暑さ寒さも彼岸までのお彼岸が間近ですが、今年ばかりは無理ではないかと思うのよ。
昨年もそんな事考えていたけれど、結局きちんとお彼岸過ぎたら涼しくなりました。
楽器とか弾かずおカネもかけずに曲を作りたいって言う企画ですが、思いの外難航しております。
お稽古に通うとか、耳コピして真似をするとかが無いと曲は作れないのかしらねぇ。そう言う面倒くさいのがやりたくないのよ。おカネもかけたくないって話。
メロディなんて思い付かないから、先に和音をてきとーに並べてみる所から始めました。
バンドやろうぜみたいなパートの集め方で始めたのですが。ドラムとピアノから手を付けたからかな、なんか昭和な感じになっています。
ま、気にせずに。ベースと言うか、左手を付けてみようと思います。
コードって言うのだけど、和音は基本的には音符を一つおきに重ねたもの。そうじゃないものもありますが、傍流なのよ。
どちら様宛ての図なのやら…
ドミソは並び替えてミソドとかソドミの方がカッコいいよ、と完全な偏見で作り始めました。
ベースでは元に戻って。ドミソみたいな一つおき並びにした時の一番下の音を鳴らすのが基本。ドミソならド。
ルート、て言うらしいです。日本語では根音(こんおん)。
似てるのにキーって言うのもあって。これはドレミファのドの音の高さがどこかって言う話です。
さてさて。今並べている和音を1小節目から見て行くと
1.ミソド=ドミソ
ルート:ド コード:C Iの和音
2.ファラレ(ファは半音上がって#)=レファ#ラ
ルート:レ コード:D IIの和音(変則)
3.ソシミ=ミソシ
ルート:ミ コード:Em iiiの和音
4.ファラド
ルート:ファ コード:F IVの和音
5.ミラド=ラドミ
ルート:ラ コード:Am viの和音
6.ミソド=ドミソ
ルート:ド コード:C Iの和音
7.ファラド
ルート:ファ コード:F IVの和音
8.ソシレ
ルート:ソ コード:G Vの和音
となっています。
基本通りにやると、ベースと言うか左手と言うかは
ドーレーミーファーラードーファーソー…となります。
一つ目はおとなしく基本通りにドにしよう。
二つ目はちょっとなんちゃって技法を繰り出して。
名付けて我慢大作戦。
基本通りだとドからレに行くべきなんだけど、我慢してドで粘っちゃう。
動かず同じところにいる我慢作戦は、結構それっぽくなるのよ。
そうなると3つ目もミじゃない所に行きたくなっちゃって。
3つ目はミソシ。Emって言うコードです。ドのままで我慢する手もあるけれど、ちょっと日寄ってみよう。
ドからみると、ミよりもミソシのシの方が近いね。合わせているフリをしてシに行くか。
あんまり暴走していると輪を乱すヤツと言われそうなので、4つ目のファラドはおとなしくファを弾こう。
その後5つ目は、次の小節のアタマ。コードはviの和音のAm。
たしか4コードで曲を作る時のキモがこのviだった気がします。
ちゃんとラを弾けよって話ですが、左手はファ。
前の音がファだから我慢大作戦とも言えますが、ここをよぉく見ると。
ファラドミって、四つの音が一つ置きに並んでいます。しかも並べてみると一番下は後から左手で置いたファ。
大切なviの和音だったはずのAmが、ファラドの上にミが乗っかった和音になっちゃった。
こう言うドミソの上にもう1個一つ置きの音が重なったヤツをセブンスコードとか言うらしいです。
ファラドミはFM7。
それは富士通の元祖パソコン。
エフメジャーセブンスって言うのよ。ちょっとメローな感じの和音。
そもそも4コードの曲を作っていないし、二発目で脱線したDが入っていますからお行儀もへちまもありゃしません。鳴らしたいように鳴らせばいいのよ。
こうやって、コードに入っていない下の音をベースが弾く時はルートの二つ下が無難。
なんちゃって技法、二歳下(にこした)作戦とでもしておこう。
こうして、5つ目では和音そのものを変えちゃって次は6つ目。
6つ目も暴れちゃおう。
和音はドミソだからC。Iの和音です。
ドの二つ下の音はラだから、ラにしちゃえ。
ラドミソって言う和音に変形されて。これはAm7って言うコードです。
エーマイナーセブンスって読むんだけど、たいてい最後のスは言わないの。
こうして。
二つ目のDのコードが最初のヤンチャで、5つ目6つ目のセブンスコードが見せ場みたいな感じになりました。
そろそろ先生が手を叩いて「ハイみんな席について」ってやりそうな状態。
最後はおとなしくしておこう。
7つ目はファラド(IV、F)だからファね。
8つ目はソシレ(V、G)だからソっと。
待てよ。もう一つ右手もかましておこう。
折角ベースが二歳下作戦とかでがんばっているのだから、右手も少しは暴れよう。
ドミソの上に音を積み重ねると、普通はドミソド。この一番上のドをちょっと下げるとカッコいいのよ。
半音ひとつ下げるか二つ分下げるかでムードは変わるけれど。
さっきのFM7はファラドファって積んだ時の一番上のファが半音下がったファラドミ。
Am7の方はラドミラの上のラが半音二つ分下がったラドミソでした。
8つ目の和音はソシレ。Vの和音のGです。
Vの和音は一区切りの最後に出て来ることが多いのだけど、ここで一番上の音を半音二つ分下げるとちょっとカッコ良くなるのよ。
ドミナントセブンスって言うんだけど、ソシレの時にソシレファってやるわけです。
GからG7って言うコードになりました。
律儀に全部鳴らす必要は無くて、シはやめちゃおう。
左手の感じもだいたいできたので、次はベースさんにちゃんとやってもらおう。
そんなこんなでお粗末様でした。
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