無題、てわけには行かない様で

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寝ていたら、隣で添い寝していた真ん中の巨大児猫仔がいきなり毛玉ゲー。吐くなら寝るな寝るなら吐くなと言うお願い

GRANDS

こんにちは。imoimoです。

てきとーな製作をやっております。

曲が出来上がると名前を付けなくてはならなくて。とても苦手な作業なのです。

そもそもが。曲を作る時、どうやって作りますか?て訊きたいのが常。でもあんまりそういう話をしたこともなく歳を取ってしまいました。

小説を書く時は、アイデアがあって主題があって。要は書きたいことがあって初めて書けるのかなぁと思うのです。だから仮でも何でもタイトルは最初からあるのではないかと。

あ。でもサザン・リーチシリーズは何となく違う書き方で作られたような印象でした。

「全滅領域」(サザン・リーチ1/ジェフ・ヴァンダミア→【amazon】)。

映画にもなったよね。3冊読んでも辻褄が合っている様ないない様な。

ストーリーがある様な無い様な。不思議な感覚でした。

ちゃんとストーリーも設定もあるのだけどね。

遠い昔、小僧の頃は先に歌詞が回って来て。詩だから既にタイトルも書いてありました。これに曲を付けるのね。

歌詞を回してくる人とバラバラになってからは、先に曲が出来て。無理矢理言葉を乗せるようになりました。

そうなると、最後に「要するに」て言う感覚で曲名が付く流れになりました。

これ、て変なのかなぁ。

小説と違って、曲は作り始めにそんなに明確なテーマは無い気もします。

確かに。テーマがある時も有るにはあるけれど、大抵は単純な話で。「好きだぁ」とか「腹立つぜっ」「悲しいのよぉ」みたいなシンプルなお話。後はなにかの景色や現象を書き留めたい時かしら。小説にしたら2、3行で終わりそう。

プロの方はクライアントの希望に沿って自由自在に曲を作れるから、先にタイトル(商品とか?)があるのを音で具現化する作業なのかなぁと思います。

大体、一個人の言いたい事なんて高が知れておりまして。いつも同じ話ばかりな気もします。反戦の人は殆どどれも反戦だし、悪魔の人は殆ど悪魔。エロの人はほぼエロ、てぇ話。そもそも西洋音楽なんて始まりはみんな例の神さんの話だしね。

加えて、歳を取ると情動はかなり減るわけでして。曲を作るにしても基本は「無題」なのよ。

世の中「無題」ではなかなか通用しませんで。

絵を描く人も、「無題」とか「習作」とか言うけれど。どれがどれやらになるからタイトルを付ける様になったり、作品番号を付けたりするみたいね。曲と同じ悩みがあるのかも知れません。

今回不便があって「無題」シリーズの曲にタイトルを付ける事にしました。

タイトルがつけられないから無題なのに、どうするのよ。

今や「弾かない」「歌わない」て決めているから、歌詞も無いわけでして。

ちょっと前(と言っても10年以上前)は、まだ歌わないまでも歌詞を一応作っていて。それならタイトルも付けやすいってもんでして、”Night Heaven”だとか”そして季節は”だとかそれなりにそれっぽいものを付けておりました(あ。どっちも非公開曲だった)。

更に歳を取りまして、そんなこっぱずかしい曲名も最早や思い付かなくなりまして。

自分の曲を聴いて、そこからの印象をタイトルにすると言うある意味無責任な付け方となりました。

…あぁ、海が見える。大きな生き物がいる。鯨かな。キラキラと魚も群れている。秋刀魚喰いたいな…

で、付いたタイトルが「鯨と秋刀魚と」。

ちょっとあんまりよね…

それでも配信されてしまう所が恥の上塗り。

自分で配信する前にコンピレーションアルバムに入れて貰っちゃいました。

コレ→【鯨と秋刀魚と】

アルバム作る人、タイトルに疑問を感じなかったのかしら。

タイトルだけ見たらきっと「部屋とワイシャツと私」(/平松愛理→YouTube)のお魚編の曲だって思うんじゃないかしら。

思いませんっ。

かくして、タイトルは変えられなくなりましたとさ。

ああ。七つの海に鯨と秋刀魚が泳いでゆくよ。

そんなこんなでお粗末様でした。

曲作り
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