近いのに殆どご縁の無い六本木に上陸。防衛庁無くなったの知らなかったよって言う浦島太郎。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今のプロジェクトは最後の仕上げ。もうツーミックスになっているのに、今更テンポが速かったと迷い始めております。
子供の頃。
家にはモジュラーステレオがありました。
そうそう。こんな感じの(Victor SSL-46TS)。セパレートステレオって言うのか。
外装は木製で、家具みたい。ラジオが聴けて、レコードもかかります。33回転・45回転と78回転がありました。
えっ?78回転?昔はそう言うのもあったのよ。たしか「走れコウタロー」(/ソルティー・シュガー→YouTube)は78回転だった気がします。
レコードが終わるとアームが自動で戻るヤツだったから、恐らく当時の最先端。親、金あったな。伯父が電気屋だったからかな。
カセットテープが出る前で、裏にMIDI端子みたいなのが付いていました。
DIN5Pin規格ね。要するにMIDI端子と同じ。
これを繋ぐ先はオープンテープのレコーダーで。別売りだったと思うのだけど、家にありました。でもモノラル。高かっただろうにねぇ。
そんな当時高級品だったであろうステレオですが。なんだかね、速いのよ。最初からだったのか、物心ついた時にはもう壊れかけていたのかは分かりません。
例えばDeep Purpleの”Machine Head”をかけて。
一曲目の”Highway Star”(→YouTube)の出だしってGだよね?(たぶん)
だってリットーの譜面ではGだったもの。
合わせてピアノで弾こうとするとキーが半音高くてA♭なのです。
ピアノで弾くなよ…
だってピアノしか無かったから。
この間来た調律の先生がおかしいんじゃないかと疑ったりしましたが、どうやらモジュラーステレオの回転が速かった様です。
ところが。
今、Hgihway StarのキーはA♭って言うサイト見つけました!!(→【楽器.me】)
本当はどっち??
・・・今、あらためてライブのビデオ観たけど。
どう見てもGな気がします。
実際、ラジオで掛かる曲を自分の家で聴くとどれもこれもみんなテンポアップしていたし。
もう春日八郎聴かないからあげる、と父に言われたのを良いことに中を開けてみました。
春日八郎…
めっちゃ上手いんだってっ。名曲も山盛りよ。
そうなのよねぇ。
アーティストの方々が「何を聴いて育ちましたか」みたいなインタビューをされた時に、ポール・アンカとかニール・セダカとか。
ジャズに囲まれて育ちましたとか、ベートーベンとかショパンとか。もう少し若い方だと圧倒的にビートルズ。
あぁそれなのに。自分と来たら、春日八郎さんと島倉千代子さんで育ちました。
…なんだっけ。
早々。中を空けたらちょっと変則のベルトドライブ。プーリーのベルトを変えてみたけど変化なし。
モーターが劣化して遅くなるならわかるけど、速くなるって言うのはどうにも解せません。
ターンテーブルの上のゴムマットが軽かったのかな。そんなミスを天下のビクターがやらかすとも思えないし。未だに謎です。
ただ。半音高くなるって言う事は5%くらい回転が速かったって言うことでして。
33回転だから5%って言うと1分間に1回転ちょっと速かったって事ね。
けっこう微妙じゃない??
今でも曲を作る時についついテンポが速めになってしまうのは、このステレオのせいだと思っております。
他人のせいにしても仕方が無いので、ツーミックスをそのまま微調整したものと、5%タイムストレッチで遅くしたもの。もうひとつは3%遅くしたものをそれぞれ並べました。
Foobar2000(→ダウンロード)に並べて。
Foobar2000
ASIO4ALLが使える無料の音楽再生ソフト。
ダイレクトに音を鳴らせるのでチェックに使っています。
ASIO4ALLで鳴らすにはASIO OUTPUT(→ダウンロード)って言うコンポーネントを追加で入れる必要があります。
あらためて聴き比べました。
テンポ的には5%減速がしっくり来ます。でもどうも音質が変わる気がします。
3%減速は折衷案的なもの。
悩むねぇ。
一晩おいて、決めました。
テンポのミスはそのままに。やっぱり音質がまともなもので行く事にします。
これでようやく次のプロジェクトに行けるよ。
まるまる半年かかったね。今回の曲。
大作曲家かよ。
そんなこんなでお粗末様でした。
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