久しぶりに電車とホームの隙間に落ちたおっさんがいて。ババッと引っ張り上げたマッチョマンの笑顔が素敵
こんにちは。imoimoです。
行き当たりばったりの製作をやっております。今回のお題はツインドラム。
ドラムは大体二人分出来上がりまして、現在はハモンドを入れております。
ハモンドは
普通に弾くとなんだかバッハになっちゃうものでして。
Johan Sebastian Bach
「チャララー・鼻から牛乳ー」(父上ごめんなさい。【トッカータとフーガ ニ短調】BWV565→YouTube)の人。
今日ではとっても厳格なお父さん扱いされておりますが、生前は作曲家としてはそこ迄有名でもなかったとか(→Wikipedia)。
実機で弾いてもロボちっくになりがちなものですから、打ち込みでは最早やロボそのもの。ロックぽくしたいところです。
そこで、なんちゃってロックオルガンにする作戦を立てようと思います。
作戦 1 音の切りどころに注意
ギターやピアノはもとより、どのパートでも音の切りどころは重要でして。あまり気にならないのはサスティンのあるシンセとかそもそも切りどころが付けられない事も多いドラムとか。
よくあるパターンで、ギターと一緒にバッキングをやる事があるのですが、体験的にはギターよりもちょい長めのゲートタイムにするのがしっくり来ます。
作戦 2 グリッサンドを入れる
ギターでスライドアップやダウンするくらいの軽いノリでグリッサンドを入れるとそれっぽくなって来るものでして。
ピアノのキメみたいな大げさなものではなくて、半オクターブか1オクターブぐらいの間のミニミニグリッサンド。
これは結構大げさなヤツ。もう少し短いものをちょびちょび入れる感じです。
コードへ入る前に入れるか、コードのアタマを遅らせるかでも感じが変わります。
なんちゃってハモンドでは、短い音を半分くらいずつ重ねながら下から上或いは上から下に並べるとそれっぽくなります。
実際は白鍵で動く事が多いけど、ちょいちょい黒鍵を混ぜたりして音を汚すと益々それっぽいです。
どこまで動かすかの終点はコードに合わせる方が良いみたい。
作戦 3 余計な音を入れる
コードの流しの出足や、同じコードを連打する時にちょろっと半音下とかを引っかけちゃう。
ノートを重ねて余計な音を入れると何故だか結構それっぽくなります。
他にも、2度下の音を一緒に弾いちゃうとか。
仮にEmをジャ・ジャーッと弾こうとするとして。ソ・シ・ミでノートを置かないで敢えてシ・レ・ミで初っ端弾いて、次のジャーッでソ・シ・ミで弾きなおす感じ。
これ、て明らかにミス!でも結構そこがそれっぽく聞こえたりするのです。場合によるけどね。
実際に弾く時、そんなにタッチミスをしている人ばかりだとは思えないのですが。
ねちっこく弾こうとすると少しひっかけることもあるかなぁ、とは思います。
こうして、結構ゴミだらけのハモンドのトラックとなって参りました。
作戦 4 レスリー半回し作戦
コントロールチェンジになるけれど。
たいていのハモンド音源にはレスリーのシミュレータが付いています。付いていなくてもレスリーぽい音になるFXは結構あるし。
よく出来ているもので、レスリーのロータリースピードを低速から高速に切り替えると実機ぽくだんだん早くなる様にできているものが殆どです。
これを使って、高速から低速に切り替えて、段々減速しているところでパッセージとか入れちゃうとそれっぽくなると言うなんちゃてぶり。
かくして
実際の楽譜とはかなりかけ離れたMIDIノートの置かれたハモンドのトラックとなるのでした。
つまるところ。ハモンドはやっぱりオルガンですから基本的に美しい音の楽器なんですね。
神様と仲良しのオルガンを粗く雑い感じにするには、この様に色々と悪ーいことを覚えてもらう必要があるみたいです。
あとはエクスプレッションペダルかなぁ、と思うのですが段々面倒になて来たのでこの辺でもうなんちゃってロックオルガン完成、て事にします。神の罰が下りそうだし。
そんなこんなでお粗末様でした。
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