ホントはいい匂いのするハンドクリームが欲しかったんだけど。よくわからんから結局ニベア
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
現在、エレピみたいなのを入れようと言う所でして。シンセのエレピみたいなのが欲しいのよ。リアルじゃ無いヤツ。
そんなわけで挿したのはDEXED(→ダウンロード)。
元祖フルデジタルシンセ、YAMAHA DX7の無料クローンです。
DX7の音色データのsys-exファイルを読めるのが便利。
何故かって、FMシンセの音作りは超面倒じゃない?結局狙い通りに作れるようにはならないまま墓に入る事になりそうです。
昨日は散々嫌がって、結局プリセットのピアノを読み込んだだけでした(→【前編】)。
FM
シンセと言っても、今日では様々なものがあって。大体がレトロシンセのカテゴリーか、補完的なオシレータで付いている扱いです。
今日シンセと言えば、波形データを直に操作する方が主流になって。オシレータの大本の波形データを作るのに使われる事が増えたのかなぁと思います。要するに結構エンジニア寄りなシンセ、て事かしら。
ご存知の様に、オシレータ部分はオペレータて言うものが2つ以上でできているのがFMシンセでして。
キャリアとモジュレータとか言うのがワンセット。キャリアってのが音を鳴らす方で、モジュレータは超高速LFO(矛盾してるけど)みたいな動きをするんだったと思います。超高速過ぎて変調が周波数じゃなくて倍音になるのがキモの仕組みだったと思います。
キャリアとモジュレータの周波数を同じにするか、1:2にするか、1:3にするかが基本で。キンッキンのいわゆるFMぽい音にする時は1:6とか1:7とかにするんだった様な…
凝った音にするにはキャリアに繋ぐモジュレータを増やすのがセオリーで。
こんな感じかしら。
または、複数の音をレイヤーみたいにする時はキャリアを増やすのがセオリー。
…なんて言っても、大体において狙った通りの音にならないのがFMシンセな気もします。
DX7の発売当初は、「アルゴリズムを変えるとダイナミックに音色が変わって面白いよ」なんて説明している方もいて。そりゃそうよ。料理の組み立てを全然変えちゃうのと同じだもの。まあ面白がってやっとりましたが。バグってギジャーッとか鳴るのもまた一興。
オペレータが4つのと6個のタイプがDXシリーズにはあったけれど。使った感じは全っ然別物だったと思います。
4OPタイプのDX21(→【yamaha.com】)。
当時はDX7とMIDIケーブルでパラに繋いで使いました。
4OPのシンセはいわば昔のゲーム機の音。6OPは立派に楽器、て感じでした。DEXEDはDX7クローンだから6OP。でも複雑さは4OPの10倍くらいな感じです。
つまり。
面倒だからプリセットをいじってエディットしようと言う作戦です。
呼び出したピアノっぽいsysexファイルはこんな感じのセッティングでした。
アルゴリズムは9番。
オペレータの1番と3番がキャリアで、2、4、5、6番はモジュレータね。
どんな音が鳴っているのか取りあえず確認します。
1番の[LEVEL]をゼロにすると、1、2の流れの音が消せます。
同様に、3番の[LEVEL]をゼロにすれば、1、2の音だけになります。
1、2で鳴っている音と、3-6で鳴っている音がレイヤーされているのね。
1、2の方はピーンと言う丸い音でした。
エンベロープが減衰形で、キャリアの周波数が1、モジュレータが6ちょっとだから少し揺らぎのある鉄琴みたいな音かしら。
キャリアのエンベロープは音量のエンベロープになって、モジュレータのエンベロープは音色が変わるからフィルターのエンベロープみたいな働き。
DX系のエンベロープは、よくあるADSR方式とちょっと違って。
レベルと速度を調節する設定方法なので慣れが要るかも知れません。直感と逆の動きする事も屡々。
3番のキャリアには4番と5、6番の2系統のモジュレーターが入っていて。3番のエンベロープは消しゴム型だから、持続音で鳴る様になっているのね。
4番のモジュレータも持続音だから、根底で鳴っている音がここで作られている様です。
5番の[LEVEL]をゼロにすると、5、6番の影響をゼロにできるので、3、4だけで鳴らした音を確認。
3も4も周波数は0.5ちょっとだから、少し揺らぐ感じの太めの音なのね。
ピアノのサスティン特有の鋸波みたいな感じの音をここで鳴らしている様です。
4番の[LEVEL]をゼロにして、5番と6番をもとに戻すと、アタックのジャリッと言うクラビネットみたいな音がここで作られているのが分かりました。
と言うわけで
それぞれのオペレータのエンベロープやレベルをちょっとずつ調節して、欲しい感じのシンセピアノに近づけて行きました。
ま。良い音になったかどうかは別問題。
そんなこんなでお粗末様でした。
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