人が色々研究するのは、結局の所思い通りにコントロールしたいからで。つき詰めると思い通りにならない事の最右翼、死を恐れるからかなと。その割に自分自身の研究は意外とおろそかだったりもして。自分自身学部なんてのがある学校、てあまり聞いたことないし、あってもきっと超不人気。あ、だから宗教とかがあるのかな。などと
こんにちは。imoimoです。
各社有名DAWの無料版が出揃ったので、ちょいといじってみようとやっております(→無料DAW各種さわってみたまとめ)。
制約があったり肌に合わなかったりですぐに撤退したDAWがあったり、気に入ったけれど思い通りにならずに諦めたり、発情期の男子か、て感じですが。
TRACKTION7は、比較的最新の無料DAWで、現在の所大きな挫折もなくよろしくやっております。
試しにいじってみよう、と言う事なので小さなピアノだけのトラックを作りまして、アンサンブルに直して参りました。
シンプルながら大体できたので、ここいらでミックスしてしまおうと思います。
パートとしては、
- ピアノ
- ハープ
- フルート
- ストリングスアンサンブル
- グロッケン
- チャイム
の6パート。でもストリングスは5パートをバラで作ったので実質10パートです。
こういう編成、実はあんまり作った事ないのです。
普段ゆるーくやっている時はだいたい
- ドラム
- ベース
- ギター
- メロディー
- キーボード系
- SE
みたいな感じ。どうも勝手が違うのでした。
普段の自前手順
- ベースとメロディーを決める
- ギターを決める
- ドラムを決める
- ドラムのバランスを直す
- キーボード決める
- SE決める
- 全体調整
でやることが多いです。教科書と合っているかどうかは知らんけどね。
今回、メロディーがパートを移るので、どうしよう…
1. とりあえず、ストリングスの楽器間バランスを決めてしまおうと思います。
CBがピチカートとボゥイング2パートあるので、ここをまず繋げないことには始まらないかな、と。
…ぶっちゃけ繋がりませんでした。同じ奏者が指で弾いたり弓で弾いたりの感じにはならない。なぜなら弓で弾いた方はコーラスかけたかったから。自分のせいであって、音源(今回はVersillian Studiosのサンプリング音源)のせいではないのでした。自業自得。
しぶしぶ定位だけ揃えることにして、普通CBは右端かぁ…などと思いつつそちらの方に定位。パンポットをよくうっかり触ってしまうので、プラグインでやっております。今回はたまたま手元にあったのでA1 Stereo Control(ダウンロードはこちら)でやっております。
これこれ。色々できるプラグインなので、パンのためだけに使うのはやや過剰設備気味。
一番下と一番上のバランスを決めてしまおう、と思うのでVlとCBでまず決めました。
バラバラな音源で作ったストリングスなので、それぞれの感触を調整して、馴染む様にしました。
いつもはリヴァーブ込みで作って行ってしまうのですが、どうも最終的に音がケンカしがちなので、恐らく正攻法であろう、リヴァーブ封印方式でやっております。センドを使ってリヴァーブは一系統のみで頑張る感じ。いわゆる後掛けです。
遠い昔、リヴァーブはマスターに1本しかないのが常識だったので有無を言わさずに後掛がけでした、ディレイと言うか当時で言う所のエコーも同様。こっちのやり方でやろう、て事。
2. ソロ楽器のフルートとハープでバランスを決めました。
フルートとハープの合奏をベースにバランスを取ろうと、ストリングスは一度ミュートして、フルートとハープでバランスを決めました。
定位もハープが左寄り、フルートを右寄りて感じにしましたが、フルートは大抵真ん中辺にいるような気も…ま、いっか。
普段、メロディとベースから決めて音の上と下を決めているのと同じ感じ。
3. ピアノを鳴らしてみます。
ピアノは結構音をあらかじめ調整してあったので、なじむかどうかの確認。途中でピアノがメロディを受け持つ部分もあるけれど、無理にベロシティやボリュームを変えることなく自然に聞こえる様にしたいので、この辺りはミックスと言うよりはアレンジの段階で調整する必要がありそう。
今回は基本的にスカスカな曲構成なのでそんなに問題ありませんでした。
4. ストリングスのバランスを決めます。
ストリングスの音をトータルで調整したいので、プリミキサー的な回路構成にしたいところ。
RACKで組めば良いかと思いますが、リヴァーブへのセンドは個別に設定したいのでRACKの前に来てしまいます。うーむどうしよう。リヴァーブばっかり鳴るようになっちゃったりする。
取りあえず、こんな感じに組み替えようかな、いっその事全部ラック内で処理しようかな、などとと思いますが、面倒くさいので
不本意ながらストリングスは後回し、て事で
あとは、グロッケンとチャイムを決めて、ストリングスは最後にバランスを決める事にしました。
かくして工期延長となり、続きはまた明日。
そんなこんなでお粗末様でした。
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