抽象化、てのが人類の進歩には不可欠だと思いますが、抽象化も使い方によってはあらぬ方向に行ってしまったり。
こんにちは。imoimoです。
折角タダになったcakewalkを、REAPERから引っ越して使ってみようと。
基本的なセッティングもできたので、8小節12秒の小さい曲を作ってみております。
行き当たりばったり的にコード進行ができた(→詳しくは[小さく8小節の曲を弾かずに作ろう、て話])ので、メロディー入れてみようかな、と思うわけです。
とは言え練習嫌いだし、センスもないので、そう簡単に閃かないわけです。そんなわけですので、まずはテキトーにコードをアルペジオにして、おいてみるわけ。テキトーにも程がありますな。
その後、少し音符をずらしてみようと。クラシックで言うところの動機、てヤツかな。
例えば、ベートーベンの第五(いわゆる「運命」)の出だしは
たたたたーん
でして、メンデルスゾーンの結婚行進曲(いわゆるゼクシィのCM曲)の出だしも
たたたたーん
「同じ」て思うのは耳の悪いimoimoだけかも知れませんが、まあ似たようなもの。正しくは、第五は「たたた」が8分音符で1拍目の裏から始まるのに対して、結婚行進曲は三連符で4拍目のアタマに来る弱起。全くの別物ですな。
同じだけど全く違う、てところがボケないための曲作りをやるポイントでもあったりして。要点はアタマ使う、て事ですので。
今回は「たんたたーんたん」
て感じで良いか。でスタート。そこに理由はありません。
4拍子なんで、1小節は16マス。と考えて、16マスを整数で分割した感じ。
16=4+2+6+4
全部偶数だから、8ビートですな。奇数があると16ビートぽくなる感じ。
変なのやろうと思う時は、同じ16でも5+2+3+2+1+3とか、バラバラの素数で分解すると気持ち悪ーい感じになります。なぜなら二つずつで括っても(5+2)+(3+2)+(1+3)=7+5+4で共通項がほぼないので。人はこういうの苦手なんです。こう言う事やると、調和と整合性を重視したバッハ様に叱られます。
などと、ぶつくさ考えながらテキトーに置いた音符がこれ。
デジタルデータの時代にまさかの五線譜。弾くまでもなく気持ち悪い譜面です。で、あれやこれややって、しっくりくるようにして行くわけです。
元々のコードがそもそも無計画だから、結構うまく行ったり行かなかったりなのですが、とりあえずできました。「毒にも薬にもならない」と言う趣旨に沿ったメロディ
地方局のお菓子屋さんのCMみたい。
五線譜の作り方
REAPERで五線譜を作ろうとすると、いったんMIDIファイルに書き出して、五線譜作成ソフトを呼び出して読み込ませて五線譜に。と言う手順が必要なのですが、cakewalkは[表示]の切替に[五線譜]と言うモードがあって一撃でできました。それで面白いから載せてみたわけです。
指定しているトラックのデータを[表示]→[五線譜]で五線譜の形にして、五線譜のすぐ上に小さくある[印刷]と言うタブでPDFに書き出せます。
五線譜と言うのは、かれこれ300年ぐらい重宝されている言語ですね。
ちなみにMIDIファイルから五線譜を作れる無料のソフトと言えばコレ。
MuseScoreです(ダウンロードはこちら)。五線譜からMIDIを作る事も出来ます。
そんなこんなでお粗末様でした。
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