取り壊しや再開発のお知らせはカラスやネズミにもしてあげたらどうかしら
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。今回は大昔の曲をオケバージョンに作り直そうと言う企画。
オーケストラアレンジは、ド素人が行き当たりばったりにやれるほど甘くは無いようでして。
あーだこーだとやりながら、どうにか弦パートと木管パートまでやって参りました。
プラグインをたくさん使うから、まずはMIDIトラックに音源だけを挿して作っております。
トラックがパート1グループ分出来たら、それぞれをオーディオにレンダリング。
音源のMIDIトラックはミュートして端の方に片付けながらやっております。
弦パートは
Vn×2、Va、Vc、CBの5トラック。
バスのトラックを作ってひとまとめにしました。FXは全部出来てからかけて行こうと思いますが、パンポットだけ挿してあります。
DAWのパンではなくて、DeePanpot(→ダウンロード)。
初めて使う無料プラグインなのですが、自然な定位が素晴らしいので忘れない様に挿してあります。
パンポットを使う理由は、バイオリンが2トラックあるから。
今回使っているオケ音源のOrchestral Companionは予めそれぞれの楽器のパンが振られています。
Orchestral Companion
Strings、Brass、Woodwindsの3種があるシリーズもののオケ音源。
無料音源じゃないけど、特売でひとつ500円で買いました(→製品ページ)。
そのまま鳴らせば自ずと全体のバランスが定まるのですが、1stVnと2ndVnは同じライブラリなので定位も波形も全く同じ。
左右にバイオリンが分かれる、ちょっとレトロな配置にしたいので2ndVnは左右を逆にしました。
こんな感じ。
ハモって弾いている時は良いのですが、ユニゾンだったり音程が同じになった瞬間に音がセンターに集まってモノラルみたいになります。そんなに激しく瞬間移動するバイオリンは見たことありません。故障にしか聞こえない。
出音タイミングを少しだけずらして回避しましたが、音像が左右に開きすぎ。パンで寄せるとなんだか団子になったのでDeePanpotの出番となった次第です。
木管も
ようやく一通りでき上ったので、トラックごとにオーディオにレンダリングして行きました。
ソロで聴いてみて、変な所が無いか最終チェック。
ピッコロから。
トラックをアクティブにして[レンダリング]のボタンを押して。
MIDIは修正するかも知れないから残して、新しいトラックにレンダリング。
一つひとつ書き出して行きました。弦パートよりも少し多くて
ピッコロ・フルート・クラリネット・オーボエ・ホルン・ファゴット・コントラファゴットの7トラックができました。
同様に、7トラックをバスにひとまとめにして。確認。
あれぇ?
ピッコロの音がブツ切れになっています。
MIDIトラックで聴くと、普通にピロロリーと鳴るのですが、レンダリングした方はピロロリッ。
まるでケーブルが抜けたみたいに音が切れております。なんで??
レンダリングは処理スピードに任せて通常の再生よりもハイスピードで行われております。
無音の部分はやたらとすっ飛ばすし、細かいフレーズになるとゆっくりになるような処理の進み方。
ピッコロは出番が少ないからクリップをまばらに配置したから吹き終わらない内にすっ飛ばしたのかなぁ…
と言うわけで、音のないクリップをつけ足してみたり。キースイッチの要らない所もキースイッチ用のクリップを無音で入れてみたり。
これは
曲全体をバウンスする時にたまにやってしまうトラブルでして。
クリップが無くなる所までで書き出しをやめちゃう時があるので、リバーブが最後にブツ切れになったりするわけです。
最近は曲の最後にMIDIクリップをつけ足しておいて、曲が終わってもまだある様に見せかけてバウンスする様になりました。
同じ現象かと思ったわけです。
もう一度レンダリング。
今度は別の所でピヒョローのはずがピヒョロッ。どーして??
レンダリングのスピードが調節できないかなと思ったのですが、見つからないので先にプラグインを確認しました。
疑わしい所が一つ。
Orchestral Companionにはフィルターとエンベロープ、LFO、リバーブが搭載されています。
後がけするからリバーブは切ってあります。
LFOもかかりはゼロ。エンベロープはデフォのまま。
デフォルトでローパスフィルターが入っています。これかなぁ…
と言うわけで、フィルターを[None]にして、切りました。
もう一度レンダリング。
うまく書き出す事が出来ました。
他にも
ファゴットがぶち切れだったりノイズが入ったりしております。
こちらはクリップは途切れていないし何だろう。
息継ぎが無いようなロングブレスなフレーズの最後だったから、息が続かなかったのかな。随分とリアルな設計ねぇ。などと考えながらノートの切れ目を増やしたらぶち切れが無くなりました。
でも、今度は別の所でぶち切れ。
ピッコロの教訓があったのでフィルターを切りましたがあまり改善せず。
感じとしては、ノイズゲートを通したリバーブ音が「・・フォッ・フォッ・ォ」みたいになるのと似ています。
レンダリングの時になにかゲートとかコンプがかかっているのかな。でもそんな設定箇所は無いし。
16bitで書き出しているから桁が足りないのかな、とか。勝手に推測。
何度か書き出し直してみたのですが、毎回どこかが良くなるとどこかでブッとなってしまいます。
こりゃあうまく書き出せるのはたまたま、て事なのかしら。
そんなにこだわりがあるわけでもないので、今度はエンベロープを変えました。
アンプのエンベロープを修正。
ホールドタイムを少し伸ばして、サスティンを遅めに変更。
要はゲート信号がオフになってから出音を止め始めるまでの時間を少し伸ばして、ゆっくりボリュームを絞る様にしたのです。
これが一番効果的だったみたい。上手い事レンダリングできました。
そう言えば
同じ音をピーッピピーーとか吹いてもらうと、途中で音が切れる時がある様な。
息切れかなとか思っていて、息継ぎを作ったりしておりました。
どうやら原因はDAW側でも内部処理でもなくOrchestral Companionのエンベロープ部分の影響な様です。
サンプルデータをアタマ・真ん中・ケツに区切って処理して鳴らすような仕組みなんだと思っていますが、そんな音声信号をアンプのエンベロープで修正する時のスレショルドがうまく反応していない感じなのかなぁ。
とにかく。エンベロープ調整で回避できるならそれでいっか。
弦パートの方にも同じ現象があった様な気がしてきました。スルーしていたけど。
もう一度やり直しかも…
見て見ぬふりをしようかな。
そんなこんなでお粗末様でした。
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