半袖でゴーの次の日はコート脱げないなんてねぇ。

こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回のお題は普通になりたい。奇妙な所の無い、耳に優しいものをバンドとオケの合体もので作ろうと言う企画でした。
そうなると、行きあたりばったりな作業はできる限り避けなくてはならなくて。いつもの手当たり次第クレヨンお絵描きみたいな手順ではダメだと考えて取り組みました。
慎重にメロディを作って、ベースラインを決めて。
コードを決めてメロディの担当を決めて。
重ねるパートの組み合わせを変えたり和声を組んだり。
あぁ。なんていい子なんだろうと自分で自分を褒めつつも、結局は普通にやれる腕がないことを痛感したままツーミックスに書き出しました。
床屋さんが最後にチョキチョキと切ったかどうだか分からない程度にハサミを入れるのと同じ感じでコンプやEQを掛けて。
なんとなくスッキリした音で再度オーディオに書き出し。
そのままDAWで続けても良いのだけど、いつものクセで道具を替える事にします。
立ち上げたのはAudacity(→ダウンロード)。
オープンソースの無料オーディオ編集ソフトです。
マルチトラックでも使えるし、VSTのプラグインも使えるし。MIDIの無いDAWと言うか、便利なMTRみたいなソフトです。
書き出したオーディオファイルを配置して、と。
アタマに1小節空のクリップがあるので、出だしに無音の箇所があります。ちょっと長いから、音の始まりより0.2秒くらい手前でアタマをカット。
出だしより前の無音部分に念の為フェードイン処理をしました。
打ち込みとは言えサチュレーションみたいな効果のあるプラグインを使っていると、無音でも完全な無音ではない事があるのでやっておいた方が良いと思います。
曲のおしりにも空のMIDIクリップが置いてあったので結構空白が長いです。
トラックの残響が幾つか残っています。
そうそう。
全体用やトラック個別のディレイやリバーブがある時って、曲の終わりがなんだかすっきりしない事が多いのです。ばらばらといつまでも音が残る感じ。
以前は無理矢理フェードアウトとかをかけて絞っていたのですが、わざとらしさがバンバン。
最近は曲終わりの少し手前で全体用のリバーブはオートメーションで絞る事にしています。ディレイも取り残されると目立って厄介だから同様に絞っています。
これで曲終わりは大分すっきりするようになりました。えっ?常識なの??
今回は低音がやや残るかな。コンプをかけたのでコントラバスの部屋鳴りが強くなって残っているみたい。
ミックスする前に調節しておけば良かったと思いますが、ぶっちゃけ気付かなかったのです。
ディレイが小さくチャンチャンとか残っているよりはずっとマシ。うーんって小さく聴こえるだけですからね。
そんなに長い余韻ではないので、聴こえなくなる所まで残してその先をカット。
今度は最後の音から曲終わりまで段々スタート位置をずらしながらフェードアウトを3回ぐらいかけました。鉛筆を削っているような感じ。
フェードアウトのカーブは調節できる時もあるけれど、面倒くさいからこっちの方が手っ取り早いです。こだわりも無いし。
こんなもんかなぁ、と言う所でもう一度オーディオに書き出しました。
メディアプレーヤーで聴き直してみよう。
これまでASIO4ALLで鳴らして聴いていたけれど、再生ソフトやオーディオエンジンが変わると音が変わるので確認したいのです。
ちゃんとASIOの時よりも聴きやすい音にしてくれているから問題なさそう。
そうだ。折角持ってるんだからモニターヘッドホンでも確認しよう。
こんなの。モニターヘッドホンの中では恐らく最安。
日頃はイヤホンで作業しているのです。安いとは言えモニターヘッドホンはモニターヘッドホン。やっぱり分離が良いしアラも丸見えで聞こえます。
モニターヘッドホン持っていない人には気を付けて欲しいのだけど、ホントくっそつまんない音に聴こえます。バラバラに分解して展開図にしてくれるような感じ。気負って高いの買うと後悔するかもよ。
と言うわけで、自己嫌悪に陥るので日頃しまったまんまなのですが、仕上げの時くらいは客観的に自分と向き合わなくちゃ。
思ったよりも問題なさそうだから出来上がりって事にしちゃおう。
考えても見たら。
せめてツーミックスにする前にモニターヘッドホンに切り替えるべきだったかなぁ。
仮に問題が出て来ても今からじゃゼッタイ直さないだろうし。
とにかく越年必至かと思われたけれど年内に完成して良かったです。
そんなこんなでお粗末様でした。




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