トラック数無制限だから、て、むやみに使ってはダメ

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人間、あまりにも制約がないと却って身動き取れないわけで

こんにちは。imoimoです。

遠い昔、MIDIにはGMとかGSとか規格があって、トラックは16個、10番はドラムね。て言うお約束があったりして。

何でか、て言うと作品の配布が基本MIDIデータで、どんな音が鳴るかは再生する方の環境に依存していたからなのですね。

しかも規格がYAMAHAとRolandで微妙に違っていたり、当時は技術革新がランボルギーニ並みのスピードで、毎年の様に規格が変わったりして、通信速度も倍々ゲームで加速して、あっという間にmp3になった、て感じです。

MIDIの前は、アナログのMTRだったので、一般庶民は基本モノラルの4トラック。これに耐えられず、後先考えず100万のローンで8トラックのシステムを買ってしまった少年imoimoにしても所詮はモノラル8トラック。今で言う4トラックなのでした。それで100万ですよっ!高くね?て感じ。

でもね、人間何とかなるもので、不自由だろうが何だろうが名曲がバンバン世に出て行ったのでした。それに比べると、今はトラック無制限ですからね。世の中豊かになりました。

では、ゆるーく曲作りをする時に、一体何トラックぐらい使うだろうと考えると。

結構10トラックそこそこで収まることが多いのです。

なぜなら、クラシックの大家じゃあるまいし、そんなに大それたアレンジができないから。

もう一つは、非力なノートPCではそろそろ音が止まったり切れたり飛んだり遅れたり、とし始めるのが10トラック目あたり。

MIDIの頃は、トラック制限とは別に、同時発音数の制約もあって、基本32和音、ちょっと良い機材でも64和音あたりでした。だから、油断すると気づかない内に誰かがお休みになってるわけ。Rolandの名機SC-55

は24音だったんだって!

当時imoimoが使っていたのはYAMAHAのTG-100

こっちの方が安かったから。これは今も押入れに入っています。

今日、こういう制約はほぼ全てなくなりましたが、何でもやれるとなると問題は製作する人間の方に移るわけで、練習嫌いで機材のせいにばかりして来たimoimoとしては、自分と向き合うしかないわけです。酷ですな…

で、結論。

「何でもできるから、て何もかもぶっこまない」

ファミレスとか行って、ステーキとカレーうどんとパフェとピザとか頼んじまうのと同じ状態になってしまうから、自制しましょう、て話。

無理にトラックやパートをどんどん増やすと後々手に負えなくなるから、何かを入れたら何かを我慢、と言う発想も大切です。

でも、実際にはもっとトラック使うわけです。

例えば、ドラムは楽器別にパラアウトした方が調整しやすいから、1トラックだけど実際には6トラック以上使うし、ストリングスやプラスはまとめるよりもパートごとに分けた方がやりやすいから4トラックとかに分けたり。

レイヤーとか言って、1パートの音を何台かのVSTで鳴らしてもトラック増えるし。

で、まあだいたい20トラックぐらいになるわけ。

そうなると、非力ノートには荷が重く、音飛びや雑音が出るわけで、そんな時には「WAVE書き出し」をするわけです。

もう変更しないと思われるトラックを、WAVEに書き出して、MIDIのトラックではなくてWAVのトラックにする事でCPUの負荷を減らすのですが、これはアナログMTRの時にもよくやっていて。

最初ドラム、ベース、リズムギター、ピアノ辺りの基本伴奏を6トラック使って録ってしまうわけ。で、その6トラックをミックスダウンして空いてる2トラックに録音。そうして最初の6トラックを消してヴォーカルやリードを入れて行く事で12トラックの録音をしていたのでした。こうしてMTRになってもピンポン録音の呪いは憑いてくるのでした。

ピンポンは不可逆的ですから、後で直せないわけですが、現代のWAVE書き出しは、元のMIDIトラックはなくならないから、いつでもやり直しきくわけです。ここが世の中の進歩で一番感激したところです。

おおよそCPUに負荷がかかるのはVSTシンセを別とするとリバーブやエンハンサーと言った残響系のVSTな事が多いのですが、WAVEにする時にはリバーブやエンハンサーは外して書き出した方が後々やりやすいです。と言う事は結局WAVEにした後にまたかけるからCPU負荷は意外と減らなかったりして…

ボケ防止のためにはそんなこんなをあーでもないこーでもないとやるのが最適なわけでした。

この間なんて、WAVE書き出ししたらなぜか冗長なWAVEになってしまって、4分間の曲で最後の方は半拍ぐらい音が遅れる、と言うトラブルに見舞われました。結局原因は分からなかったのだけど、3回ぐらい書き出しをやり直したら正常に戻ったから、きっと何かの間違いだったのでしょう。そして間違っているのはきっと自分。キカイのせいにしない、と言うのを学ぶimoimoだったのでした。

そんなこんなでお粗末様でした。

曲作り
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