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my first synth YAMAHA CS-10の末路の話

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お宝と言っても道具は使わなくては意味がないわけでして。

こんにちは。imoimoです。

遠い昔。日本初いや世界初(たぶん)の庶民派シンセYAMAHA CS-10を手に入れるところから始まった少年imoimo。

練習嫌いを楽器のせいにし、自作にはしくじり、結局「シンセは買う」に邁進していたのでした。

mini Moogみたいな音が出ないのは、VCO(オシレーター)がmini Moogは3つなのに、CS-10は1つだからだと睨んで、増設を決意。VCOを2つ積んでいたCS-30を中古で手に入れたのでした。

コレですね。名機の誉れ高いです。

この頃には働けるようになっていたので、「ほしいが先、支払いは後」のローン三昧も同時に始まったのでした。

で、それからも買ったり、貰ったりで順調に機材は増え、それなりには色々やれるようになった少年imoimoでした。まだ録音はピンポン(→今では想像もつかないピンポン録音の話)だったけれど。

問題がライブ。

当時のシンセは何しろメモリ機能がないので、キーボードはやたらと機材を使うわけ。少年imoimoはハッタリ根性もあいまって最大で13台キーボード積んだくらい。

そうそう、こんな感じ。イシバシ楽器さんのメルマガによる、その頃のGENESISのKBトニー・バンクスさんのセット。ハモンド、メロトロン、アープ、ムーグの4台っぽいですね。これ彼にしては結構最小構成だと思います。

そうなると低身長のimoimoは、キーボードの山に埋もれて客席からは何も見えないわけです。まぁ目立ちたいわね。

で、ポータサウンドにストラップつけてしゃしゃり出たりしていたのですが、難点は音色的にリードパートがとりづらい事。

そこで目を着けたのがお宝CS-10。

CS-30手に入ったし、CS-10と2台繋いでもmini Moogにはならない、て事もようやく理解したので、当時お宝CS-10はほぼ役目を終え家内博物館行き的な扱いだったのでした。

ちなみに、なぜYAMAHA系のシンセを3VCOにしてもmini moogにならないかと言うと、設計思想が大分異なり、よく言われる「オシレーターの元の波形」が第一。そして重要なのはフィルター部分VCFのキツさが段違いだったのでした。良くも悪くもYAMAHAは心地よさ重視の楽器的回路。Moogは技術寄りのゴリゴリ回路的なイメージです。最近のVAシンセVSTにはVCF(フィルター)の所でCOF(カットオフフリクェンシー)が12dB/Octとか24dB/Octとか切り替えられるものがありますが、あの違いが大きいのですね。他にもアンプ回路やパッチのパターンなど随所の差が積み重なっての結果ですね。まぁ個性なわけだけど。

紅白宜しく、CS-10に再び華を持たせようと思い立ったimoimoは…

CS-10を分解。キーボードユニット

を取り外してそこにストラップを付ける事にしたのでした。これでライブで目立ってリードが取れる、て目論見。(写真は宇治電器工業様から。現代のキーボードユニットですね。KORGとかの鍵盤ユニット作っている会社みたい)

MIDIが出る前のお話。CVだけを取り出せばキーボードとVCOの間を延長できると企んだのですが、CS-10は、キーボードから50本ぐらい電線が基板に伸びている訳。CVは基板内で作っているのね。

諦めきれない少年imoimoは当時出はじめだったマイコンなどに使われるフラットケーブルをアキバで5mばかり買ってきたのでした。これ、今でこそ安いけれどパソコンがまだ無い当時はめっさ高かったです。

こんな感じ。もっと幅広だったと思います。

抵抗とか減衰とかノイズとかはまぁ無視、て事で。

で、キーボードと回路基板との間の電線を1本ずつチョキッと切って、コネクタに半田付け。それぞれの間をコネクタかましてフラットケーブルで延長~!!

今回は、なぜかきちんと動いたのですね。今思うと電圧下がるからチューニング狂うんじゃないかと思うのだけど、不思議とOKでした。まあアバウトだったからかな。

盲点だったのは、ストラップを取り付けるにはキーボードユニットに外装が要る,てこと。

フラットケーブルとコネクタに有り金をはたいてしまい、アルミとかプラとかを買うお金は既に無かったので、そこらへんにあったベニヤ板を切ってキーボードユニットに枠を作ったのでした。

結果は何しろ木材。総重量が一気に増したので「重いっ!」でした。これならいちいち分解しないで本体にストラップ付けても同じ重さでした。約8kgのCS-10を軽くしようと分解して、結局同じ重さに終わるの巻。

とは言え、この時のライブではちゃんとフロントでキーボード背負ってリードを弾くことができ、足元にはギタリストよろしくエフェクターボードがあって、と当時やりたくて仕方のなかった目立ちキーボードのヴィジュアルが実現できたのでした。

お客様の声は「戦争にでも行くの?」機材がごつかったのですね。ヴィジュアル的に。

おとなしくギター練習して目立てば良いのに、どうしても練習したくない少年imoimoでした。分解されたCS-10が元の姿に戻る事は、もちろんありませんでした。ま、動くからいっか。YAMAHAさん、ごめんなさい。楽器は大切にします。

そんなこんなでお粗末様でした。

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