億劫な事は、とにかくやり始めるまでに一番時間がかかるわけで
こんにちは。imoimoです。
1、2年前に作った曲を手直ししております。延々とやっております。
もうじききっと「2、3年前に作った曲」となるでしょう。
途中、丸ごと作り直しの部分ができてしまい、その準備をしております。
TRACKTION T7では、トラックの中にクリップと言うかたまりでブロックごとにデータを作って行くのが便利です。
他のDAWにもこの機能はありますが、まあなくてもやれてしまうわけでして。そこは合理的なTRACKTION。むしろ「クリップ使えよっ!」て勢いです。
クリップ便利説
imoimoは、「弾かない」「唄わない」を基本にやっておりますので、どうしてもMIDI打ち込みがメイン。
しかもてきとーにやっているものですから、よくトラック同士でコードやスケールが合ってなかったりしてしまうのです。
特にややこしい事になりやすいのがギターでして。
何しろギターはガチで弾けないので、妄想で弾くしかないわけです。よくそれで曲作るな、て感じ。
裏を返すと、DTMと言うかComputer Musicの便利な所はココ。弾けなくても、我が儘すぎて仲間がいなくても曲が作れてしまう所ではないでしょうか。
むかーし昔の映画「ラブソングができるまで」
(2007年のアメリカ映画。ヘイリー・ベネットさんが可愛いらしいです。たぶん、世評はドリュー・バリモアさん推しでしょうが。→Wikipedia)で、ヒュー・グラントが独りでデモテープを録るシーンがあるのです。
確かPro Tools(→公式ページ)ではなくDigital Performer(→公式ページ)で録っていた気がします。主人公アレックスが「元」スーパーアイドル、と言う設定からの細かい演出っぽくておぉって感じ。違ったりして…
とは言え、ベース、ギター、リズム、ピアノ、ヴォーカルと一人で重ね録りするわけでして、ちゃんと弾いて作っておりました。そうそう、昔はそうだったよなぁ、とグッとくるものがありました。
昔ながらのバンドスタイルでトラックを作る事が多いので、大抵ギターパートは二人分作らなくてはなりません。
クリップを使うと、クリップごとコピーできるので、音符データをぐぐいっとコピペしなくてもすぐ複製できます。そこから変形させていったり対向を入れたりすると間違えが少なくなるのでした。意図しない2度ハモりの様な奇妙な出来事を簡単に回避できます。
今回は、手直しなので元々REAPERで作ったプロジェクトをMIDIに書き出して読み込んだプロジェクトでした。そのため1曲分が丸ごと1クリップ。
REAPER。軽快で優秀なDAW。無料でも使えますがきちんとドネーションするべきソフトであると思います。(→ダウンロード)
中間に手直しする部分がありまして、1小節増やすのでクリップをそのまま複製して並べました。
まず、1小節増えるところまでで1クリップ。
続けて、複製したクリップを後半の部分だけ再生するように縮めて配置しました。
クリップの幅や再生位置を自由に編集できるので、いちいちデータを消したり書いたりしないで済むところも大助かりです。
読み込まれたMIDIデータが30トラックぐらいあったので、この作業を30回も繰り返すのかと萎えておりましたが、よく考えてみれば基本トラックだけクリップ分割すれば、あとは1曲流しっぱなしでも(出番が少ないので)特に問題ないのでした。
そんなわけで、手を付けるまでに2日ほど悶々としておりましたが、やり始めてしまえばどうということもなく。
ドラム・ベース・ギターA・ギターB・ハモンド・シンセA・シンセBの7トラックだけをクリップ分割すれば済む話でした。30トラックに比べれば屁の河童。
そんなこんなでお粗末様でした。
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