ストリングスをレイヤーしてみたら

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街中で知っている人を見かけてアタマを下げるも先方は気付かず。別に知っていて無視している訳ではないけれど何だか時空が切り離された気にもなり

こんにちは。imoimoです。

新しくプロジェクトを作って、ノーアイデアから行き当たりばったりに製作をやっております。

ここの所、悩みのタネがストリングス。

曲中での使い方が2種類あるからなのかどうもしっくり来ないのです。

サンプル系のストリングスとシンセをレイヤーしておりますが、馴染ませようとしたら逆効果と言うか無意味な結末になりまして、いじればいじるほどおかしくなるパターン。

やり直しっ

と言うわけでFXを全部外して一歩ずつ再点検。

完全に背景で鳴らすならばともかく。前に出る箇所もある場合はあんまり音を散らすのも良し悪しの様です。

大人しく音源を替えるべきだとも思いますが、面倒くさいのでこのまま行こうとやっております。

ちなみに、サンプル系のストリングス音源はSpitfire Audioの無料音源LABS。これにLABS Stringsを載せております。

LABS

英国Spitfire Audioの無料サンプルプレイヤー(→ダウンロード)。

配布されている無料のサンプルコレクションをダウンロードしようとすると「LABSは持ってるかい??」みたいに尋ねてくるので「持ってません」と答えるとサンプルコレクションと一緒にダウンロードできます。

シンセはこれまた無料のSuperWave P8。

Super Wave P8

愛用者が多く根強い人気の無料シンセプラグイン(→ダウンロード)。

Roland JP-8000を模範にしたSuperSawに特化とも言えるプラグインです。

これが実機。Roland JP-8000。

SuperSawモードにしてスローアタックで鳴らしております。「じゅわ~」と言うか、「ざぁ~」と言うか、な音。

単体で聞いてみると、P8の音はちーっともストリングスではなくて。かなり低域を切っているので間抜けなブザーみたいな音です。

一方、LABSの方は弾きはじめのアタックがあって、その後に伸びる感傷的な音。音はこじんまりとしていてちょっと太め。

弾き始めのアタックは、LABSの数少ない(わずか3つ)パラメータで抑えられますが、これが気に入って挿しているのでむしろ強調中。

この二人を斉奏させると、なかなか馴染まないのでガチャガチャやっておりました次第です。

結局

P8を背景に流して、LABSがかなり前の方で鳴る形にしました。

二人を馴染ませるために使ったエンハンサーやらリバーブやらディレイはカットと言う事で、結構すっきりして参りました。

トラックをいじって、LABSの方の音符を広く展開するように動かしたら更に少し改善。

結構下の音域にも音を置いて、Cb.からVn.までカバーした感じにしてみましたが、元々の音源が四重奏的なものなので却下。

あーだこーだやって、どうにかうまいこと鳴る様になって参りました。

でも

お互いバラバラの音符で鳴らすんじゃ最早やレイヤーとは呼べないですな。

それはスレイヤーズ(神坂一,あらいずみるい/富士見書房)。

世代的に、リナ=インバーズの名前しか聞いたことないです。

やはり、曲中にバックとソロと2種類の出番があるのにまとめてやらせてしまおうと言う事に無理があったようです。

なぜそうなったかと言えば。

最初、イントロのバックで流すのにLABSを使ってみた際に「結構品のある音だなぁ」と気に入って、そのままソロ部分をつけてしまったからでした。

製作が進むに連れて、辻褄が合わなくなって来たのでP8を重ねましたが、あらためて見直しますに、

私たち、コンビ解消した方がいいみたい

がきっと正解。

LABSのトラックは、バッキングの部分をカットする事にします。P8の方はソロで目立つ部分をカット。

まるでLABSがコンビを解消後ソロ活動に走ったかのような展開。P8は裏方稼業に専念します、みたいな別離っぷり。置いてけぼりと思うなかれ。

P8はその後、ハモンドと連携してバックで流しをする事に致しましたとさ。こっちの方がずっとしっくり来ます。

一方、LABSはと言うと…

わずか2小節とは言え、ソロで出る部分があるのですが、いささかパワー不足。リソースも結構使うし、こりゃぁ選手交代の危機です。まるでギャラが上がり過ぎた役者さんの様。美しい音なんですがねぇ…

あぁすっきり

そんなこんなでお粗末様でした。

ところがどっこい、続きます。

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