カァーカァーカァーと気持ちよく啼いていたカラスが直後にカポッカポッカポッ。シャックリかな。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回のお題は普通になりたい。奇妙な所の無い耳に優しいものを、バンドとオケの合体もので作ろうと言う企画です。今入れているのはトロンボーン。
トロンボーンはとにかく表情が豊か。ボォーッて遠くの津波みたいに吹いたり、パファーッと優しく吹いたり。
もちろんババッて言うバクハツも得意だし、ギャーッて言うキツいのも得意。
そんなに色々できちゃうから、ついついあっちもこっちも出番にしてしまいます。
だいたい一通り音符が並んだから、トロンボーンさんだけで聞き直してみました。
・・・
出番までの休符、長いね。
初登場はパパーパパーってやりながらクレシェンド。音量や吹き方を変えて、大人しい音から派手で賑やかな音へ段々変わりたいのです。
パパーのパはスタッカートでやりたいなぁ、と奏法をスタッカートにしました。
あれぇ…
音が出ないや。
普通に吹けば鳴るのに、スタッカートだと鳴りません。ゲートを長くしてもダメ。
音源のトラブルなのか、仕様なのか。そもそもトロンボーンはスタッカートできない音があるのか。
そんな話は聞いたこと無いけれど、出ないものは出ないから仕方ない。
奏法を変更して、ゲートやベロシティを調節することにしました。
次の出番はブォーーーって低く唸ってから突然バッ。こんな事できるのかしら。
後半ではババババと速いフレーズがあります。でもさ、トロンボーンっていったいどのくらい速弾きと言うか速吹きできるものなんだろう。
パパパッパパーみたいな2、3音が速いのはよく聞く気がするけれど。なにしろピストン弁が無い楽器。音程を管の長さで決めるんじゃ連続速弾きには不利な気もします。
たしかに、音もあんまり出ていない様な。
トロンボーンの音は思った以上にアタックが遅いみたいです。シンセで鳴らすラッパとは大分勝手が違うみたい。
これじゃあただ無茶振りしただけになるから、フレーズを変更しよう。
…などと。とりあえずは吹ける譜面になってきましたが、所々で飾りや補強みたいに入るものだから全く一貫性がありません。
こう言う譜面て、良くないと思うのです。
良い譜面って言うのは、みんなでやっても勿論良いけれどパート譜も一貫性があってストーリーがあるものだと思うのです。
こんな、あっちこっちに無軌道に現れては吹き方の見本市みたいにチョロチョロと吹く譜面はダメよ。
もう早いとこ残りのチューバを入れて金管は出来上がりにしちゃいたいのに、まだしばらくトロンボーンを作らなくてはならなそうです。
つくずく普通、て大変。
そんなこんなでお粗末様でした。
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