まぁるいショートケーキを綺麗に切るのは至難の業ね
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回は不慣れな12拍子で何か作ろう企画の第二回。今はストリングス系のトラックを調節している所。
初期のサンプラーみたいなノリの弦楽音にしようと思うのです。オケ音源に4オクターブ分ユニゾンで弾いて貰いました。
バイオリン・ビオラ・セロ・バス…高域が弱いな。
オーケストラだと、バイオリンは他のパートより人数多いよね。倍以上かしら。そもそも第一と第二がいるじゃないの。
四重奏だって、4人の内二人はバイオリン。発祥の系統が違うからなのか、バスに至ってはそもそもいないし。
今回使っているオケ音源にはバイオリンは一種類。第一・第二とライブラリがあるオケ音源、てあるのかしら。
ありました。UVIのOrchestral Suite(→製品ページ)。
特売でも壱萬円以上するわ。
あったとしても買えるとは思えないし、その気もありゃしないから別の作戦で第二バイオリンを増やそうと思います。
1stと2ndが別々のフレーズを弾くなら問題は殆どなくて。同じライブラリでトラックを2つにすれば良いじゃない。
でも今回はみんなユニゾン。それでいてバイオリンは他よりも沢山居る感じにしたいのです。
- レベルを上げれば良いのでは?
ダメよ。人数が沢山いる感じにしたいし。
- ディレイやコーラス使えば?
ダメよ。最後はみんなひとまとめにして昔のサンプラーみたいな音にするんだから。
ともかく。
同じライブラリのサンプラー音源でユニゾンにしたら、位相の差も無いから一体化しちゃいます。途中一音でも同じ音があったらアウト。
少しタイミングを遅らせれば?とも思うけれど、それじゃあディレイと似たようなもの。チューニングをずらすのもなんだかなぁ。
で、結局別の音源を使うことにしました。
他の4パートはオケ音源のOrchestral Companion Strings(→製品ページ)で鳴っております。
よぉく考えてみたら、Orchestral Companionはシリーズもので3本1セットだから、UVIのヤツよりも定価は高かったね。
超特価の時にひとつ500円で買ったから有難みがわからないわ。
2ndVnだけVersilian Studiosのバイオリンにしよう(→ダウンロード)。
無料のオケ音源VSCO 2 CE。
編成規模は大差無いけど、音質は結構違います。客演、て事にしよう。
2ndVnだけ客演のオーケストラなんて聞いたことないのよ。
基本ユニゾンだから、第一バイオリンのトラックをまるごと複製して音源だけ替えました。
Versilian Studiosのライブラリは、Orchestral Companionと比べると気持ち人数少なめ。もう一つはアタックが遅めです。
と言うか、Orchestral Companionがポップで速めなのよ。
普通に鳴らすと速いフレーズでは音が鳴らないので、スフォルツァンドを多用する結果になりました。
キースイッチで弾き方を変更して、不自然と言えば不自然だけど聞こえないよりいいや。1stとユニゾンだし。
長く伸ばす所もトレモロにして。なぜかこっちの方が音が強いのね。
混ぜてしまえばそんなに違和感なく弦楽5重奏になって来ました。
みんなユニゾンの5重奏って事自体が違和感。
ところが。
あっれぇ?途中チラホラ音が変わるな。
バイオリンのパートで上のファ#があるのですが、VSCO2 CEは鳴っていません。
音域外って事の様です。
バイオリンの音域は上のミまでだそうでして。
G2からE6までなんだってっ(→【OTO×NOMA】)。
Orchestral Companionでファ#が鳴るのはオマケだったみたい。
譜面の問題ってことだけど。これまで鳴っていたんだから直すのも面倒。
いいや。ここだけ2ndはハモる事にしよう。
当初の計画からはどんどん外れて行きます。
それにしても。ハモった途端に2ndの音、浮くねぇ。
そんなこんなでお粗末様でした。
そうそう。
ちょいちょい書いてはいるけれど。VSCO2 CEはライブラリがサウンドフォントやVSTiなど様々な形で公開されています。
本家のページのVSTiはライブラリを切り替えられる仕組みになっていて、有料版だとマルチ音源になる様です。
個人的には、イマイチ相性が良くなくて他のサンプラー音源とかと混在で使うと落ちちゃう事がちょいちょいありました。
そこで、VSTi開発元のBigCat Instrumentsさんの方で公開されている楽器ごとバラバラのロンプラーを使用しております(→ダウンロード)。
この辺からダウンロードして解凍すると山盛りプラグインが出てきます。
個人的にはこちらがオススメ。
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