今週はずーっと暑いからむしろバカ喰いと言う暴走老人
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回は遠い昔に作ったメロディに全く別物のバックを付けようと言う企画。今はシンセのトラックを作っております。
挿したシンセは超有名な無料FMシンセのDEXED(→ダウンロード)。
やっばコレよね。タダだし、玄人仕様の6OP構成だし。なんと言っても伝説の名機DX7のクローンだし。
FMシンセによくあるのは4OP構成。
エディットしやすくて不足もあまり感じないからかしら。確かにそうなんだけど、6OPは別物。使うならゼッタイこっちなのよ。と思います。
FMシンセは
音が悪いっ!!とかその後言われたりもしたのは、恐らくこのせい。
- 4OPじゃぁ細かい事は出来ない。
- 実在する楽器を鳴らすならそりゃサンプラーの勝ち。
- 最初から狙った音を鳴らすならウェーブテーブルの勝ち。
- 何よりも6OPはエディットがすんげぇ大変。
て言う理由だと思うのです。どう転んでもアナログシンセよりは音を作れるからね。誹謗中傷ってヤツよ。
YAMAHAさんも4OPに妥協しなければ良かったのではないかしら。
4OPと6OPじゃあエディットの難易度は一気に上がります。練習も勉強も大嫌いなまま歳をとった身としては、今更マスターする意欲などあるはずもなく。あぁでも少しは音作りやりたいのよ、と言う気持ちで今週は過ごしておりました。
かくして。超いい加減なFMシンセの音作りて事で昨日は記録しました(→【昨日の話】)。
今日はエンベロープの調整かぁ。
エンベロープが
作り込めるのがDEXEDいやDX7の一番の武器かも。FMシンセだからと言ってみんながDX7式のエンベロープなわけじゃないし、チョチョイとエディットするならいつものADSRが手っ取り早いのよ。
この頃のシンセだと、エンベロープを複雑に作れるものは大体直接書込み式だよね。
例えばVital(→ダウンロード)。
例えばZebraletteも(→ダウンロード)。
歴史的にGUIがまだ無い頃のシンセだから、DX7では工夫に満ち溢れたエンベロープとなったのかも知れません。
とは言え、ADSRとは考え方がかなり違うから凄く面食らった覚えがあります。いじくる前に一応おさらいしておこう。
一般的なADSRはこれだと思うのです。
Aでレベル0からMAXまで上がって行く時間を指定。
DでMAXからサスティンレベルまで下がる時間を指定。
Sで音を鳴らし続けた時の落としどころのレベルを指定。
Rでノートを止めてからレベル0になるまでの時間を指定。
MAXのレベルは変調先のアマウントレベルで指定。
たまにあるAR式はディケイが無いから立ち上がりとケツの時間を指定する感じ。ASRはディケイとリリースが同じ時間と言う簡略型と言うのがよくあるパターンだと思います。
それがさあ。
DEXEDはなにしろDX7クローンだから、エンベロープもDX7方式。
まず設定値が8つもある。
Levelの方の4つのツマミでレベルがどう変化するか山谷を決めて。
まぁこれは良しとしよう。
Rateの方のツマミは時間じゃなくて速度。
ADSRだと右に回すほどゆっくりになるのが常道だったけれど、Rateは右に回すほど早くなるのよ。これに面食らいます。日本の国道から高速に乗ったらいきなりアメリカのハイウエイだったぐらいの衝撃。事故るってっ。
しかも。
何しろ速度だから、レベル同士の差が大きいと時間もかかるわけでして。何だか気分はインターステラー。
名画Interstellar(→公式ページ)。ざっくり言うと、時間は重力で決まるのよ。
なかなかこれに慣れなかったのを覚えています。
悪い事ばかりでもなくて。
こうやって、Level1を0にしてエンベロープを書くと音の出だしを遅らせられたり。
これで2系統の音を鳴らすとチャタリングみたいなチャカって言う音を出せたり、一人ディレイみたいな事をやれたりするのね。
モジュレータのエンベロープのLevel4をゼロにしておくと、音の最後で変調がゼロになるからキャリアの音色はサイン波になるわけでして。
これが例のFM音源特有の音の鳴り終わりがお寺みたいになる原因でもあります。
そこでLevel4をモジュレータでは0にしないと言う作戦もアリなわけです。
キャリアのLevel4は0にしておかないと音が鳴りっぱなしになります。
さてさて。だいたいおさらいできたからエディットしようかしら。
ま。どんなにツマミをいじくりまわしても爆発するわけじゃ無し。気楽にやります。
そんなこんなでお粗末様でした。
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