドが入るため、音割れしそうなので、リバーブの前にリミッターコンプを挿しました。
原理的にはこれでやれることが判明。でも音を分岐させるためだけにトラックの数だけRACKを作るのはいかがなものかと。
どうやら、プラグインに分岐用のものが標準である様です。見落としていただけ。
明日はこちらを探して、もっとシンプルにセンドする方法を試してみます。
この様に、思いつくまま気の向くままパッチが組める点はTRACKTION面白いな、と感じます。遠い昔ガチャガチャとケーブルつなぎまくっていた頃の楽しさがあるDAWです。
ちょっと面食らうのは
湯水のようにトラックを使う
て事。MIDI音源やリアルMTRで育ったimoimoにとってトラックと言うのは希少性の高い資源だったのですが、世の中変わりましたね。古着はもちろん、ネジや釘ですら再利用していた世代にはどうも罪悪感があって二の足を踏んでしまいます。
そんなこんなでお粗末様でした。
コメント